みんなを巻き込む!? 日本ハムのマーケティングのお仕事とは?

ヒット商品やサービスを手掛ける企業のキーマンにお話しを伺う企画「#お仕事図鑑」。
今回は「日本ハム」で働く先輩社会人にインタビュー。広告宣伝やプロモーション立案、イベント出展などを担当する岡村香里さんに、仕事内容や日本ハムの魅力についてお話を伺いました!!
PROFILE
岡村 香里
「シャウエッセン」「中華名菜」「チキチキボーン」といったスーパー等で販売されているコンシューマ商品のブランドマネジメント、TVCM、WEBや新聞雑誌での広告宣伝(メディア戦略)、プロモーション立案やイベント出展などを幅広く担当。それぞれのブランドが持つ価値、商品を使用することで生まれる楽しさや満足感といった感情部分についても訴求することによるブランド価値向上も担っている。
ユーザーをどのように獲得していくか
――簡単な自己紹介をお願いします。
日本ハム(株) 加工事業本部マーケティング統括部マーケティング部(現マーケティング室)ブランドマネジメント課に所属しております、岡村香里と申します。子どもが3人いるため毎日忙しいですが、子育てと仕事を両立しながら頑張っています。
――現在のお仕事内容について詳しくお伺いしたいです。
加工食品のブランドの広告宣伝を担当しています。具体的には、テレビCMや雑誌などの広告の企画・制作やメディア取材の対応などを行っています。加えて、北海道日本ハムファイターズのイベントなど、商品やブランドに紐づくイベントの出展対応も行っています。
それぞれの商品のブランドには特長やコンセプトがあるので、ブランドコンセプトが外れないような広告宣伝活動をする、という事を念頭に置きながら仕事に励んでいます。
――1日の仕事の流れを教えてください。
前提として、弊社はフレックス勤務体制を採用していますのである程度自由な時間に出社できるようになっています。私は保育園に通う子どものお迎えがあるので、朝早くに出社し夜遅くまで働かないようにスケジューリングしています。
8時10分に出社し、始業の8時45分まではメールの対応をします。その後は、商品の試食会を通して出た課題を基に、新商品の開発や既存商品のリニューアルに取り組みます。午後からは、ブランドマネジメントについて広告代理店と打ち合わせをしたり、販促に関する資料作成を行ったりして、午後6時までには退勤するというような流れです。
ただしルーティン業務のようなものは少なく、毎日違う仕事をしているため、毎日この流れに当てはまるわけではありません。
――何名ほどのメンバーでお仕事を進めているのですか。
私の所属するチームには7名います。私は広告宣伝を担当しておりますが、他には店頭販促の企画をするメンバーやSNSを運用するメンバー、更にはレシピ開発を担当するメンバーなどがいます。チームは7名で構成されていますが、この7名だけで動くことはほぼありません。他の部署とも関わりを持ちながら仕事に取り組んでいます。
――同じチームでも役割がかなり細分化されているのですね。
そうですね。ただ目標は同じですので、打ち合わせを繰り返しながら業務に取り組んでいます。
――プロモーションに関するお仕事をする上で、意識されている事はありますか。
既存ユーザーを離さず、新規ユーザーをどのように獲得していくかという事を常に意識しています。例えば、シャウエッセンはスーパーの利用が多い40代以上のお客様によく購買されている商品です。
しかし、だからといって主婦層に響く広告ばかりを打ち出していると、若年層に認知されません。若年層の方々にシャウエッセンの認知が広まらなければ、シャウエッセンというブランドの高齢化が進んでしまいます。新規ユーザー獲得のために、ユーチューバーとのコラボやSNSでの広報にも熱心に取り組んでいます。
シャウエッセンの「パリッ!!としたおいしさ」や「手軽さ」を、それぞれのターゲット層にどのようにアプローチして話題化できるか、常日頃考えております。
――ブランドマネジメントを行う中で、難しいと感じることを教えてください。
正解がないということです。テレビCMやSNSを通じた広告がターゲットに響くかどうかは、実際に流してみないと分かりません。マーケティング部(現マーケティング室)に市場分析をするチームがあるのですが、彼らと協力しながらブランドの方向性を仮説立てて、調査などを行っています。それでもやはり、簡単にお客様に商品を浸透させるということは難しいので、絶えずPDCAサイクルをどんどん回しています。
