指摘するのは野暮だけど……ツッコミたくなる映画「ジュラシック・ワールド」5つのポイント
人気のハリウッド映画ジュラシック・パークの第4弾となる「ジュラシック・ワールド」が、2015年8月7日に公開されました。もちろんフィクションのエンターテイメント映画ですが、現代の科学的常識から見るとここがオカシイという点がにアメリカの情報サイト「ビジネス・インサイダー」で指摘されています。今回は映画「ジュラシック・ワールド」に出てくる5つの科学的NGポイントを紹介します。
■ いや、だからその蚊は血なんて吸わないから!
琥珀の中に閉じ込められている蚊「Toxorhynchites Rutilus」は吸血しません。
■ 仮に血を吸っていたとしても
その中のDNAは150万年程度しか残らないといいます。映画に登場する恐竜は、6,500万年以上前の生き物です。
■ 恐竜の大きさ、誇張しすぎ!
映画では人より大きなヴェロキラプトルの実際の大きさは、大きめの七面鳥ほど。また、ホオジロザメを一口で食べているシーンが印象的なモササウルスも、実際の大きさの10倍ほど超巨大に誇張されています。
■ 最初の映画のぶんは含まれないの?
初のハイブリッド恐竜を作りましたと言っている映画の中のお姉さん。ジュラシック・パークの続きではないのでしょうか?
■ そもそも、どこがジュラシック?
出てくるのはジュラ紀の恐竜ではないそうです。
いかがでしたか? もちろん、これらの要素が間違っていようと、映画のおもしろさが損なわれるわけではありません。ただ、エンターテイメントを楽しむぶんには問題ありませんが、映画の内容が真実として広まってしまうのではと心配する方の言い分もごもっとも。フィクション映画にどこまで求めるべきか、難しいところですね。