2019年04月10日 更新

収納下手でドライヤーの寿命を縮めてない? 見落としがちな収納のポイント

ドライヤーは毎日使うからこそ、そのつど収納するのが面倒なアイテムで、大学生の一人暮らしでは、ついついリビングや洗面所に出しっぱなし、ということもあるかもしれません。インテリアの邪魔にならないような収納を心がけたい人に、ぜひ試してほしい収納方法をご紹介します。フックなどを使った簡単な作業で、ドライヤーやヘアアイロンを正しく収納して長く使いましょう。

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ドライヤー収納の基本

コードを伸ばして収納する

ドライヤーをしまうときにやりがちなのが、本体にコードをグルグルに巻き付けてしまうことです。
しかし、これはコードの断線につながり、寿命を縮めるばかりかあっという間に故障してしまう原因の1つとされています。コードを本体にきつく巻き付けることでコードの内部はもちろん、コードと本体の付け根に負荷がかかり、さらにはねじれたまま巻き付けることで断線しやすくなります。

断線を防ぎ長く使うためにも、コードを伸ばしたまま、もしくはゆるめにまとめて収納するのが理想的です。

湿気のない場所に収納する

ドライヤーやヘアアイロンのような小型家電は、大型家電と比べて湿気対策がおろそかになりがちです。ですが、ドライヤーも立派な電化製品。
水気や湿気が多い場所で使用すると、感電やショートの恐れがあります。直接水がかからないよう注意することはもちろん、鏡が曇るような湿気が残る洗面所に収納するときは、十分に換気を行いましょう。

シャンプー直後にブローするときは、髪の水分をしっかりタオルドライをしてから行うと乾きも早くなり、ドライヤーに水滴がつくのを防げます。

熱を冷ましてから収納する

使用直後のドライヤー本体は非常に熱くなっており、置く場所によっては危険を伴います。そんなとき便利なのが冷風機能。
ブロー直後に冷風を2、3分使うことで、本体を早く冷ますことができます。しかも、温風の後に冷風でブローすれば、髪に艶が出てしっとりまとまりやすくもなります。

分け目やカールをキープしたいときにも、温風の後に冷風を数十秒あてるだけでスタイルの維持に役立つため、いつも冷風で終えるようにするのがおすすめです。
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取り出しやすい場所に収納する

毎日使うドライヤーは、気軽に出し入れできる場所に収納するのがポイントです。ドライヤーのような頻繁に使う家電は、出しやすく、簡単にしまえる収納を心がけましょう。
高い場所や腰をかがめて手を伸ばすような場所に置いてしまうと収納も面倒になり、いずれは出しっぱなしということにもなりかねません。

簡単に取り出せて、しかも目につかないよう収納すれば、ドライヤーがインテリアの邪魔にならず、生活感のない空間が得られます。

ドライヤーの収納場所を考えよう

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洗面所の壁にかける

ドライヤーは一般的に洗面所で使うことが多い家電ですが、中にはリビングで使う人もいるでしょう。おすすめなのは壁にかけることです。
かけることでコードにも負担をかけず、長く使えます。多くのドライヤーには本体の付け根に吊るしてかけられるように穴が開いており、壁にフック型のピンを1つ刺せば簡単に吊るせ、一緒にヘアアイロンなどもかけることができます。
洗面所に棚がある場合、S字のフックがあればひっかけてもいいですね。

どちらにしても壁掛けで収納すれば、手軽でコードにも負担をかけず長く使えます。簡単な作業で、家にあるもので無料でできる可能性もあります。


ドライヤーホルダーを使う

ドライヤーホルダーは、壁などに設置してドライヤー本体をスポッと刺して収納できる優れもの。ヘアアイロンやブラシにも使えて、美容室でもワゴンに取り付けられていることがあります。
これなら、使用後にさっと収納が完了し、コードを巻いたり冷めたりするのを待つ手間がなくなります。

ドライヤー専用のホルダーということで見た目も生活感がなく、毎日定位置にあるので使いやすさ抜群です。


洗面下の収納にしまう

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洗面下の収納場所は配管が通っていて狭いため、縦の空間を活かしてドライヤーを収納しましょう。

活躍するアイテムは、突っ張り棒やS字フック、吸盤付のフックなどが便利です。
突っ張り棒を横向きに上のほうに取り付け、S字フックをかければ作業は終了。吸盤付のフックも壁面上部に取り付けておけば、洗面下収納を開けるだけでドライヤーが簡単に出し入れできます。
ただ、使うたびに洗面台下の扉を開けて、フックにかけて戻すのは少し面倒になるかもしれません。生活感を出したくない人にはおすすめの方法です。


ケースに入れて定位置に置く

ドライヤーを入れるのに便利なアイテムといえば、プラスチックケースやワイヤーバスケットです。
ドライヤーに吊るすための穴がない場合はプラスチックケースやワイヤーバスケットに入れて洗面下収納や棚、洗濯機ラックの手に取りやすい場所へ。

半透明のプラスチックケースなら、リビングにある棚のような目につくところに置いてもインテリアの邪魔になりません。ワイヤーバスケットに入れると見せる収納にもなります。
一緒に使うヘアアイロンやクシなどが入るくらいの少し大きめのケースを用意すれば、忙しいときの支度もラクに、スッキリ収納でき、これだけで部屋が片付いた印象になります。

まとめ

大学生の一人暮らしでは、ドライヤーなどの生活家電が置きっぱなしになっても「まあ、いいか」で済ませがちです。しかし、突然友達や家族が来たらお互いにちょっと気になるもの。
毎日使うものだからこそ、戻しやすい場所を決めて収納することで、続けやすくなります。
監修:奥田 明子
整理収納コンサルタント
整理収納コンサルタント。家事整理考案者。外資系ブランドに約10年勤務。 娘が1歳の時に復職したが、忙しさから部屋が散らかることや家事ができないことにストレスを抱える。 2012年に整理収納アドバイザー2級認定講座を受講し、整理の素晴らしさに目覚め、整理収納アドバイザーを目指す。 現在は、資格講座やセミナー、コラム執筆、整理収納サポートなど精力的に活動中。 https://okudaakiko.com/
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