理由はわからないけど心に残る! なぜか気になる四字熟語「五里霧中はゴリラをイメージしちゃう」
四字熟語とは、一般的には故事や仏典に基づくものを指しますね。中には、ただ字を読んだだけでは意味がわかりづらいものも多いのでは? よく耳にはするけれど、正確な意味はわかっていない、というものもありますよね。それなのに、なぜか気になってしまう四字熟語を読者に聞いてみました。
■よく耳にしますが……
・「一期一会(いちごいちえ)。ちょこちょこ会うのかな?」(女性/37歳/金属・鉄鋼・化学)
一学期に一度会う……という意味じゃありません。「一期」は一生のことですから、ちょこちょこ会うわけではなく、むしろ逆。一生に一度限りのことです。
■ウッホウッホ?
・「五里霧中(ごりむちゅう)。言葉の音が好きだが、ゴリラに夢中しかイメージがない」(女性/28歳/運輸・倉庫)
ムチュウは「夢中」ではなく、「霧の中」という意味ですね。ちなみに「里」は距離を表す単位で、一里は約3.9kmに相当します。
■なんと造語!
・「喧々諤々(けんけんがくがく)。意味はよくわからないけど、語呂が良い感じなので」(女性/28歳/印刷・紙パルプ)
これは「喧々囂々(けんけんごうごう)」と「侃々諤々(かんかんがくがく)」という別々の言葉が混ざった誤った表現なのだそう。
■読めても書けません
・「魑魅魍魎(ちみもうりょう)。不気味な感じが好き」(女性/33歳/医療・福祉)
なんと、全部が鬼偏! ということは、旁(つくり)だけ覚えればいいわけだから、意外と書けるようになるかも?
■今を大事に
・「老少不定(ろうしょうふじょう)。言われたから」(男性/30歳/食品・飲料)
あまり耳にしない言葉ですが、人の生死は若さや老いだけでは予想できないという意味だそう。勉強になりました。
■傍から見ていると……
・「岡目八目(おかめはちもく)。ぎょろぎょろ見られている感じが出ていて気持ち悪い」(女性/24歳/団体・公益法人・官公庁)
そう言われると、「岡」という字も顔っぽいですよね。そんなキャラがあったような?