「ゲームがない」「回転寿司は100円だけ」子ども心に「ウチって貧乏なの?」と思ってしまった瞬間7選
子育てにはお金がかかります。それなりの収入を得ていても、なかなか金銭的なゆとりが持てず、なんとか家計を切り盛りしているという家庭は少なくありません。そんな親の「やりくり」の様子を見ていて、子ども心に「ウチって、貧乏なの?」と感じたことはありませんか? 社会人たちに聞いてみました。
■これって、ウチが貧乏だから?
・「誕生日やクリスマスのプレゼントがなかった」(女性/32歳/食品・飲料)
・「ゲームを買ってくれなかった」(男性/30歳/食品・飲料)
・「小遣いが1桁少なかった」(男性/37歳/機械・精密機器)
「プレゼントをあげない」「ゲームは買わない」「小遣いは少額」という教育方針だったのかもしれませんね。
■買えないのかな……
・「母が、おかし作りが好きで、手作りのお菓子しか出てこず、ポテトチップスなどを知らなかったので、買えないのかと思っていた」(女性/28歳/人材派遣・人材紹介)
・「自転車が基本、友人(年上)からのお下がりだった」(男性/37歳/団体・公益法人・官公庁)
筆者も、子どもの間は近所のお兄さん・お姉さんからもらった、お下がりの自転車を使っていました。子どもはどんどん成長しますから、新品を買うのはもったいないですよね。大人になった今なら、それがわかります。
■我が家のルール!
・「回転寿司で一番安いお皿しか取ってはいけなかった」(男性/27歳/情報・IT)
・「100円以上のお菓子は買ってもらえない」(女性/29歳/団体・公益法人・官公庁)
・「一年に数回程度しか、アイスクリームを買ってもらえなかった」(男性/43歳/機械・精密機器)
「子どもたちは一番安い皿」で、両親は200円皿や300円皿を食べていたのかも?
■ほかの家と違う?
・「カルピスがやや薄かった」(女性/24歳/その他)
・「クリスマスにケーキはなく、どら焼きだった」(男性/26歳/農林・水産)
・「よく食卓に出てくる鯵を、鯛と教わって育ったこと」(女性/32歳/金融・証券)
筆者の家でも鯛が食卓にのぼることなんてなかったですが、さすがに鯵を鯛だと偽られることはありませんでした。
■肉と言えば「豚」
・「肉じゃがが豚肉と言ったら、友人が驚いた」(女性/33歳/医療・福祉)
・「すき焼きは、豚肉だった」(女性/47歳/医療・福祉)
・「友だちの家のカレーは牛肉だったのに、自分の家は豚肉だった」(女性/36歳/医療・福祉)
これに関しては、地域によって異なる場合もあるようなので、貧乏かどうかとは関係ないかもしれません。もしかしたら、牛肉よりも高価な豚肉を使っていたかもしれませんしね。
■親の言葉にショック!
・「買ってほしいものを言っても、『じゃあ○○君の家の子になりなさい!』と怒られた」(男性/36歳/機械・精密機器)
・「欲しいものを言ったときに、冗談めかして『うちは貧乏だから』と断られたけど、幼心にはすごい衝撃で、『そうなんだ……』と思っていた」(女性/30歳/団体・公益法人・官公庁)
・「店員に『電池をおまけしろ』と言ったこと」(男性/49歳/情報・IT)
大人の言う「貧乏」と、子どもが思う「貧乏」は、少し意味合いが違うような気がします。
■単なる手抜き……?
・「毎日同じ料理」(男性/29歳/自動車関連)
・「ごはんのおかずが、ふりかけだけだったときがあった」(男性/39歳/情報・IT)
・「土日がいつも焼きそばだった」(女性/27歳/電機)
これはきっと、お母さんがメニューを考えるのをサボりたかっただけだと思います。
大人になると、親が言っていた「お金がない」というセリフのニュアンスがわかってきます。きっと、「貧乏」というほどのことではなく、「ゆとりがない」程度のことだったのでしょう。それでもきっと、いろいろとやりくりしながら子どもを育てるのは大変だったはず。親にあらためて「ありがとう」と伝えたくなりました。
文・OFFICE-SANGA 森川ほしの
調査時期:2015年9月
アンケート:学生の窓口調べ
集計対象数:社会人329人(インターネットログイン式アンケート)