2020年11月10日 更新

1点ものの魅力とは?「ACME Furniture」から学ぶヴィンテージインテリアのはじめ方

難しそうと思われがちな”ヴィンテージインテリア”に挑戦してみませんか? 今回はアメリカのヴィンテージ家具を取り扱う「ACME Furniture(アクメ ファニチャー)」で、商品のこだわりや1点ものの魅力、初心者でも挑戦しやすいアイテムを紹介してもらいました。

創業35年の歴史を持つ「ACME Furniture(アクメファニチャー)」。1970~80年代のアメリカの中流階級をテーマに、ヴィンテージ・オリジナル・カスタムの商品を展開しています。今回は、運営元のベイクルーズグループでアクメのPRを担当する勝山さんに、お店の特徴やヴィンテージの魅力についてお話を伺ってきました。
ベイクルーズグループ・アクメ PR担当 勝山龍一さん

ヴィンテージの魅力ってなんだろう?

「ACME Furniture」の軸となるのは、なんといってもヴィンテージ。商品の買い付けは年に数回、アメリカの西海岸でおこなわれています。ディーラーの倉庫やフリーマーケット、アンティークモールなど、掘り出し物を求め、ありとあらゆる場所に飛んでいくそう。
勝山さん

買い付けるものの年代は、70年代から80年代が中心です。この時代のアメリカはデザイナーの力が絶大で、使い勝手や需要よりも「デザイナー自身の意思」が優先されていました。だからこそ、手の込んだデザインの金具や高価で手の出しづらい木材など、こだわり抜かれた贅沢な素材がふんだんに使われています。「ACME Furniture」は、そういった現代にはないものの価値を大切にしているんです。

経験豊富なバイヤーの目利き力が光るアイテム

「今の時代にないもの」という視点に加え、買い付けの際に意識しているポイントはもうひとつ。それは「どんな人が買うかまで見える商品」だといいます。
勝山さん

以前、バイヤーがとても大きなグローブ形の椅子を買い付けてきたことがあったんです。思わず、「これ誰が買うの?」って聞いたんですけどね。でも、バイヤーの目論見通り、お店に出したら2日で売れて。「どんな人が買ってくれるか」を想像できるかどうかは、買い付けをするうえですごく重要なことですよね。その点、「ACME Furniture」のバイヤーはそれを見抜く力がかなり高いと思います!

古着を選ぶ感覚で、自分にハマる家具選びを楽しむ

メンテナンスの部分でも経験豊富なスタッフさんの腕が光ります。

みなさんはアメリカの家具に、代々傷を直して次の世代に残していく文化があることを知っていますか? なかでも70~80年代のものは、贅沢な素材が使われていたので、段違いの強度があるんです。50年以上前に作られたものとはいえ、日本に持って帰ってきてメンテナンスすれば、毎日使っても全く問題ないくらいの丈夫さ! ただ、修復しすぎないことがポイントだといいます。
勝山さん

不具合は直すべきだと思うんですけれど、傷は「そのもの自体が刻んできた歴史」と捉えています。完全に修復しようと思えばできますが、あえて傷を残しておくことも。スタッフの審美眼にかかっている部分です。

傷さえ魅力に変わってしまうヴィンテージは、ひとつとして同じ商品がありません。つまり価値は自分次第! まだヴィンテージに挑戦したことがなく、なにを買ったらよいのか分からない……と感じる人もいるかもしれませんが、古着を選ぶような感覚で気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか?

ACME Furnitureが考える「遊び心」とは?

「ACME Furniture」ではヴィンテージのほかに、オリジナル家具やカスタム商品も販売しています。どちらも共通して大切にしているのは「トラディショナルななかにも遊び心を」という世界感。では一体、どんなところに「遊び心」が含まれているのでしょうか?

