2020年07月31日 更新

長く続く「いいもの」の本質って何だろう?買うだけではなく一緒に考える場所、D&DEPARTMENT

「いいもの」を広めるために、物販・飲食・出版・観光などさまざまな発信をしている「D&DEPARTMENT」。「ロングライフデザイン」をテーマとしたユニークで長く使えるアイテムやプロジェクトをご紹介します! 一人暮らしにおすすめの情報も伺ってきました。

ものを気軽に買って、買い替える人が多いなか、長く愛され続けてきたデザインを広めている「D&DEPARTMENT」。いいものに触れそこから始まる新しい暮らしについて考えるため、長く使える便利でユニークなアイテムをそろえたストアや、交流の場、研究所を設けています。そんな「D&DEPARTMENT」の一人暮らしにもおすすめのアイテムやプロジェクトを見ていきましょう。

約300坪の広大なショップフロアに並ぶ、スタイリッシュなアイテムたち

2000年11月に、東京世田谷区にオープンした「D&DEPARTMENT TOKYO」は、D&DEPARTMENTストアの第1号店! 2階のショップフロアには、家具、生活用品、書籍やCDなどのユーズド商品も含め、約1,500アイテムが並んでいます。

スタッフが実際に使用し、選んだ商品ばかりなのだとか。長く使ってもらうために修理やお手入れの方法、スタッフレビューなどもホームページに掲載されています。どんなお部屋にもなじむシンプルなデザインで、コンパクトなものも揃っているので、自然と暮らしに溶け込むアイテムなのもポイント。
そのなかでも、使い勝手が抜群な一人暮らしにおすすめのアイテムを教えていだきました!

ばらつく小物は全部ボックスに収納!

靴箱
子供用 1,320円
婦人用 1,650円
紳士用 1,980円
ブーツ用 2,970円
誰もが目にしたことのある形のこちらは......? なんと、靴箱の形をしたD&DEPARTMENTオリジナルの収納ボックスです。
靴箱は、細かいものを詰め込んだり、形を崩さずにものを運んだりするのにもっとも適している形状。だからこそ、入れるものを靴に限定するのはもったいない! 部屋の収納やギフトボックスとしても大活躍するアイテムです。

ついつい置きっぱなしになってしまう化粧グッズや生活雑貨などの小物も、この靴箱にいれてしまえばすっきり片付きます。カラーもサイズもさまざまな種類を展開しているのでいろんなシーンに対応可能◎ 毎年限定カラーも出るので、インテリアとしてコレクションしてみませんか?

お肌にやさしいオーガニックコットン100%タオル

d room バスタオル 6,050円

オーガニックの綿花を使用し、製造工程でも、最大限の安全と、最小限の環境負荷でつくられているIKEUCHI ORGANICのタオル。D&DEPARTMENT TOKYO創設時から販売している人気のアイテムです。

一人暮らしへのおすすめポイントはサイズ感! バスタオルにしては少しだけ小さい、1,200×550mmの「プレミアムコンパクト」というサイズ規格でつくられています。全身を素早く拭ける扱いやすいサイズに加え、収納でかさばる心配もありません♪
フェイスタオルのほかに、バスタオルやハンドタオル、バスマットなどもあるのでシリーズでそろえてもいいですね。

自由自在にカスタマイズできるスチールシェルフ

工業用スチールシェルフ(グレー・アイボリー) 4段(H1205)・W885・D300 23,100円

無駄のないすっきりとしたデザインのスチールシェルフ。合計32種類の高さ、幅、奥行き、カラーの組み合わせから選ぶことができます。棚板はフックの位置をずらすだけで簡単に調整が可能。お部屋に必要な収納スペースに合わせ、5cm刻みで自分の好みの高さにすることができます。

棚板や柱はスリムですが、耐荷重はなんと120kg! キャスターを付けたり、仕切りの数を自分の好みにカスタマイズできる万能アイテムです。ボックスをカラフルにしたり、モノトーンで揃えてみたりと、収納をお部屋のインテリアのひとつとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

ストア以外にも! 「いいもの」を味わえる体験スペース

旬の郷土料理を味わう「dたべる研究所」が併設!

