「こころとからだの健康に貢献したい」明治で食育活動の推進に取り組む先輩社会人に、仕事の魅力や就活について聞いてみた!
「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。
今回は、「おいしさ、楽しさ、健康、安心」の世界を拡げる活動に取り組む【明治】で働く先輩社会人にインタビュー。
食育活動の推進に励む広報部の小峰さんに、仕事内容や学生時代に取り組んだこと、更には就活において意識したこと等についてお話を伺いました!
2017年度入社
全国で展開している「明治の食育」をリードする仕事を担当。食育セミナーのプログラム制作やセミナー講師、WEBサイト「明治の食育」やInstagram「明治おいしいキッチン」の制作を行っている。
――自己紹介をお願いします。
株式会社 明治の小峰と申します。2017年に明治に入社しまして、現在は広報部ダイレクトコミュニケーションGという部署に所属しております。全国での食育活動を推進していく仕事をメインにしております。本日はよろしくお願いします。
――お仕事内容に関して詳しく教えてください。
大きく分けて2つの仕事に取り組んでおります。
まず1つ目は、食育セミナーのプログラム作成です。大学卒業時に取得した管理栄養士の資格を活かし、「朝食欠食」や「生活習慣病」といった健康課題を抱える社会人が、行動変容を起こすきっかけとなるようなセミナーを考案することを目標としております。
2つ目は、WEBサイト「明治の食育」やInstagram「明治おいしいキッチン 」での情報発信です。全国で行っている食育活動の具体的な様子をレポートとして掲載したり、お客様が活用しやすいレシピの掲載などの作業に励んでおります。
――1日のスケジュールを教えてください。
弊社はフレックス制なのですが、私は大体9時から9時30分ぐらいに出社しております。そして10時からの会議で、食育セミナーの活動状況や課題を部署内で共有し対策を検討します。午後はWEBサイトやInstagramのアクセス数を解析する会議への参加、レシピの投稿、ホームページへのお問い合わせ対応などを行い、18時くらいに退勤するという流れになることが多いです。
――最も印象に残ったお仕事のエピソードがあれば教えてください。
現在の部署ではなく、実際にお客様にお会いして食育セミナーを行う部署に所属していたときの話でもよろしいでしょうか。
――はい、お願いします。
小学校に訪れた際、牛乳の栄養の話や給食が体作りにどのように影響しているかというテーマについてお話しさせていただきました。後日、出前授業を受けて下さった学校の教師の方々から、「給食を残す子が減りました」ですとか「牛乳を嫌いだった子が牛乳を飲むようになりました」といった言葉をいただいたとき、凄く嬉しかったことを覚えております。
――ありがとうございます。ちなみに、現在のお仕事で印象に残ったエピソードはありますか。
はい。Instagramを無事に運用し始めることが出来たときです。アカウント名やテーマを社内で何度も検討したので、投稿に対するコメントや、いいねをいただいた時は、ほっとすると同時に大きな嬉しさを感じました。
――今のお仕事の魅力を教えてください。
この仕事に限ったことでもないのかなとは思うのですが、自分の能力とか可能性に気付くことが出来る点が凄く面白いなと感じております。私は大学時代まで人前で話すことが苦手だったのですが、意外とやってみたら出来るんだな、と。セミナーを通して、私にも人の行動を変える力があることに気付くことが出来ました。
――苦手を克服する上で意識されたことはありますか。
人前で話す際は、「私は女優だ」と言い聞かせて堂々と振る舞うようにしています。あとは、少しでも自信を持てるようにプレゼンの反復練習を行っています。
――今後のキャリアパスについて教えてください。
入社して8年目になりますが、入社からずっと食育という領域に特化して仕事をしてきました。私自身食育への関心があるため非常にありがたいなと思う反面、せっかく明治にいるからには自分が経験したことないような仕事にも挑戦してみたいなと思います。
