2019年12月26日 更新

一人暮らしにおすすめの間取り4選とレイアウトのポイント

部屋の間取りはワンルーム(1R)や1K、1DKなどいろいろとありますが、どう違うのか知っていますか? また、一人暮らしをするならどんな間取りが最適なのでしょうか。間取りとは何かという基礎的なことから、おすすめの間取り、一人暮らしの部屋を快適にするレイアウトまでご紹介します。

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物件探しで気になるのは「間取り!」

一人暮らしで物件を探すとき、場所や設備はもちろんですが、やっぱり「間取り」が気になりますよね。間取りとは、建物のなかの部屋の配置のこと。たとえば同じ「6畳」の部屋でも、間取りによっては広かったり狭かったりということがあります。一人暮らしの物件でよくある間取りについて知っておきましょう。

間取り別の特徴&レイアウトのポイントを知っておこう!

一人暮らしの部屋で、よくある間取りにはどんな特徴があるの?

間取りは1Rや2LDKのように、数字とアルファベットを組み合わせて表されることが多いです。数字が表すのは部屋の数ですが、アルファベットが表しているのは何か知っていますか?
  • R……ルーム(Room)
  • K……キッチン(Kitchen)
  • D……ダイニング(Dining)
  • L……リビング(Living)
一人暮らしの間取りでよくある1Rと1Kですが、その違いは部屋とキッチンを分ける仕切りがあるかどうか、ということです。同じ6畳だとしても、1Rの場合は6畳にキッチンを含んでいて、1Kの場合は6畳の部屋のほかにキッチンがあるということになります。
DKは「ダイニングキッチン」で食事をする部屋とキッチンを指し、LDKは「リビングダイニングキッチン」でダイニングキッチンに居間が増えます。

ワンルーム(1R)

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いちばんコンパクトな間取りなのがワンルーム(1R)。その名のとおり、1つの部屋にキッチンや浴室などがすべて配置されています。狭いことで人気はいまいちのようですが、一人暮らしの部屋にはよくある間取りで、家賃も安め。部屋のなかであまり移動せずになんでもできるというメリットがありあすが、料理のにおいが部屋にこもりやすかったり、玄関からすぐ部屋なので温度の調整が難しかったりというデメリットもあります。

ワンルームのレイアウトは広く見える工夫を!

ワンルームはコンパクトな間取りなので、狭いということを前提に意識して空間を作るようにレイアウトするのがポイントです。選ぶ家具は収納付きベッドや鏡付きのクローゼットなどの多機能家具を使うと場所をとらないのでおすすめ。鏡は部屋を広く見せてくれる効果もあるので活用しましょう。

1K

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「K」とはキッチンのことで、1Kには居住する部屋の他にキッチンルームがあります。また、キッチンと部屋の間に仕切りがついた間取りなので、宅配業者が玄関に来ても、部屋の様子が丸見えにならないのがメリットですね。ワンルームと比べて家賃は少し高くなる傾向はありますが、一人暮らしでは最もポピュラーな部屋といってもいいでしょう。

1Kのレイアウトは家具の場所に工夫を!

ベッドやローテーブル、TVボードなどはなるべくまとめてレイアウトして、できるだけ「何も置いていない」スペースをつくることが、1Kの部屋を広く使うコツです。
また、1Kの場合はキッチンの広さに幅があります。キッチンがあまり広くない場合は、冷蔵庫や食器棚をリビングに置くケースもあるでしょう。背の高い家具は部屋の奥のほうに置くと狭く感じてしまうので、部屋に入ったときに目に入りにくい入口あたりに置くといいですよ。

1DK

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1DKになると、居住する部屋の他におよそ4.5~8畳くらいの広いダイニングキッチンルームがある間取りです。キッチンに食事スペースを設けられる広さなので、ダイニングテーブルセットを置くことも可能でしょう。たいてい家に来た人が初めに見ることになるのがダイニングキッチンなので、ここさえ片付いていればきれいに見えるというメリットも。一人暮らしでも部屋に広さがほしい、寝るところと食べるところを分けたいという人におすすめです。

1DKはレイアウト次第で広々ワンルームにも

1DKはキッチンのスペースが広く、食事スペースと寝室を分けられます。寝室に仕切りになるような家具を置けば、くつろぐスペースとベッドルームを分けるレイアウトもできそう。DKが狭いタイプなら、部屋とDKをつないでいる扉を開けておいて、大きなワンルームとして使うのもいいでしょう。無理にテーブルセットを置くと動線が悪くなることがあるので、カウンターやコーナー部分をうまく利用してみてくださいね。

1LDK

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1LDKになると、居住する部屋のほかに広さが8畳以上のリビングダイニングキッチンがあります。ダイニングテーブルセットのほかに、ソファなどの家具も置けるかもしれませんね。1LDKほどの広さがあると二人暮らしで住む人も多く、一人暮らしの物件としてはかなり豪華で、家賃も高くなります。

1LDKはゆったりくつろぐスペースが作れる

食事スペースとくつろぐスペースが一体化しているのがリビングダイニングなので、一日の大半を過ごすことになるでしょう。広いからといって、ダイニングテーブルもソファもローテーブルも、と家具を置きすぎてしまうと生活しにくくなってしまいます。快適に使うためには、こちらも動線を意識して必要な家具だけを置きたいですね。
ソファを置く場合は、キッチンに背を向けるようにレイアウトすると、生活感が気にならなくなります。リビングとダイニングキッチンの間に、仕切りになるようなサイドボードやキャビネットを置いて、空間を分けてしまうのもゆったりくつろげる空間が作れておすすめです。

まとめ

間取りにはそれぞれ特徴があります。間取り図をながめながら、どう家具をレイアウトするか考えるのも楽しいですよね。自分の予算や希望の暮らしに合わせて、ぴったりの間取りの部屋を探してくださいね。
監修・小島真子
(株)ラフスタイル代表取締役・インテリアコーディネーター
https://www.laugh-style.jp/ 法人、個人問わずサロン、オフィス、社員寮、ホテルなどのインテリアデザイン及びコーディネートを中心に、インテリア関連のセミナー講師や、執筆活動、コンサルティング、企画、またメディア協力でも活動中。
※掲載の価格、商品スペック等は掲載時の情報です。

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