1階にある「dたべる研究所」には、日本各地の伝統的な郷土料理のメニューがずらり! それぞれの土地ならではの食文化を「山菜」「味噌」などの月替わりのテーマで研究した、旬のメニューを味わうことができます。テイクアウトやデリバリーにも対応しているので、おうちで楽しむのもOK♪ さらに調味料や料理道具、オリジナルの焼き菓子の販売もしています。

気軽に参加できるイベントやプロジェクトも!

D&DEPARTMENTでは料理教室やワークショップ、そしてさまざまなデザインプロジェクトを随時開催中。「ものを買うだけではなく、長く使い続けることに興味がある」「イベントやプロジェクトに参加して、ものづくりを応援したい」という人はぜひ参加してみて!
  • 商品にならない生地を生き返らせる「FROM LIFESTOCK」

2014年から展開している「FROM LIFESTOCK」は、日本の機織り産地に、在庫としてたまってしまった生地を再生させるプロジェクトです。これまでにトートバッグやサコッシュ、モンペやラグなどさまざまな商品を製作。

このプロジェクトで生まれた商品は、D&DEPARTMENTのウェブサイトでも販売をしているのでチェックしてみてください!
  • 服を染めて蘇らせる「d&RE WEAR」

同じく2014年から展開している「d&RE WEAR」は、色褪せやシミで着られなくなってしまったお気に入りの一着を、染め変えて蘇らせるプロジェクトです。受付期間中に申し込みを行えば誰でも参加することが可能!

同じ形の服なのに、色が違うだけで全然印象が違ったり、意外な一面に気付くかもしれません。変身を遂げて長く着続けた服は、あなただけのお気に入りの一着になること間違いなし!

長く続くものには、愛されてきた理由がある

優れたデザインというとどんなものを思い浮かべますか? 名のある職人や有名デザイナーの先鋭的なデザインというのもひとつの基準です。でも、D&DEPARTMENTが優れたデザインとしてテーマにしている「ロングライフデザイン」とは、専門家が評価したデザインのことではなく、おじいちゃんやおばあちゃんが日々の暮らしで何十年も使い続けてきたもの。

地域や人々の生活に根付いたデザインこそ、優れたデザインなのではないかと考えるD&DEPARTMENTでは、長く続いている“もの”や“こと”が生まれた背景から、そのものを取り巻く環境をすべてについて考え、伝える活動をしています。

ストアにはロングライフデザインのインテリアや生活道具が数多く並んでいます。最近では「もののまわり」と題して、商品の産業や環境、作り手についてなどの多面的な情報を、勉強会やトークイベント、産地を巡るツアー企画などを通じて発信中!

まとめ

D&DEPARTMENTで売っているアイテムは、どれもせわしなく過ぎる日々のなかで、変わらず家で待っていてくれる“もの”たちです。物持ちのいい生活をすれば、暮らしに安心と余裕を感じることができるはず。

イベントに関しては今回紹介したもの以外にも、「アクセサリーをつくるワークショップ」「ぬか漬けを知る勉強会」「ものづくりに関するトークショー」など、時期によってさまざまな取り組みをおこなっています。
“いいもの”の本質を考えながら買い物をすることで、毎日の生活をより豊かなものにしてみませんか?

取材協力

D&DEPARTMENT TOKYO

住所:東京都世田谷区奥沢8-3-2
TEL:03-5752-0120
営業時間:ショップ/カフェ/ブックショップ 11:30〜19:00(L.O. フード18:00 ・ドリンク18:30)、水曜定休日

※2020年7月現在、営業時間の短縮、および、来店の事前予約制とテイクアウトを導入して、臨時体制で営業しております。詳しくはwebサイトをご確認ください。

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※価格はすべて税込み
※商品は数に限りあり、完売する場合もあります
※この記事は6月時点の内容です
※営業日や営業時間は変更となる場合があるため、 お出かけ前に公式サイトにてご確認ください
※掲載の価格、商品スペック等は掲載時の情報です。

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