目次
湯垢と水垢の違いと掃除の仕方を知ろう
性質が異なる湯垢と水垢は、それぞれ反対の性質を持つ洗剤で中和して落としましょう。
湯垢は酸性のため重曹で落とす
湯垢は、水道水に含まれるマグネシウムと石鹸や皮脂などの成分が化合したもので、お風呂場特有のぬるぬるとした汚れのことを差します。
酸性の汚れなので、アルカリ性の重曹が効果的。粉末の重曹をスポンジに付けてこすりましょう。また、重曹水スプレーを吹きかけてしばらく置いてからこすってもきれいに落とせます。
酸性の汚れなので、アルカリ性の重曹が効果的。粉末の重曹をスポンジに付けてこすりましょう。また、重曹水スプレーを吹きかけてしばらく置いてからこすってもきれいに落とせます。
水垢はアルカリ性のためクエン酸で落とす
水垢は、水道水に含まれる炭酸カルシウムなどのミネラル分の塊で、白いうろこのような模様の汚れ。お風呂場以外にも、洗面台や、キッチンシンクなどにもよく見られます。
アルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸が効果的。重曹と同じく、粉末のままでもクエン酸水を作ってスプレーしてもきれいに落とすことができます。
アルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸が効果的。重曹と同じく、粉末のままでもクエン酸水を作ってスプレーしてもきれいに落とすことができます。
湯垢と水垢が混在するお風呂場は重曹とクエン酸ですっきり
クエン酸と重曹の両方使えば、湯垢も水垢も落とせます。
クエン酸スプレーは、空のスプレーボトルに200ミリリットルの水と小さじ1杯のクエン酸を入れて混ぜれば完成。水垢にはクエン酸スプレーを吹きかけ、キッチンぺーパーやラップでパックしてからスポンジなどでこするとよいでしょう。
湯垢には重曹を研磨剤にして使うのも有効。重曹粉末にクエン酸をスプレーすると、発泡作用が起こり汚れを落とせるので、しつこい汚れやどちらの汚れか分からない場合は、こうした方法も有効です。
クエン酸スプレーは、空のスプレーボトルに200ミリリットルの水と小さじ1杯のクエン酸を入れて混ぜれば完成。水垢にはクエン酸スプレーを吹きかけ、キッチンぺーパーやラップでパックしてからスポンジなどでこするとよいでしょう。
湯垢には重曹を研磨剤にして使うのも有効。重曹粉末にクエン酸をスプレーすると、発泡作用が起こり汚れを落とせるので、しつこい汚れやどちらの汚れか分からない場合は、こうした方法も有効です。
クエン酸と重曹でコーヒーメーカーもきれいに洗浄
重曹とクエン酸があれば、コーヒーメーカーの汚れも落とせます。おいしいコーヒーを淹れるためにも、ぜひ試してみてください。
コーヒーメーカー内部にも汚れが溜まる
コーヒーメーカーの内部は、1カ月に1回程度お掃除するのが理想的。手入れを怠ると汚れが溜まって、コーヒーの味にも影響が出てしまいます。
水垢汚れはクエン酸・コーヒーや茶渋汚れは重曹で
コーヒーメーカーのタンクやパイプの水垢にはクエン酸が効きます。
タンクにクエン酸水を入れ、コーヒー豆を入れずに抽出します。クエン酸水の分量は、コーヒー1杯分の水に対し1グラム割合のクエン酸を混ぜるくらいが良いでしょう。タンクの目盛りいっぱいに入れて、出し終わったら、きれいな水で2、3回抽出します。
本体やサーバーに付いたコーヒーの油分や茶渋汚れは、重曹で落とします。水100ミリリットルに対し小さじ1の重曹を入れて溶かした重曹水を、布巾などに浸して固く絞ります。これでドリッパーの周りなど、汚れが目立つ部分を拭きましょう。
拭きにくい隅の部分などは歯ブラシが便利です。パーツが取り外せるものは重曹水に漬け置きしておくのもおすすめです。
タンクにクエン酸水を入れ、コーヒー豆を入れずに抽出します。クエン酸水の分量は、コーヒー1杯分の水に対し1グラム割合のクエン酸を混ぜるくらいが良いでしょう。タンクの目盛りいっぱいに入れて、出し終わったら、きれいな水で2、3回抽出します。
本体やサーバーに付いたコーヒーの油分や茶渋汚れは、重曹で落とします。水100ミリリットルに対し小さじ1の重曹を入れて溶かした重曹水を、布巾などに浸して固く絞ります。これでドリッパーの周りなど、汚れが目立つ部分を拭きましょう。
拭きにくい隅の部分などは歯ブラシが便利です。パーツが取り外せるものは重曹水に漬け置きしておくのもおすすめです。
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湯垢・水垢の予防法
湯垢や水垢は、こびりつくと厄介です。できればこまめに掃除して予防を心がけましょう。
汚れが蓄積する前にこまめに掃除
お風呂場には、毎日使う度に水や石鹸カスなどが広範囲にわたり飛び散ります。これを放置すると蓄積して湯垢や水垢になってしまうので、最後にシャワーで壁や床を軽く流しておきましょう。
お風呂場以外のキッチンのシンクなども、毎日とはいかなくても1週間に1回は洗剤を使って掃除するのがおすすめです。
お風呂場以外のキッチンのシンクなども、毎日とはいかなくても1週間に1回は洗剤を使って掃除するのがおすすめです。
鏡やシンクは水滴が残らないように拭き取る
お風呂場の鏡やシンクなどは水垢ができやすい場所ですが、この主な原因は残った水滴です。
水道水に含まれるミネラル分が石灰化して水垢になる前に、付いた水滴はできる限り拭き取っておくと効果的に予防できます。最初は少し面倒ですが、10日ほど続ければ習慣になります。
水道水に含まれるミネラル分が石灰化して水垢になる前に、付いた水滴はできる限り拭き取っておくと効果的に予防できます。最初は少し面倒ですが、10日ほど続ければ習慣になります。
まとめ
一人暮らしを始めて間もない頃は、お風呂場も浴槽もシンクもすべてがきれいな状態ですが、ピカピカに保つのは大変です。付いてしまっている湯垢や水垢があれば一度しっかりお掃除し、これからはこまめなお掃除を心がけましょう。
監修:高橋敬子
日本ハウスクリーニング協会 講師/
NPO法人日本ハウスクリーニング協会理事/一般社団法人日本家事代行協会理事長/一般社団法人日本整理収納協会理事/株式会社ピュアレディス・ライフ代表取締役
主婦が培ったスキルを活かしイキイキ輝く
女性の働く支援と働く場の提供のできる社会に
貢献するための活動をしている
https://www.jhca.or.jp/school/koushi_prof_takahashi.html