そういえば知らない! 関東・関西でお雑煮が違う理由とは

学生の窓口編集部
2015/12/26
グルメ
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お正月が来れば、毎年当たり前のように食べているお雑煮。日本各地でさまざまな特色があるお雑煮ですが、おおまかに分けると、特に関東と関西では、餅の形や味付けなどで大きく異なります。なぜこのように違っているのでしょうか?

■お雑煮を食べる理由とは?

それにしても、お正月三が日にはなぜお雑煮を食べるのでしょうか。始まりには諸説あって、確かではありませんが、室町時代の武家社会では、本膳料理の最初に酒の肴として雑煮が食べられていたようです。最初に食べるという意味で縁起のよい雑煮、それを「ハレの日」であるお正月に食べるようになったのですね。また、餅は農耕民族にとって「ハレ」の食べ物であり、丸い形から円満という意味合いがあります。その餅を年神さまにお供えし、年の始めにいただくことで、神さまの恩恵があると考えられたのです。

■角餅の関東、丸餅の関西

全国で違いのあるお雑煮ですが、餅の形に注目すると、関東では角餅、関西では丸餅を使用、と分かれます。一説では、関ヶ原の戦いで、岐阜県の関ヶ原を境界に東西に分かれた、ということですが、現在では、糸魚川静岡構造線が境になっています。もともとは縁起ものでおめでたい丸餅を使用していました。では、なぜ角餅を使用するようになった地域があるのでしょうか。1つずつ手でまるめていく丸餅に比較して、切り分けていく角餅は1度に多く作れます。お雑煮が広まっていった江戸時代、人口の多かった関東では、早く作れる角餅が浸透していったと言われています。

■すましの関東、みそ味の関西

味付けで見ると、塩やしょうゆを使う地方、白みそ、赤みそを使う地方とあります。関西では白みそを使い、近畿地方をのぞく西日本や関東ではすましの味つけにしています。甘いものが希少であった時代、公家社会を中心とする京都では、甘いものに分類される白みそでの味付けを好んだようです。一方で、勝敗が大きな意味を持つ武士の社会では、失敗するという意味の「みそをつける」ことを避けたという説があります。京都の文化、関東の文化が、それぞれ各地に影響していったのですね。

■各地のお雑煮

・岩手県のお雑煮は、大根、にんじん、ごぼうの具にすまし汁、と一見普通ですが、餅を食べるときにすり潰したクルミの甘いたれにつけて食べます。

・奈良県では、大根、にんじん、里芋、豆腐の具、味はすましの場合と白みその場合があります。餅を砂糖ときな粉につけながら食べます。

・広島は牡蠣でとっただしをすまし汁仕立てにし、青菜を加えます。

・長崎ではかつおぶしやアゴダシなどでだしをとり、白菜、こんにゃく、里芋、ごぼうなど多種類の具を入れるほか、塩ブリを入れます。すまし味に仕上げます。

・香川県のお雑煮は、大根、にんじんを具に、白みそ仕立てにしたところへ餡餅を入れます。

各地の特産品を使ったり、「ハレの日」ならではの甘い食材を使ったり、さまざまなお雑煮があるものですね。歴史や由来について思いを馳せながら、出身地の違う人と、お雑煮について語ってみるのも面白いかもしれません。

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