経年の変化が楽しめるオリジナル商品

勝山さん

オリジナル商品を始めたのは、ヴィンテージ特有の「1点ものが手に入る」という魅力を、もっと多くの人に知ってもらいたいと感じたことがきっかけでした。買い付けた状態のままだと大きすぎたり、使い心地が悪かったりするので、アメリカに行き自分たちの目で見てきたものをデザインベースに、日本人の体に合う形に変えて作っています。

FRESONO SOFA 143,000円~

ACME Furnitureイチオシのオリジナルソファ。普通の家具ブランドであればソファ用のやわらかいレザーを使うところ、この商品はオイルドレザーで仕上げています。普通のレザーと違って、使い込むほど飴色に変色してくる特徴があるんですよ。そんな経年変化もあえて活かすのがアクメ流!
勝山さん

使用感も楽しんでしまおう!というのが「ACME Furniture」 が考える「遊び心」です。「お気に入りの家具を買ったのに、段々くたびれてきてしまった」と落ち込んだ経験、誰もが一度はあるんじゃないでしょうか? でもそれは、視点を変えれば「いい風合い」にもなるんですよね。

職人の手で生み出す唯一無二の価値

一方、カスタム商品とは、仕入れた具材を全く別のものにリメイクしたアイテムのこと。たとえばこのスチールケース。実はこれ、アメリカ軍がミサイル弾を収納するために作ったものなんです! バイヤーさんいわく、「ケースの底に足を付けて、ベンチやコーヒーテーブルにリメイクしたい」と一目ぼれしたそう。
また、どこかほっこりする雰囲気が漂う、こちらの木材。傷が入っていたり、ラインテープが貼られていたり……。これは廃校が決まった学校の体育館の床材をリメイクしたものなんです! 体育館の面影を残しながら、フォトフレームなどに生まれ変わらせています。
勝山さん

「何に使うんだ?」「誰が買うんだ?」と感じるような具材ばかりですよね。でも、これが職人の手にわたれば、「1点もの」という付加価値のついた「遊び心」のある商品に生まれ変わります。世界に1つしかないよさを楽しんでもらえると嬉しいですね。

小ぶりなものから、ヴィンテージを取り入れてみよう!

ヴィンテージの魅力はわかったけれど、やっぱりまだ家具を買うのには勇気がいる、そんな人もいるんじゃないでしょうか? そこで、小ぶりで取り入れやすいサイズながら、ヴィンテージのよさがぎゅっと詰まったアイテムを教えてもらいました。

小さいながらも美しさが際立つ「ガラスの灰皿」

芸術的な色と形をしたこちらの灰皿。時計や鍵、アクセサリーなどを無造作に置くだけでオシャレに決まるんです。プチプラ小物もお高く見えちゃう品のよさが素敵♪ ガラスでできているので、光があたるとその美しさがより際立ちます。

何個でも集めたくなる! 味わいたっぷりな「ウッドボックス」

ウッドボックスは小物を入れるためだけではなく、お部屋の雰囲気をワンランクアップさせるのにも大活躍!
ヴィンテージ特有の味があるので、小物入れとしてだけではなく、置いておくだけでも飾りの役目を果たしてくれるんです。勝山さんもついつい買ってしまうアイテムなんだとか。

まとめ

今はない、手の込んだ美しさを持つ70~80年代のヴィンテージ。「ACME Furniture」では独自のアイデアで、さらにその魅力を際立たせています。一流の目利きとメンテナンスの技が光るアイテムは、1個置くだけでもお部屋の雰囲気をガラリと変えてくれます。唯一無二のアイテムの中から、自分の「好き」にハマるものを見つけてみてはいかがでしょうか? 宝探しのような感覚で、とっておきのひとつを探してみると楽しいかもしれませんね!

取材協力

asplund

JOURNAL STANDARD FURNITURE自由が丘店

【住所】東京都目黒区自由が丘2-17-7
【TEL】03-5731-9715
【営業時間】11:00 ~ 20:00営業、不定休

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※この記事は8月時点の内容です
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