――どんな学生時代を過ごしていましたか。
管理栄養士の受験資格が得られる学科に所属しており、4年間みっちり勉強していたという学生時代でした。ただし勉強だけではなく、アルティメット(フリスビーを用いて行うスポーツ)のサークルに所属して活動したり、パン屋やカフェのアルバイトをしたりと非常に忙しい大学生活を送っていました。
――管理栄養士に興味を持ったきっかけを教えてください。
自分の武器を見つけたいと思ったのが始まりです。私の通っていた高校は進学校で、周りが頭の良い子ばかりでした。私は授業についていけず、すっかり自信がなくなっていました。
そんな中、志望校を決める時期が訪れたときに、5教科で勝負できないなら違う土俵で戦おうと決心しました。そして、幼少期から変わらず好きなものといえば「食」でしたので、食について専門的に勉強したいなという思いから、管理栄養士を目指し始めました。
――学生時代の経験が今のお仕事に役立っていると感じる瞬間があれば、教えてください。
管理栄養士の資格を取得するために一生懸命授業を受講したり、課題に取り組んだりした経験が今でも生きているかなと感じております。健康課題の解決を目的としたセミナーのプログラムを考える際に、様々な栄養に関する資料を読み込むのですが、大学時代に一度勉強している内容が多いですので、頭に入ってきやすいなと思うことが多々あります。
あとは、学生時代は勉強とサークルの両立が忙しかったので、通学中に電車内でレポートを書くこともありました。忙しくても優先順位を付けて、時間を有効活用する姿勢が培われ、今でも役立っていると感じております。
――明治に入社した決め手を教えてください。
私の就活の軸とマッチした企業であり、ありのままの自分で働ける環境だと思ったため、明治に入社いたしました。私は就活の軸として、「健康な食生活に貢献したい」というものを設定しておりました。就活の軸を基に様々な企業を調べていく上で、出前授業やセミナー、食育専用のサイトまである企業が明治だったのです。お客様の健康な食生活を支えるために真剣に取り組む企業という印象を受け、入社を決めました。
――就職活動に向けて、やっておいた方が良いことがあれば教えてください。
自己分析はしっかりやっておいた方が良いと思います。「どんな出来事があって今の自分があるのか」ですとか、「生活する中で何をストレスに感じ、どんなときに喜びを感じるのか」ということを知っておくと、入社後のミスマッチが減ると思います。
あとは、「自分はこれを頑張った」と胸を張って言えるような経験をしておくことです。私は勉強とサークルの両立がハードでしたが、あれだけ過酷な学生生活を頑張ってきたのだからどんなことでも大丈夫という、根拠のない自信が今でもあります。就職活動中など不安になるときに、自分を勇気づけられる経験が必要かなと思います。当然エントリーシートのネタにもなりますし。
――就職活動を通して得た学びがあれば教えてください。
誰かの力を借りて、楽しむ余裕を持って過ごすことの重要性です。大学4年生の6月、周りが入社する企業を決める中、私は内定どころか2次面接にも進めないこともあるといった状況でした。そんな時に内定を早くもらった友人を分析すると、肩の力を抜いて学生生活を楽しみながら、授業や課題に周囲の人を巻き込んで取り組むような人でした。
一方で私は、自分一人で授業を真面目に受け、課題にも自力で真面目に取り組む学生でした。このとき、自分一人が頑張れば上手くいくとは限らないのかなと感じました。
――最後に、大学生に向けてメッセージをお願いします。
大学生の学生生活は、自分の時間を自由に使える凄く貴重な4年間だと思います。ですので、やりたいと思ったことには失敗を恐れずにどんどん挑戦してもらえたらなと思いますし、上手くいってもいかなくても必ず何かしら得られるものがあると思います。
就職活動に取り組まれている方は不安になる事も多いと思いますが、自分自身を労りながら、決して無理しすぎず頑張ってほしいと思います。本日はありがとうございました。
取材:清水 碧
執筆:浅井宏允
編集:学生の窓口編集部
取材協力:明治