学力低下の影響あり? センター試験の平均点って昔と比べるとどうなの?

学生の窓口編集部
2015/06/12
授業・履修・ゼミ
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大学の「共通入学試験」である「大学入試センター試験」。皆さんの中にも「受験した」という人が多いのではないでしょうか。このセンター試験ですが、各教科の「平均点」というのはだいたいどれくらいなのかご存じですか? 今回は、センター試験の平均点について調べてみました。

■国語や現代社会では平均点が大きく下がっている

センター試験を実施している「独立行政法人大学入試センター」では、同センターが実施を開始した1990年度(平成2年度)から2014年度 (平成26年度)までの平均点を公開しています。公開されている平均点は「100点満点に換算した点数での平均点」です。

では各教科の平均点はどうなっているのでしょうか?

※複数科目がある教科は、受験者数の多い科目をメーンにピックアップしました

●「国語」

・1990年度(平成2年度)……66.55点
・1995年度(平成7年度)……67.41点
・2000年度(平成12年度)……56.46点
・2005年度(平成17年度)……59.77点
・2010年度(平成22年度)……53.81点
・2014年度(平成26年度)……49.33点

※2000年・2005年は「国語I・国語II」の平均点

まず国語ですが、2014年度はこれまでで一番低い平均点となっています。単純に数字だけを比べた場合、1990年度と比べると大きく下がっていますね。

●「世界史B」

・1990年度(平成2年度)……64.54点
・1995年度(平成7年度)……63.52点
・2000年度(平成12年度)……64.62点
・2005年度(平成17年度)……63.16点
・2010年度(平成22年度)……59.62点
・2014年度(平成26年度)……68.38点

※1990年・1995年は「世界史」の平均点

●「日本史B」

・1990年度(平成2年度)……73.93点
・1995年度(平成7年度)……57.37点
・2000年度(平成12年度)……61.74点
・2005年度(平成17年度)……59.27点
・2010年度(平成22年度)……61.51点
・2014年度(平成26年度)……66.32点

※1990年・1995年は「日本史」の平均点

世界史については2010年度がガクッと下がっていますが、それ以外はほぼ同じような得点です。ブレが少ないので、目安も設定しやすいでしょう。日本史は世界史ほどではありませんが、そこまで大きく上がり下がりはしていない印象です。ただ、1990年度がかなり高く、際立っていますね。

●「地理B」

・1990年度(平成2年度)……65.86点
・1995年度(平成7年度)……72.35点
・2000年度(平成12年度)……58.22点
・2005年度(平成17年度)……70.22点
・2010年度(平成22年度)……65.11点
・2014年度(平成26年度)……69.68点

※1990年・1995年は「地理」の平均点

地理は年度によってバラつきがある教科のようです。この中にはありませんが、54.99点という年度もありました。

●「現代社会」

・1990年度(平成2年度)……60.80点
・1995年度(平成7年度)……61.85点
・2000年度(平成12年度)……44.39点
・2005年度(平成17年度)……70.22点
・2010年度(平成22年度)……58.76点
・2014年度(平成26年度)……58.32点

かつては受験者数の少なかった現代社会ですが、現在は数万人が受験する科目になっています。平均点は70点台の年度があれば40点台の年度もあったりと、かなりバラつきがありますね。

■やっぱり数学IIは難しい……?

●「数学I・数学A」

・1990年度(平成2年度)……73.37点
・1995年度(平成7年度)……56.41点
・2000年度(平成12年度)……73.68点
・2005年度(平成17年度)……69.43点
・2010年度(平成22年度)……48.96点
・2014年度(平成26年度)……62.08点

※1990年・1995年は「数学I」の平均点

●「数学II・数学B」

・1990年度(平成2年度)……64.27点
・1995年度(平成7年度)……67.44点
・2000年度(平成12年度)……57.36点
・2005年度(平成17年度)……52.47点
・2010年度(平成22年度)……57.12点
・2014年度(平成26年度)……53.94点

※1990年・1995年は「数学II」の平均点

「数学I・数学A」は、70点台の1990年度や2000年度など、平均点がかなり高い年度はある半面、48点台の低い年度もありました。難しいイメージのある「数学II・数学B」も2000年度以降は50点台が多く、難問のようです。

●「物理I」

・1990年度(平成2年度)……74.12点
・1995年度(平成7年度)……70.52点
・2000年度(平成12年度)……55.91点
・2005年度(平成17年度)……59.97点
・2010年度(平成22年度)……54.01点
・2014年度(平成26年度)……61.64点

※2000年・2005年は「物理IB」、1990年・1992年・2010年は「物理」の平均点

●「生物I」

・1990年度(平成2年度)……62.06点
・1995年度(平成7年度)……65.83点
・2000年度(平成12年度)……70.12点
・2005年度(平成17年度)……51.58点
・2010年度(平成22年度)……69.70点
・2014年度(平成26年度)……53.25点

※2000年・2005年は「生物IB」、1990年・1992年・2010年は「生物」の平均点

●「化学I」

・1990年度(平成2年度)……67.84点
・1995年度(平成7年度)……60.56点
・2000年度(平成12年度)……57.53点
・2005年度(平成17年度)……66.06点
・2010年度(平成22年度)……53.79点
・2014年度(平成26年度)……69.42点

※2000年・2005年は「化学IB」、1990年・1992年・2010年は「化学」の平均点

出題区分が何度か変更されている「物理」ですが、1990年度と比べると平均点は大きく下がっていますね。「生物」も1990年度と比べると平均点が下がっており、2014年度は特に平均点が低いようです。他にも1997年度の51.73点というかなり低い年もあるようです。1990年度と比べて平均点が下がっている科目が多い中、化学は2014年度の方が高くなっています。

●「英語」

・1990年度(平成2年度)……68.81点
・1995年度(平成7年度)……54.76点
・2000年度(平成12年度)……59.81点
・2005年度(平成17年度)……58.09点
・2010年度(平成22年度)……59.07点
・2014年度(平成26年度)……59.43点

●英語リスニング

・1998年度(平成18年度)……72.50点
・2000年度(平成20年度)……58.90点
・2010年度(平成22年度)……58.78点
・2012年度(平成24年度)……49.10点
・2014年度(平成26年度)……66.32点

※実施開始の1998年度から2年ごと

英語に関しても、1990年度と比べると平均点は下がってきているようです。1998年から始まった英語のリスニングテストも平均点を調べてみましたが、2012年度は約49点まで落ちています。2014年度は盛り返してますが、今後どうなるのでしょうか。

センター試験の「平均点」について調べてみましたが、実施開始の1990年度と比べると平均点が下がっている科目が多いようでした。中には20点近く差のある科目もありました。出題される問題の難易度に左右される部分もありますが、昨今話題になっている「学力低下」の影響もあるのでしょうか。

「大学入試センター」のホームページには、今回ピックアップした年度、科目を含めた全てのデータが公開されています。自分が受験した年度の平均点を調べてみるのも面白いかもしれませんね。

データ引用:独立行政法人大学入試センター

http://www.dnc.ac.jp/data/suii/

(中田ボンベ@dcp)

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