ウェディングプランナーに聞く、「披露宴で人気の演出法」

更新:2017/06/08

社会人ライフ

■ファーストバイトならぬラストバイト

「披露宴ではケーキ入刀のあと、お互いにケーキを食べさせる『ファーストバイト』が定番ですよね。あれは新郎から新婦へ『これから食べ物には不自由させないよ』、新婦から新郎へは『健康管理をしっかりして、おいしいご飯を食べさせます』というメッセージが込められているもの。最近ではこれに関連して、お母さんにケーキを食べさせてもらう『ラストバイト』というものがあります。『これまで育ててくれて、おいしいご飯をいっぱい食べさせてくれてありがとう』の意味をこめて」

私はこれまでたくさん迷惑をかけてきたから、感謝の気持ちと寂しさとで、ケーキがしょっぱい涙の味になりそうです……。

■手紙やメッセージによる、オリジナルの演出

「ほかにも相手に内緒で用意するような、手作りの演出も増えています。例えば、あるカップルは新婦のおばあさまが入院されていて、式に出席してもらうことができませんでした。そこで、事前におばあさまのところに会いに行った新郎が、ビデオレターを撮影してスクリーンで上映するというサプライズがありました。会場にいるすべての方が感無量の涙で、家族の大切さや愛を確認されたようでした」

いい旦那さん……! なんて素敵なエピソードでしょう。思い浮かべるだけで、涙腺がゆるみます。

■ひとことアドバイス

「お金をかけなくたって、心のこもった演出ができれば深く思い出に刻まれるものです。結婚を考えている方は、大切な人たちに心から笑顔になってもらえるような、世界にひとつだけのオリジナルウェディングを挙げてみてはいかがでしょうか」

人生至上最大の結婚式というイベントを、自分の大好きな人たちに笑顔で祝ってもらうというのが真の至福ですね。話を聞いているうちに、なんだか私も結婚式を挙げたくなってきました。そのときにはどんなサプライズをしようかな〜……なんて、まだまだ先のことになりそうですが。

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