法曹志望者必見! 早稲田大学法学部の三年卒業制度を解説

学生の窓口編集部

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「三卒」という言葉を聞いたことはありますか? 実はコレ、「将来弁護士や検察官になりたい」という人は要チェックの制度なのです。これを知っていると知らないのでは人生が変わる可能性もあるので、興味のある方はぜひ一度目を通してみてください。

■「三卒」って何?
「三卒」=「三年卒業制度」というのは、早稲田大学の法学部の、特に成績が優秀な学生に認められている制度で、2004年に導入されました。このメリットとしては、法曹志望の人は一年早く大学院に進学することが認められるため、経済的負担や、かかる年数も減らすことができます。また、法曹志望者以外でも、早期に社会に出ることが認められるため、一足先に社会人になることができます。

■「三卒」の条件とは?
まず、三卒の希望は「2年終了時」に申請することになります。気付いた時にはすでに条件を満たしていなかった……では困るので、三卒を目指す人は、1年の前期から継続して努力することが必要です。

出願の条件としては、2年までの取得単位が76単位以上あり、かつ不合格が1つもないことが条件になっています。2014年度以降の入学者は、1年間の単位登録の上限が44単位なので、単純に上限まで登録し、すべての単位を認定されると、2年終了時までに88単位登録できることになるため、76単位を超えることができます。

「三卒を狙う人は、2年次に44単位すべて申請せず、2年修了時にちょうど76単くらいになるようにして、不合格をとる可能性を減らし、ここまでの条件に合わせていく、という手を使います」(法学部 3年男子)

確実に合格単位を取得するためにギリギリで挑むことも有効だと思います。

また、三卒にはさらに厳しい条件があり、適用の判定・全取得科目の平均点が80点以上 でなければなりません。これはつまりGPAが3.0以上(3.0/4.0)でなければならないということです。2年間の共通専門必修科目の平均点も同様で、法律の必修科目の平均点80点以上が条件となっています。

■2年で条件にかなっている場合、そのあとは?
2年次までに条件をクリアしていれば、次は3年時に年間48単位(半期上限30単位)まで登録可能となります。そして、3年の登録科目においてまた上記条件をクリアし、合計取得単位が124単位以上となれば、教務主任との面接があり、レポートを提出し、これが認められて無事3年で学部を卒業できる、ということになります。

3年次で条件にかなわなかった場合には、通常の4年卒業となるため、また別に単位数の申請(または変更)が必要となります。2年修了時点で申請できるレベルに達していても、3年で気を抜いてはいけません。

三卒制度は、1年から3年まで努力することが必要となり、非常に大変ではありますが、冒頭に挙げたように1年短縮されることで金銭面でも学業面でもメリットがあり、目指す価値のある制度だと思います。新入生のみなさんはまだまだ可能性にあふれていますので、ぜひ頑張ってみてください。

(文・早稲田大学法学部 3年 北岸咲希)

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