2020年08月07日 更新

表情豊かな沖縄食器で、毎日の食事が楽しみになる ニライカナイ自由が丘で運命の「やちむん」を見つけよう

沖縄で日々使われている器や雑貨、食品などを取り扱うニライカナイ自由が丘。職人による手作りの食器類のほかに、箸置きや、小物入れ、ジュースなどの食品類も充実しているニライカナイ自由が丘ですが、今回は、近年、人気が高まる沖縄の陶器「やちむん」をご紹介します!

みなさんは沖縄の器というとどのようなイメージを持っていますか? 黄色や赤などのビビッドな色使いで、普段の生活に取り入れるにはすこし派手すぎる印象を持っている人も多いかもしれません。でも、ニライカナイ自由が丘に並んでいるアイテムは、「やちむん」をはじめとする沖縄の伝統的な器や、「琉球ガラス」のグラスなどは、淡い青、緑、茶などの落ち着いた色使いがメイン。今回は、個性的ながらも生活に溶け込むナチュラル要素を多く含む沖縄雑貨の魅力や、生活への取り入れ方についてショップスタッフの瀧本さんに伺いました。
ニライカナイ自由が丘 ショップスタッフ・瀧本順さん

色と模様が目を引く、沖縄の「やちむん」

青い空と真っ白な砂浜。心地よい風に吹かれていると、どこからか三味線の音色が……。そんなのんびりとした沖縄の時間をおうちでも感じたいなら、沖縄雑貨を取り入れてみては? なかでも注目してほしいのが、毎日の食事に欠かせない器です。現地に行けば当たり前に使われている伝統的な器で、心と体がエネルギーを吸収する毎日のご飯タイムに沖縄気分をプラスしましょう!
そこでおすすめなのが「やちむん」です。やちむんとは、沖縄の方言で「焼き物」のこと。多くの窯元がひしめく、那覇市の「壺屋やちむん通り」や読谷村の「やちむんの里」には、訪れた人も多いのでは? ニライカナイ自由が丘には、これらの地域を中心に沖縄からやってきたやちむんがズラリと並びます。

沖縄の自然をモチーフにした唐草、点打ち(ドット)、魚紋などのデザインもおしゃれで、料理を引き立たせてくる懐の深さも魅力的。どんぶりや大皿だけではなく、一人暮らしにぴったりな小ぶりな器も豊富です!
瀧本さん

作り手や工房によってさまざまなスタイルがあるのが、やちむんの特徴です。ニライカナイ自由が丘では、よく知られた窯元によるものから、若い作り手さんや個人の工房で作られたユニークなものまで幅広くお取り扱いしています。

繊細な線彫がほどこされた「育陶園」のやちむん

壺屋の「育陶園」は、約300年受け継がれている由緒正しい窯元。ここでは、伝統の技が光るやちむんが数多く生まれています。黒シリーズ、白シリーズは、白と黒で色味を抑えている分、レースのような繊細な唐草のデザインが際立ちます。

優しい青緑が印象的な「ノモ陶器製作所」のやちむん

「ノモ陶器製作所」は読谷村に工房を構える人気の窯元。伝統の中にも職人さんの個性が光るやちむんは、沖縄の海を彷彿とさせる鮮やかな青緑が印象的です。この美しい色彩は、オーグスヤーという沖縄ならではの釉(うわぐすり)によるもの。波の音を想像しながら、贅沢な時間が過ごせそうです。

色使いが斬新な、金城有美子さんのやちむん

沖縄生まれ、沖縄育ちの陶芸家、金城有美子さんによるポップで色鮮やかなやちむん。やちむんではあまり見られない独特なデザインは人気が高く、作品は早々に売り切れてしまうことが多いんだとか。
瀧本さん

やちむんは、すべての工程が手作業のため、ひとつとして同じものがありません。特徴が作り手さんによってさまざまなので、たくさんの器を見るうちに、ビビッとくる運命の一点が見つかるはずです!

