悪いヤツを正義のヒーローがやっつける。そんなストーリーはスカッとしますし、ヒーローを応援したくなりますよね。ただ、こういった物語も、魅力的な悪役がいないと成立しません。中には、悪役が主人公を完全に食ってしまう……なんてケースも。そこで今回は、「主役よりカッコイイ！」と社会人たちが感じたキャラクターを紹介します。

■カッコイイ悪役と言えば、やはりこの人？

・「ガンダムのシャア。こっちが主人公と言う人もいる」（男性／31歳／電機）

・「作品中、誰が見てもシャアが一番ルックスがいいと思う」（女性／49歳／その他）

・「ガンダムのシャア。赤いのに乗っているから」（男性／36歳／情報・IT）

「機動戦士ガンダム」シリーズに登場する「赤い彗星」ことシャア・アズナブル。「ガンダムと言えばシャア！」という人も多いのでは？

■敵ながらアッパレ！

・「『ドラゴンボール』のベジータ。悟空よりも人間味があって、家族思いなところがかっこいい」（男性／32歳／機械・精密機器）

・「セル。完全体になったときの容姿が、かなり男前」（女性／32歳／ソフトウェア）

・「フリーザ。姿も声も魅力的で、名悪役だったと思う」（男性／30歳／学校・教育関連）

「ドラゴンボール」にも、たくさんの名悪役が登場します。戦闘力もプライドも高いキャラクターは、悪役であっても魅力的です。

■主人公の前に立ちはだかる強敵

・「『北斗の拳』ラオウ。存在感が違う」（女性／27歳／医療・福祉）

・「『北斗の拳』のサウザー。『退かぬ！　媚びぬ省みぬ!!』」（男性／37歳／機械・精密機器）

「北斗の拳」に登場する敵キャラは、それぞれ何かしらの悲しみや苦しみを抱えているんですよね……。

■頭脳派で頑張り屋さん！

・「アンパンマンのバイキンマン。いつもいろいろ開発していて、賢いと思う」（女性／36歳／ソフトウェア）

・「バイキンマン。何度負けてもくじけない」（女性／24歳／食品・飲料）

バイキンマンはあの手この手でアンパンマンをやっつけようとするのですが……。結果はみなさんご存じの通り。それでもあきらめないバイキンマン。悪役ですが、見習うべき部分もありそうです。

■なんだか応援したくなるヤツら

・「『ヤッターマン』シリーズの三人組。報われない立場だが、ある意味で常に前向きなので」（男性／35歳／金属・鉄鋼・化学）

・「ドロンジョ様。ヤッターマン側は、影が薄いし、まったく努力が見られない」（女性／33歳／金融・証券）

「ドロンボー一味」は、ドロンジョ・ボヤッキー・トンズラーの三人組。こちらも、バイキンマンと同様に、毎回何かを仕掛けては返り討ちに合う役どころですね。ドロンジョ様のお色気シーンも見どころの一つ。

■その生きざまに惚れた！

・「るろ剣の志々雄真実。悪を貫いて、剣心に『勝ち逃げ』した壮絶な最期が鮮烈」（男性／30歳／人材派遣・人材紹介）

・「『鋼の錬金術師』のキンブリー。極悪人だけど、生きざまが格好良い存在だった。自分に納得できないことは絶対にしない生き方が最高」（男性／44歳／情報・IT）

悪役には悪役なりの信念があり、それを貫こうとする姿には心を打たれます。

■イケメンも悪役に？

・「『スラムダンク』のルワカ君。『ハンサム＆実力』がカッコいい」（女性／37歳／金属・鉄鋼・化学）

・「『花より男子』の花沢類。道明寺司よりいい男だと思うから」（女性／31歳／自動車関連）

「スラムダンク」の流川は主人公のチームメイトですが、恋のライバルという意味では悪役と言えるかも。流川も花沢類も、なんだかつかみどころのない性格ですね。そのあたりが女子人気の理由でしょうか？

■鮮やかな手口がカッコイイ！

・「『名探偵コナン』の怪盗キッド。主役のコナンよりお洒落に見えるし、活躍も派手」（男性／31歳／機械・精密機器）

怪盗キッドは、「名探偵コナン」ではコナンのライバル的存在として登場しますが、実は「まじっく快斗」では主人公。2つの作品で活躍するという、すごいキャラです。

こうしてあらためて考えてみると、悪役には魅力的なキャラクターがたくさんいますね。現実の世界なら、物語の主人公は自分自身。ときには「敵」や「悪役」と出会ってしまうこともありますが、アニメ・マンガの世界と同様に、じっくりその人を見てみては？　魅力を発見できるかもしれません。

文・OFFICE-SANGA 森川ほしの

調査時期：2015年6月

アンケート：フレッシャーズ調べ

集計対象数：社会人310人（インターネットログイン式アンケート）