「スタバでマックブック」「常に自己啓発本を持参」いいことなのにちょっと痛い? 「意識高い系」あるある
最近何かと目にする「意識高い系」という言葉。元はネットスラングで、セルフブランディングや人脈作り、自分磨きに前のめりになっている若者たちのことをいうそう。彼らはやたらと自分を大きく見せたがり、SNS上で活動をアピールするという特徴を持っています。今回は、本当に意識の高い人とは違い、行動に中身がともなっていないことから揶揄されてしまいがちな「意識高い系」の人についてアンケート調査を行いました。
「あなたの友人や知人で、いわゆる『意識高い系』の人はいますか? その人の特徴や、印象的なエピソードを教えて下さい」と社会人男女に聞いてみましたので、以下にその一部をご紹介します。
■とにかく自己啓発!
・休日でも自己啓発系のセミナーに参加している。出会ったばかりのころ、休日に自己啓発系のセミナーにやたらと誘ってくるので嫌だった(女性/30歳/団体・公益法人・官公庁)
自分がいいと思ったから人にもすすめているのでしょうが、いい迷惑ですよね~。
・英会話教室、テニスサークル、いつもなにか習い事をしている。そしてなにかと上から目線で、わたしがコメントするたび、「うーん80点かな」と採点してくる(女性/29歳/情報・IT)
正直、アタマにくるというよりは面白いです(笑)。
・常に何かの資格の勉強をしている。でも、合格したという話を聞かない(男性/32歳/商品・卸)
勉強するだけで満足しちゃっているのでしょうか?
・同期がいつも自己啓発本を3冊ぐらいカバンに入れて持ち歩いている。「その本のどこがよかった?」と聞いてみたらしどろもどろになって、実はただ持ち歩いていただけで読んでいなかったことが発覚した(女性/40歳/医療・福祉)
カバンが重くて毎日肩が凝りそうなのに……。もしや筋トレ?
■SNSでアピール!
・カフェなどでよく写真をとってインスタグラムに投稿している。見栄っ張りで有名ホテルに泊まったときはその写真をアップしていたり、「私充実しています」投稿がハンパない(男性/31歳/食品・飲料)
自分充実&幸せアピールって、もしかすると本人はそんなつもりなくて、見栄や自慢と受け取る方がどうかな?と思うこともあるので難しいですが、たしかにもやっとすることは多いかも。
■スタバ大好き!
・やたらスタバに行きたがる。常に周りの目を気にして行動しているようにみえる(男性/27歳/情報・IT)
とにかく「意識高い系」=「スタバ」か?と思うくらい、今回スタバという言葉を挙げる人が多かったです(笑)。
・カフェに行くといつもスタバを選ぶ友人。スタバのソファ席でマックブックを開くという絵に描いたような意識高い系の行動をとる(女性/25歳/団体・公益法人・官公庁)
見かけたら、典型的すぎてうっかり笑っちゃいそうです。
・いつもスタバでテイクアウトしたコーヒーを手に持って出社してくる意識高い系の同僚がいるが、遅刻してきた日もスタバでテイクアウトしたコーヒーを手に持っていたので呆れた(女性/33歳/運輸・倉庫)
仕事への意識は低い系の人ですね(笑)。
■飲み物にこだわる!
・いつも高そうなコーヒーを外で買ってくる人。とにかく身体によさそうな食品を食べている。食にお金は惜しまないタイプ(女性/32歳/その他)
食べ物に気を遣うのはいいことだと思いますが、度を越すと若干引いてしまうかも……。
・スムージーを毎日飲んでいる。毎日スムージーを飲んでいるが健康診断でひっかかっていた(男性/28歳/建設・土木)
健康のために飲んでいるのでしょうが……残念です(笑)。
■その他
・マイナスなものは排除して前に進む。愚痴をこぼそうものなら嫌な顔をされるので、あまりソリが合わないなと思っている(女性/42歳/学校・教育関連)
プラス思考はいいですが、それを他人にまで押し付けるのはよくないですね。
・カタカナが好き。カタカナばかりで何を言っているかわからない(男性/28歳/学校・教育関連)
普通に日本語で言え! って怒鳴ってやればいいのに(笑)。
・やたら残業するし、休日出勤する。暇そうな人を見かけると「楽しそうでいいですね」と言う(男性/35歳/通信)
直球のイヤミですね(笑)。
・なぜか腕時計が10分進めてある。「デキる男は時計を10分早めて余裕の行動」、という雑誌でも読んだのだろう。10分早めているという自覚があるので、時計を見て10分遅めに行動していた。さっさと元に戻せばいいのに(女性/32歳/小売店)
意味ない(笑)!
自分は意識が高いと自負している人も、周りから見て「意識高い系(笑)」と思われていないか、自分を客観的に振り返ってみたほうがいいかもしれません。でも、思い当たるフシがあったとしても大丈夫。「意識高い系」から本当の「意識の高い人」になれるよう、努力すればいいのですから!
(文/オチアイユキ)
調査時期:2015年5月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人男女417人(インターネットログイン式アンケート)