陶器のお皿というと値段が高かいイメージがあるかもしれませんが、ニライカナイ自由が丘には、1,000円ほどで買える小皿などもたくさんあります。また、沖縄料理以外のメニューにもマッチするので、普段づかいにぴったりな万能アイテムといえそう。さっそく、食卓での組み合わせ例を見てみましょう。

のせるだけでかわいい! やちむんを取り入れたちょっと特別な毎日

実際に買ってみても自分には使いこなせないかも......。そんな声に、「やちむんは、あなたの思うように使えば、それが正解です」と瀧本さん。お手本が見てみたいという人のために、実際にやちむんを取り入れてみた生活を覗いてみましょう。

お気に入りの器で一日をスタート! 朝食のワンプレートにもやちむんがぴったり

洗い物が少なくて済むワンプレートは一人暮らしにうってつけ! 朝はサラダとホットサンドのワンプレート朝食にコーヒーを添えて。ブルーで統一された爽やかな組み合わせです。
瀧本さん

こちらのオーバルプレートは私が実際に使っているものです。作り手さんの自由な感性で描かれたポップ星柄が気に入っています。お気に入りの器で朝食を楽しむことで、今日もがんばろう! とエネルギーが湧いてきます。

マグカップとお皿をセットで楽しむコーヒータイム

ブラウンのコップとお皿でコーヒーで、ほっこりとした休憩タイムを。実はこのコーヒーカップ&ソーサー、5寸のお皿、ミルクピッチャー、それぞれ別の工房で作られています。違う作り手さんの器から、好みの組み合わせを楽しむのもやちむんならではの面白さです。

お皿に乗っている沖縄産のチョコレートもニライカナイ自由が丘で販売しています!

洋食だってやちむんならお手のもの

先ほど朝食が乗っていたお皿は、パスタにも使えちゃいます。やちむんの「和」にしばられないデザインは、洋食とも相性抜群◎。

日本人なら和食でしょ! ご飯を盛るならやちむんのマカイにおまかせ

日本人の食事に欠かせないのがやちむんの飯マカイ(ご飯用のお椀)。重すぎず、軽すぎない、手に馴染みやすい沖縄の飯マカイは使いやすさ抜群。豊かな自然を彷彿とさせるデザインが、ご飯を盛り付けただけでおいしく見える魔法をかけてくれます。
瀧本さん

職人さんによる個性的な器は食器としてだけではなく、作品としても楽しめます。作り手の想いが詰まったたくさんの器の中から、自分のお気に入りを見つけて使うことで、毎日にちょっとしたワクワクをプラスしてもらえると嬉しいです。

ニライカナイ自由が丘であなただけのやちむんをゲットしよう!

瀧本さん

東京でやちむんを常時取り扱うお店は多くありません。オーナーの小山龍介は、もともとさまざまな事業計画に参画してきた人で、沖縄で地域起こしプロジェクトに携わったことから、現地の豊かな自然と人の温かみに惹かれていったのだとか。その後、沖縄の魅力をもっと広く発信したいという思いから、ニライカナイ自由が丘を2016年8月にオープンしました。

お店には、「沖縄のおおらかでゆったりとしたライフスタイル」を感じさせてくれるアイテムが並びます。特別感がありながら、一人暮らしの生活にもすーっと溶け込む、馴染みのよさも魅力です。
瀧本さん

ショップスタッフは沖縄が大好きな人ばかり。やちむんに詳しくない人や、興味があるけれどなにがいいかわからないという人にも、できる限りご説明できるよう努めています。ぜひ、気軽にお立ち寄りください。

今回ご紹介したやちむんは、ニライカナイ自由が丘が扱っているほんの一部。季節によって入荷している商品が変わるので、興味が湧いた人は、ぜひニライカナイ自由が丘店の店舗やネットショップをチェックしてみてくださいね。

まとめ

一人で暮らしていると、無意識のうちに時間に追われてしまうことが多いかもしれません。そんな時はふっと力を抜いて、沖縄のライフスタイルを楽しみましょう。おすすめは、毎日食卓に、沖縄のエッセンスがぎゅっと詰まった「やちむん」を取り入れること。ショップに並ぶ雑貨たちとともに、家にいながらゆったりとした南国気分を味わってみませんか?

取材協力

ニライカナイ自由が丘

【住所】東京都目黒区自由が丘3−6−10
【TEL】0120-261-571
【営業時間】11:00〜19:00営業、定休日 火曜

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※商品はすべて手作りで数に限りがあるため、ご希望の商品が店頭にない場合がございます
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