【聖地巡礼】実在する土地が舞台のおすすめ「ご当地アニメ」20選 4ページ目
おすすめご当地アニメその16. 夏色キセキ(静岡県下田市)
テニス部に所属する逢沢夏海。勉強にも運動にも長けている水越紗季。老舗旅館の娘でアイドル好きな花木優香。実家が神社で巫女として家業を手伝う不思議ちゃんの環凛子。いつも一緒に過ごしている中学2年の彼女たち。ずっと続くと思っていた当たり前の毎日に、ひと夏のキセキが舞い降りる!
下田市海中水族館など、市民にはお馴染みの風景も登場する、4人の中学生の“少し不思議"な日常が描かれる舞台は、静岡県下田市。同市を走る路線である伊豆急行と、その親会社である東急グループによって、作品のラッピングトレインの期間限定運行をはじめ、管轄各駅の「オモシロ駅長」のひとりとして、メインキャラである逢沢夏海の「夏色キセキ駅長」としての任命、物語の舞台探訪スタンプラリーから、伊豆急下田駅でのアニメオリジナルグッズの販売などが実施されました。放映当時はもちろん、放映終了後も懸命な各種PR活動が行われている作品です。聖地巡礼すればきっとさらに作品の魅力を発見できるかも!
≪作品概要≫
タイトル名: 夏色キセキ
監督: 水島精二
シリーズ構成: 浦畑達彦
脚本: 浦畑達彦、ほか
キャラクターデザイン: 左(原案)、田中雄一
アニメーション制作: サンライズ
音楽: 虹音、伊藤真澄
放映時期: 2012年4月~2012年6月
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おすすめご当地アニメその17. いなり、こんこん、恋いろは。(京都府 伏見区)
京都伏見に暮らす中学生・伏見いなりは、クラスメイトの丹波橋紅司に片思いをしている、少し内気な女の子。ある日、川で助けた子狐からの恩返しとして、“おいなりさん"こと宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)による手違いから、変身能力を授かってしまい…?
京都府・伏見を舞台に繰り広げられる波乱万丈の恋物語。劇中では、多くの観光客が訪れる伏見稲荷大社と、その周辺の情景を数多く見ることができます。また、登場人物のネーミングが、京都本線や京阪宇治線の駅名に由来していることから、京阪電気鉄道による、キャラクターをあしらったヘッドマークを装着した車両の運行や、各キャラクターの名前になっている各駅での等身大パネルの設置、特製乗車券の販売など、さまざまなキャンペーンが実施されました。さらに今年2015年には、京都府で行われる国勢調査のタイアップキャラクターにも認定! まさに“京都府公認"のご当地アニメと言えるでしょう。
≪作品概要≫
タイトル名: いなり、こんこん、恋いろは。
原作: よしだもろへ
監督: 高橋亨
シリーズ構成: 待田堂子
キャラクターデザイン: 高品有桂
アニメーション制作: プロダクションアイムズ
音楽: 妹尾武
放映時期: 2014年1月~2014年3月
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おすすめご当地アニメその18. あの夏で待ってる(長野県小諸市)
主人公・霧島海人は仲間たちと映画を撮ることを考えている高校生。ある日、8ミリカメラを片手に湖の風景を眺めていると、天空から眩い光が差し込み、突風にさらされて湖に落ちてしまった…。目を覚ますと、なぜか自室のふとんの上。そんな不思議な体験をした当日、海人が通う高校に、赤毛の少女・貴月イチカが転入してくる…。
長野県小諸市の美しい風景と、情緒溢れる街並みを舞台とした、ノスタルジー感溢れる、王道青春ラブコメディー。作中には、懐古園や布引山釈尊寺、浅間山を臨むのどかな田園風景に加えて、佐久平駅や、軽井沢町内など、小諸市内とその周辺の情景が数多く描かれています。
作品放映後の2013年1月には、小諸市や地元観光協会によって「なつまちおもてなしプロジェクト」が発足。同プロジェクト企画による、聖地巡礼するファンとの意見交換会や、市立小諸高原美術館での「あの町でまってる2015展」などが開催されました。
≪作品概要≫
タイトル名: あの夏でまってる
原作: I*Chi*Ka
監督: 長井龍雪
脚本: 黒田洋介
キャラクターデザイン: 羽音たらく(原案)、田中将賀
アニメーション制作: J.C.STAFF
音楽: I've sound、井内舞子
放映時期: 2012年1月~2012年3月
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おすすめご当地アニメその19. クレヨンしんちゃん(埼玉県春日部市)
天真爛漫でいたずら好きな幼稚園児・野原しんのすけが巻き起こす騒動に、周知の大人たちが振り回される日常を描いた国民的ギャグアニメ。
日本はもちろん世界的な認知度を誇る「クレヨンしんちゃん」の野原家は、埼玉県春日部市在住という設定。原作者である故・臼井義人が春日部市在住だったこともあり、市内各所に、しんちゃんのキャラクターを描いた看板などが多数設置されています。作中では「サトーココノカドー(イトーヨーカドー)」や「ババガーデン(ララガーデン)」といった商業施設も登場。実際に「春日部ララガーデン」には、アミューズメント施設「嵐を呼ぶブリブリシネマスタジオ」がオープンし、ここでしか手に入らない限定グッズも大人気。さらに、市のイメージキャラクターとして採用(2003年)されるばかりか、野原家として特別に住民票が交付(2004年)されるという快挙も達成! まさに究極のご当地アニメと言えるでしょう。
≪作品概要≫
タイトル名: クレヨンしんちゃん
原作: 臼井義人
監督: ムトウユージ、ほか
脚本: 阪口和久、ほか
キャラクターデザイン: 小川博司
アニメーション制作: シンエイ動画
音楽: 荒川敏行
放映時期: 1992年4月〜
おすすめご当地アニメその20. メガネブ!(福井県鯖江市)
ヒマラヤ第三工業高校に通う相馬鏡は、メガネをかけた男子高校生。誰よりもメガネを愛し、メガネをかけていることに誇りを持つ鏡が設立した「メガネ部」。そこに集まった仲間たちとともに、異常なまでにメガネに情熱を注ぐ高校生活を描いた青春グラフィティ。
作品の舞台は、“めがねのまち さばえ"というキャッチコピーを持つ福井県鯖江市。鯖江市特産のメガネが重要な物語のモチーフとなっています。劇中でも、鯖江市内の風景が多数登場するだけでなく、“めがねの聖地"と呼ばれる「めがねミュージアム」では、第1話の先行上映会が開催され、主役声優と市長の対談も行われました。
アニメの制作協力に併せて、市役所内にはアニメPR企画業務などを担当する「メガネ部」を設置。さらに放映に先立って、主要登場人物であるメガネ部部員5人を、「さばえブランド大使」に任命するなど、地元自治体の全面協力による“ご当地アニメ"のひとつとして知られています。
≪作品概要≫
タイトル名: メガネブ!
原作: メガネブ! プロジェクト
監督: 山本蒼美
シリーズ構成: 赤尾でこ
キャラクターデザイン: 中嶋敦子
アニメーション制作: スタジオディーン
音楽: 堤博明、大嵜慶子、橋本翔太
放映時期: 2013年10月〜2013年12月
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いかがでしたか? どのアニメも、一度アニメ見ればそこに行きたくなること請け合いです。せっかくの行楽シーズン。ご当地アニメをガイドにして、ふらり聖地巡礼の旅へと出かけてみてはいかがでしょうか?
助川 貴(サイドランチ)