プレゼンが格段に上手になる「導入」テクニックとは
大学生は、コンテスト、就活、ゼミなど、プレゼンをする機会は意外と多いもの。プレゼンが簡単に上手になりたいのであれば、「導入」を極めることです。導入とは、プレゼンをスタートさせる最初の部分のことです。今回は、使えるプレゼンの導入部分のテクニックを解説していきます。
■1、プレゼンのテーマ(趣旨)を一言述べる
まずは今回何を伝えるのか、テーマ(趣旨)を一言で伝えましょう。
「本日、私がプレゼンするテーマは○○の△△についてです!」
一言でより具体的でイメージしすい伝え方を心がけましょう。
例えば、「モテる方法」というテーマよりも、「大学生男子がモテるための3つの方法」というテーマのほうが具体的ですよね。また、「なぜ、モテない大学生男子とモテる大学生男子がはっきり分かれてしまうのか?」というように、「なぜ」という切り口でテーマを伝えると、プレゼンを聞く側も、「なぜなんだろう?」と考えを膨らませ、これからのプレゼンに入り込みやすくなります。
■2、どんなターゲットに向けたものかを明確にする
プレゼンを伝えるターゲットを明確にし、そのターゲットにどんなメッセージを込めているのかを伝えましょう。「大学に入って恋人ができずに恋愛に悩んでいる男子学生のために」のようにターゲットを打ち出せれば、プレゼンはかなり聞きやすくなります。ターゲットを定めていない場合は、「モテたくてしょうがない人には最適です」のように、どんな人にこのプレゼンが最適なのかを伝えるとより聞き手が入り込みやすくなります。
■3、プレゼンを通して得られる明るい未来を伝える
プレゼンを通して、現在地点よりも自分自身に良い影響を与えてくれることがわかれば、聞き手はプレゼンに対してより深く入り込んでいきます。「3カ月後には友だちが増え、交友関係が広がり、そこから発展し、より素敵な異性と出会い、結果的には恋人にできるようになります」という具合です。また、「そうなれば、どうですか?」というふうに問いを入れれば、聞き手が未来を想像するきっかけを与えることができます。
■4、プレゼンの聞き方を伝える
プレゼンを聞く切り口を伝えましょう。例えば「過去の自分自身の恋愛の失敗経験と比較しながら聞いてみて下さい」というような具合です。プレゼンを聞く切り口を1つ提案すれば、聞き手は自分自身で新たな切り口を探すようになり、プレゼンが聞き手の身になるものになります。
■5、一言は短く、気持ちを込める
なるべく一言を短くして、リズムよく話していきましょう。そして、大事なのは気持ちを込めることです。身振り手振りを入れて、抑揚をつけることを心がけましょう。
以上、大学生なら知っておきたいシンプルに伝わるプレゼン法でしたが、いかがでしたか?プレゼンの長さにもよりますが、プレゼンの時間が長ければ長いほど、導入で今回説明した5つのポイントをはっきり伝えることが大切になります。
ぜひ、プレゼンをする機会があったときには、取り入れてみて下さい。
谷洋二郎
著書『爆笑ピクト-5秒で読めるおもしろ雑貨的イラスト』『アイノコトバ』『確実に稼げるLINEスタンプ 副業入門』。多くの専門家との取材を通し、自己啓発、心理学、恋愛術などの幅広い分野に精通している。