教科書持ち込み可でも楽じゃない!? 最近の大学生の試験事情とは
大学生の受ける講義では、講義の最後のコマや試験実施期間に試験が行われます。担当教授によっては資料の持ち込みも許可されている場合も多いですが、持ち込み可の講義でも少々事情が複雑な場合が多いようです。その試験事情の一部をご紹介しましょう
■持ち込み可となっている講義は楽ではない?
大学の講義では、試験の際に教科書やノートの持ち込みを認めている場合がありますが、この場合、注意しなければならないことがいくつかあります。事前に試験の傾向を把握できれば良いのですが、場合によっては試験の難易度がかなり高くなることもあり、そう簡単に単位を取れるものでもなくなりつつあるようです。講義をしっかり受けていれば簡単に単位が取れるものもあれば、逆に教えていない範囲から出題するパターンもあり、その傾向は担当教授によってそれぞれ異なっています。ここ最近の傾向からは、持ち込み可の試験の難易度も上昇傾向にあり、そのまま写せば終わりという試験は少なくなっていると言われているのです。
■持ち込み可の試験では横断的な範囲から出題される
持ち込みが不可の試験では、暗記系の試験が主なものですが、持ち込みが許されている試験では、論述式の試験が行われます。そのため出題されたテーマに対して、自身の考えや意見をまとめる形の答案作成となるケースがほとんどです。要点などは講義の時間の中で教えてもらえることもあり、真面目に出席していれば、ほぼ合格点が取れる内容になっているケースも多くあります。一方で、持ち込んだものだけでは回答を作成することが困難な状況もあるといい、この場合は講義で勉強した事以外にも自主的な勉強をどれだけ積んだかが問われるのです。
■なんでも持ち込み可という条件下で持ち込まれたすごいもの
ある大学のドイツ語の試験で、持ち込み可と言われてドイツ人の友人を持ち込んだという話は有名です。担当教授は裏をかく事態に感服し、そのまま受験を認めたといいます。この他にも
・彼氏を一緒に連れ込もうとして止められた
・パソコン持ち込み不可と言われたが、Macのみ持ち込み不可でWindowsやLinuxは認められた
など、自由な発想のもとで持ち込みが行われたケースがありました。また、試験当日の遅刻に対しての言い訳について、個人の事情は持ち込むなと突っ込まれたというエピソードもあったそうです。楽をして試験をパスしたいという思いからの発想が多いですが、単位を落とすと大変なので学生側の必死さが伺えます。
教科書やノートの持ち込みを許可している試験では、難易度がそれなりに高くなるケースがあるということで、今では講義を受けたことのある先輩からの情報が重要になってきます。この先生の授業は楽だ、この先生の講義はきちんと受けていないと試験がパスできないなど、大学生の試験事情は情報戦略の側面もあるのです。
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