「ヒャアーッ!」「ヒャァ~ハハ」も! 北斗の拳のザコ敵の「ヒャッハー!」って何回出てきた?
今なお高い人気を誇る『北斗の拳』。この作品の魅力の一つが、敵キャラの特徴的な叫び声や断末魔です。特にザコ敵が興奮して上げる「ヒャッハー!」という言葉は、他の作品でもパロディーで使われたりする有名なもの。ではこの言葉は原作でいったい何回使われたのでしょうか?
■ヒャッハーが広まったのはパチスロの影響?
原作コミック全27巻を確認したところ、なんと「ヒャッハー!」という表記のせりふは確認できず。なんと原作に登場したことは一度もないのです。原作で見ることのできる似たせりふは、
・ヒャハ
・ヒャッハッハッ
・ヒャアーッ!
・ヒャッハハ
・ヒャッホー~!!
・イヤッホーッ!!
・ホホホーッ!!
・ヒャァ~ハハ
など。「惜しい!」という表記はありますが、おなじみの「ヒャッハー」という表記ではないのです。
ではなぜ「ヒャッハー」が独り歩きしたのかというと、これは2000年代前半にリリースされた人気パチスロ機「パチスロ 北斗の拳」に起因するとの考察があります。この機種の演出の一つに、ザコ敵が「ヒャッハー!ここは通さねえぜ」と言いながら登場するものがあります。この演出は登場頻度が高く、また印象的なため多くの人が覚えており、それにより「ヒャッハー」も独り歩きしたのだと考えられています。
その後、「ヒャッハー」はネット上でも北斗の拳のザコ敵の登場せりふとして定着し、北斗の拳のパロディー作品でも使用されるようになりました。