「女の子」として生きるってどういうこと?『ワンデーガールズ』から紐解く!

蒲生杏奈(ガクラボ所属)

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「女の子」として生きるということは、実は女の子自身もわかってないことが多い!?私は、必死で「女の子」を演じていただけなのかもしれない。本当は、本音は。

そんな「女の子」として生きるということはどういうことなのか、この本を読んで一緒に学んで行きませんか?

『ワンデーガール(ズ) -「女の子」として生きるってどういうこと?-』を読んで感じたことをご紹介します!女の子にも、男の子にもおすすめです!

あらすじ

― Q, あなたが、「ああ、自分は『女の子』なんだ」って感じるのはいつですか?

これは東京に生きる13人の実話から生まれた物語 。

学生、アルバイター、既婚の母、ノンバイナリー、ダンサー、セックスワーカー、ミックスルーツ、就活生、Queer …… ルーツも、趣味も、夢もそれぞれ異なる13人の回答から見えてくる、「女の子」の日常に含まれる嬉しさと悔しさ。

共感せずにはいられない、これが現代を生きる女の子のリアル。 

2023年渋谷駅で実際に設置された「小説の買える自動販売機」で、3日間で1000冊完売した大人気小説、待望の電子書籍化。

”女の子だから大事にされる”の前提には、”人として対等”が必要不可欠

”女の子だから”と甘やかされることに違和感を覚えたことはありませんか?ミスをしても、「”かわいい女の子だから”気にしないよ」と言われることに嫌悪感があります。私は、”ひとりの人として”認められたいのに。でも、やっぱり、”女の子”として大切に扱われるのは嬉しいと感じます。

嫌悪感と嬉しさにある違いはなんだろう?それは、人として対等かどうかにあるといいます。なんとなく、”女の子だから”と言われると、相手から下に見られてしまうから、こう思うのでしょうか?

なんで”女の子だから”特別扱いされることに違和感を抱いてしまうのか、それを赤裸々な体験談とともに教えてくれます。きっと、「わかる、わかる~!」が連発するはず。

あなたが他に抱えている、”女の子だから”に関する疑問はなんですか?

”女の子のふるまい”に慣れないといけないの?

前時代的だなぁ....なんて思いながらも、まだまだ求められる「女の子」としてのふるまい。ジェンダー問題が取り沙汰されたところで、現実問題、このふるまいは根絶されたわけではないのが事実。

筆者も、「女の子だから、場にいてくれるだけで和む」とか、「女の子は早く結婚しないとね」なんて言葉をこれまでたくさん投げかけられてきました。

でもそれって、私が24歳の男の子だったら言われたんだろうか?そう思うと、なんだか「あれ?」と思ってきませんか?

少しでも「嫌だな」と思ったことは、実はとっても違和感をもっていて、本音では心から嫌悪感を抱いていたりするもの。その小さな「嫌だな」をちゃんと大事にしてあげてください。筆者も、こんな現状を受け入れるのではなく、きちんと「NO」を言えるような強い人になります。

”妊娠”できるのは女の子だけだから

人間として”妊娠”できるのは女の子だけ。そんなことはわかっていても、なんだか悲しくなる時はありませんか?

恋人ができても、妊娠のリスクを本当に抱えるのは女の子。妊娠後の体調の変化や、ライフスタイルの変化、そもそも妊娠するまでだって、女の子にふりかかる負担は多すぎます。
大好きな恋人ができて、体の関係を持った。大好きだけど、新しい命を宿してしまうかもしれないという不安を常に抱えている。パートナーはちゃんと、そこを理解しているのだろうか?なんて思うこと、ありませんか?

一方で、将来子どもを持ちたいとは考えている。それは、今じゃない。でも、仕事を軌道に乗せてからだと遅すぎるのかもしれない。そんなことを考えなくてはならない女の子の体にうんざりする時がありませんか?

体験談を通じて、妊娠からその後までを紹介しているこの本では、きっとあなたも一度は抱えた色々な不安に寄り添ってくれるはず。

ここはぜひ、みんなに読んでほしいポイント。他人事にしないで、きちんと、じっくりと読んでもらえると嬉しいです。

まとめ

多方面から「女の子」として生きることについて考えさせてくれる本書。これまで本当は抱えていたけれども、表に出せなかった不安に寄り添ってくれます。

「女の子」にはもちろん、みんなに絶対に読んでほしい。この本を読むことで、自分のことも、周りの「女の子」のことも、見方が変わること間違いなしです。

あなたの心の奥底にある漠然とした不安をさらけ出すように読んでみてください!
一緒に、考えていきましょう。

『ワンデーガール(ズ) -「女の子」として生きるってどういうこと?-』
定価 : 880円(税込)
頁数 : 244頁
発行日 :2024年8月26日
※電子書籍限定

■著者情報
ひと(と)

2023年コロナ禍真っ只中に結成されたZ世代の20代男女混合5人グループ。活動時は全員大学生で、現在は新社会人、大学院生、大学生として各々活躍中。「みんながもっと、ひとへの関心をもてる社会を」をパーパスに、ひとがひとに関心をもつきっかけとなるイベント等を運営している。  

2022年8月、メンバーのうちの2人が写真と言葉展 「わたし、東京、22歳」を下北沢で実施。「『あなたが、「ああ、自分は女の子なんだ」と感じる瞬間はいつですか?』という問いをテーマに、一人ひとりの写真と問いへの回答を展示し、好評を博す。写真展終了後、届けたい想いをもう一歩踏み込んで伝えたいという思いから、『小説』という形で同テーマを表現しようと考え、グループを立ち上げた。  

その後、様々な人へのタッチポイントとなる渋谷駅構内で、「自動販売機で小説を販売する」という実売イベントを開催。イベント実施に必要な費用はクラウドファンディングで調達し、200人を超える賛同者から173万円を集めることに成功。イベントでは用意した1,000冊が3日で完売となる。


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蒲生杏奈(ガクラボ所属)

蒲生杏奈(ガクラボ所属)

東洋大学第二部卒→慶應義塾大学大学院在学中。現在は香港で暮らしています。食べることと色々なお洋服を着ることが大好き。特にパン屋さん巡りが大好きです。

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