今や欠かすことのできない連絡手段であるLINE。人によってメッセージの文の量や絵文字の有無、頻度などといったLINEを使う上での価値観が異なってくるのではないでしょうか。今回は、カップルに着目し、長続きするカップルのLINEは、シンプルで簡潔なものが多いのか、それともスタンプを使ったり、長文メッセージを送ったりする凝ったものが多いのか、アンケートを行いました。

大学生・大学院生・短大生・専門学校生300人に対し、「長続きするカップルのLINEはシンプルで簡潔なLINE orスタンプや絵文字を使ったり、長文だったりといった凝ったLINE、どちらだと思いますか？」と尋ねたところ、「シンプルで簡潔なLINE」と回答した人は272人で90.7%を占めました。一方で、「スタンプや絵文字を使ったり、長文だったりといった凝ったLINE」と回答した人は28人で9.4%でした。全体の9割の学生が、シンプルなLINEの方が長続きすると考えていることがわかります。

次に、上記の回答に至った理由をそれぞれ聞いてみました。

「シンプルで簡潔なLINE」と回答した学生の意見

シンプルで簡潔なLINEのほうが良いと考えている学生は、長文でのやりとりに対して「面倒」「気を遣いすぎ」「疲れる」とネガティブなイメージを抱いている傾向があることがわかりました。また、直接会って話すコミュニケーションとLINEでのコミュニケーションの役割を分けているという意見も目立ちました。

●シンプルで簡潔なLINEでないと「面倒」「気を遣いすぎ」「疲れる」

・長期間長いラインを送るのも、読むのも疲れてしまいそうだから（大学4年生／男性）
・シンプルで簡潔な方がお互い気を遣いすぎていない感じがするから。（大学1年生／女性）
・長文を考えるのはめんどくさいから（大学4年生／男性）

●会ったときの会話を重視している

・会った時にじっくり話せばいいから。（大学3年生／男性）
・会ったときの話題がなくなるから（大学3年生／女性）

「スタンプや絵文字を使ったり、長文だったりといった凝ったLINE」と回答した学生の意見

スタンプや絵文字、長文などの凝ったLINEのほうが良いと考えている学生は、LINEを通して相手に感情を伝えることや、同時に相手の感情を感じ取ることを重要視している傾向があることがわかりました。

●凝ったLINEのほうが感情が伝わりやすい
・その方が言葉の細かいニュアンスなどが伝わって誤解が生まれにくいと思う。（大学3年生／女性）
・感情が分かりやすいと、ケンカが減るとおもうから。（大学3年生／女性）
・素っ気ないLINEは無関心な印象を与える（大学4年生／男性）
・相手を思いやってることが伝わるから。（大学3年生／女性）

●凝ったLINEのほうが楽しい
・やりとりしていて楽しいから（大学2年生／女性）
・通信して楽しい（大学1年生／女性）

まとめ

9割がシンプルで簡潔なLINEのほうがカップルが長続きすると考えていることが分かりました。LINEは互いに気楽に送りあい、直接会ったときにじっくり話すというように、互いに無理せず、場面ごとにコミュニケーションの方法を分けるのがカップルの長続きのコツなのだとか。一方で、凝ったLINEのほうが良いと考えている学生は、無機質になってしまいがちな文面での会話の中に、いかに相手への感情を伝えることができるかを重要視している人が多いようなので、シンプルな会話の中にも感情を伝える言葉や絵文字を混ぜると、仲の良い関係を築いていけるのかもしれません。

■調査概要

調査期間：2023年12月15日～12月18日
調査対象：学生の窓口会員
有効回答 300件（男性84人、女性214人、その他2人）