――商品の拡大に向けて、常に時代背景や流行をリサーチする必要がありそうですね。
おっしゃるとおりです。例えば、今は猫がブームですよね。ですので、猫好きの方達に刺さるように、チキンナゲットを猫型にした「チキンにゃゲット」を発売しています。また、認知を拡大するためにVtuberの方も活用させていただきました。
――印象に残っているお仕事のエピソードを教えてください。
昨年の8月10日に開催された、北海道日本ハムファイターズと埼玉西武ライオンズの試合でのイベントが印象に残っています。8月10日は「パ(8)リッ!!と(10)」にちなみ、シャウエッセンの日となっています。それに伴い試合会場では、背番号が「810」、選手名のところが「シャウエッセン」になっているユニフォームのプレゼント、景品にロングシャウエッセンをご用意したストラックアウトの実施などを行いました。
普段はなかなかお客様の顔を見る機会はありませんが、実際にイベントを楽しむお客様の笑顔や姿を見られたことが非常に印象的でした。
――お仕事で今後どのようなことにチャレンジしたいですか。
私は2023年の4月から広告宣伝を担当していますが、それまでは広告宣伝ではなく、店頭販促に近い業務などに携わっていましたので、まだ広告宣伝について不勉強のところがあります。今後はもっと広告について深掘りし、私達の商品を広めていくために必要な施策を自分で考える事が出来るようにしたいです。
日本ハムは「人が良い」
――学生時代からブランドマネジメントに携わろうと考えていたのですか。
いいえ。私は学生時代、自分のやりたいことが見つからないタイプでした。ただ、漠然とではありますが、「私の入社した会社はこれを売っているんだ」と家族や友人に自慢できるような会社に入りたいと考えていました。
――お仕事をされる上で必要なスキルはありますか。
何よりも重要なのは、多くの人を巻き込む力です。結局、自分1人では何も出来ないんです。特に大きなイベントになればなるほど。色々な方の協力があってこその企画でありイベントですので、「助けてあげたい」と思ってもらえるような人である必要があると思います。
また、トレンドを掴む力も必要です。マーケティングやブランドマネジメントにおいては、アンテナを高く張り、流行を沢山キャッチすることが要求されます。
――日本ハムの魅力を教えてください。
事業規模が大きいことです。日本ハムは牛や豚を育てる農場からスーパーの店頭に商品を並べるところまで携わっています。またシャウエッセンや中華名菜といった加工食品の他にも、ヨーグルトやお肉、缶詰などの商品を幅広く取り扱っています。職種に関しても、人事や総務、広報に製造、物流など色々な部署が存在します。
様々な部署や事業があることから、色々なことにチャレンジできるというのが日本ハムの強みであると感じています。
――日本ハムで働かれている方々の特徴を教えてください。
「人が良い」という一言に尽きますね。困ったことや分からないことがあれば親身に相談に乗ってくれますし、課題の解決にまで導いてくれます。仲間意識を持ち助け合う、という特徴は本当に弊社の良いところだなと思います。
――大学生に向けてのメッセージをお願いします。
今の時点で「自分が将来何をしたいのか」や「自分に向いていることは何か」ということが明確になっていない学生の方は多数いらっしゃると思います。特に、就職活動に励む大学3年生や4年生は進路に悩む時期ですよね。
ですが、全ては縁です。今取り組むことが上手くいってもいかなくても、ご自身が最終的に決めた場所でご自身に出来ることを見つけ、全力で頑張る事が一番大切なのかなと思います。
大変だと思いますが、頑張ってください。また残りの学生生活も是非楽しんでください。
開催予定の『お仕事図鑑・先輩ロールモデル』オンラインイベント
(無料・学年問わず歓迎)
✅2026年1月14日(水) 15:00~15:50
【キリン】「生活に近い研究がしたかった」キリンで研究職として働く先輩にオンラインOB・OG訪問開催! #先輩ロールモデル
✅2026年1月19日(月) 16:00~16:50
【キリン】担当としての熱量が大切!「グッドエール」のブランドを担う先輩にオンラインOB・OG訪問開催! #先輩ロールモデル
取材:清水 碧
執筆:浅井 宏允
編集:学生の窓口編集部
取材協力:日本ハム株式会社























