【社員インタビュー】会社の魅力は「日本にいながら海外メンバーと関われること」。 日本TCSのプロジェクトリーダーの仕事観

編集部:ぜんや

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「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。

今回は「日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ」(日本TCS)で働く先輩社会人にインタビュー。コグニティブビジネスオペレーション統括本部の宮崎玲奈さんに、日々の仕事内容や学生時代に取り組んだことについてお話を伺いました!

※「崎」はたつさき

プロフィール:宮崎 玲奈さん
2018年入社

サーバやネットワークといった、システムの土台となるインフラを、クラウドサービスを用いて構築・運用するプロジェクトに所属。9名のチームでサブリーダーを務めている。
社会人編

会社の魅力は「日本にいながら海外メンバーと関われること」

ーーまず、簡単に自己紹介お願いします。

宮崎玲奈と申します。2018年に新卒入社し、現在は6年目になります。大学は文系学部の出身で、特にITのバックグラウンドはありませんでしたが、今はシステムのインフラ関係でネットワークやサーバーなどが載る土台となる部分を運用・構築・設計するプロジェクトに従事しています。

ーー具体的なお仕事内容について教えていただけますか?

プロジェクトとして新しいシステムを作ることもありますし、作ったシステムの運用保守や、ユーザーの問い合わせに対応する業務もあります。

私は運用や技術的な調査をするチームにいて、例えば、お客さまの相談を聞いて、構成図などを見ながら「ここを直すと良いですよ」「こういうサービスに置き換えると安全な通信になりますよ」など、システム実現に向けたアドバイスをしています。

扱っている製品はAmazon社のAWS(アマゾン ウェブ サービス)や、Microsoft社のMicrosoft Azure(マイクロソフト アジュール)というクラウドサービスです。

ーーこの仕事に求められるスキルや、この仕事に向いている人物像などがあれば教えてください。

学生時代にクラウドを知っているという人は少数派だと思うので、最初からこのスキルを持っている必要はありません。どちらかというと、新しい知識をちゃんと吸収できる人で、なおかつチームのメンバーと一緒に協力したり、情報を整理して人に伝えられるコミュニケーション能力も必要だと思います。

ーーこれまで仕事してきた中で、一番印象に残っている仕事があれば教えていただけますか?

以前、リーダーとして関わっていたプロジェクトがあったのですが、そのときはチーム内に外国出身のメンバーがいて、コミュニケーションの面で苦労したのを覚えています。

単に英語が伝わらないということではなく、例えば「いつまでにこういうリストを作ってほしい」という依頼をしても期待通りに動いてもらえないなど、思い通りに行かないことが多かったんです。「どうしてこんなにうまくいかないんだろう」と悩んだのが今も印象に残っていますね。

ーー意思疎通ができていなかったということですか?

そうですね。日本人のメンバーにお願いするときは、「いつまでにこういうような表が欲しいので、作っておいてください」と言うだけで、気を利かせてイメージどおりのものを作ってくれるのですが、海外のメンバーに同じようにお願いする場合、お互いにとっての常識が異なるため、自分のイメージをちゃんと1から100まですべて言葉にしないと伝わらないというか…。細かく丁寧に伝えられるようになるまで、結構な時間がかかりました。

ーー仕事をするうえでのマイルールなどはありますか?

最近意識しているのは、自分が理解したことをチームメンバーにもシェアするということですね。最初は自分が理解することで精一杯だったのですが、リーダーを経験してからは、チーム全体のことを考えるようになりました。

新しくプロジェクトに加わった人は、必ずといっていいほど最初は理解に苦しむ場面があるので、そういうときのために、自分が過去に理解した内容を資料やメモにまとめてシェアすると、他の人は余計な苦労をしなくて済みます。

今は他のメンバーも同じようにナレッジをシェアし合うようになり、チーム全体のパフォーマンスが上がったと感じています。

ーー日本TCSで働くことの魅力について教えてください。

働いていて面白いと感じるのは、日本にいながら海外のメンバーと関われることですね。コミュニケーションがうまくとれなくて悩んだり、イライラしたりすることもありますが、一旦それを乗り越えると、「他ではできない経験ができたな」「一回り大きな人間になれたんじゃないか」という気になれます。

苦労することも多いですが、この経験はもちろん日本人メンバーとのコミュニケーション含め、いろんな場面で活かせますし、異なるバックグラウンドを持つメンバーと一緒に揉まれながら成長できるのは魅力的ですね。

ーー日本TCSならではの強みなどはありますか?

会社としての強みという意味では、グローバルで考えると61万人以上という規模の人的リソースがあり、そういうところに気軽にアクセスできることでしょうか。例えば、お客さまからAIについて問合せがあった場合、上司が海外の適任者を探しに行っていたりもしているのですが、そういうときもTCSが巨大なタレントの宝庫であることが強みになります。

ーー現在、何か課題に感じていることや、今後の展望などがあれば教えてください。

自分自身の課題にはなりますが、自分は理系ではありませんし、ITのバックグラウンドもありません。でも、一方で、海外とのコミュニケーション能力は評価されているという実感があるので、技術面は地道な努力を重ねつつ、マネジメントによってチームを良い方向へ導いていけるリーダーになりたいと思っています。

学生時代編

バトミントンサークルで大会運営リーダーとして活躍した学生時代

ーー宮崎さんはどのような学生時代を過ごされていたんですか?

よくいる大学生だったと思います(笑)。バドミントンサークルに入っていて、 塾講師のアルバイトをやっていました。勉強、サークル、バイト、遊び……などなど、バランスよくこなして普通に楽しく過ごしていました。「これは特に熱中した!」というものはないんですけど、その代わりどれも手は抜かず、自分なりにベストを尽くしていたと思います。

ーー大学ではどんな分野を勉強されていたんですか?

社会学を学んでいて、色々な人にインタビューして、家族のあり方やライフストーリーなどについてお聞きし、それをベースにみんなでディスカッションしたりしていました。人生を豊かにしてくれる学問だと思いましたし、楽しみながら学びました。

ーー学生時代に、「特にこれは頑張った」と思えるエピソードなどがあればご紹介いただけますか?

所属していたバトミントンサークルが結構大規模で、年に10回ぐらい200人規模の大会を実施していたのですが、私はその大会の運営リーダーをやっていて、どうすれば大会がスムーズに運営できるか、他のチームとどう協力するといいか、といったことを考えていました。当時の経験は、今のプロジェクトマネジメントのお仕事でも役立っているところがあると思います。

ーー就活中は、どのように自己分析されたのでしょう?

「これなら得意かも」と思えるものを見つけていった気がします。サークルの試合運営の経験から「チームで協力することや、計画を立てて実行することは得意かも」とか、塾講師で生徒の成績が伸びてきたから、「長期的な関わりの中で信頼関係を築くことや、わかりやすく説明をすることは得意かも」という感じですね。

一方で、「苦手かも」と思うものを見つけていくのも大事で、例えば、インターンで初対面のお客さまと会話しながらニーズを探るという営業のワークショップをやってみてとても苦労したので「あ、きっと私はこれ苦手だろうな」と気づくことができました。身近な経験を深堀りし、自分の得意・不得意を整理して見つけていくのは重要だと思います。

あとは、周りの家族や友人にお願いして、客観的に私のいいところ、悪いところを教えてもらいました。それも結構面白かったですね。

ーー最終的に日本TCSに入社しようと決めた理由を教えてください。

成長性のある業界がよかったというのと、英語を使って仕事がしたいと考えていたからです。日本TCSはIT×グローバルで、なおかつインドに本社があるという点がユニークで、他の会社とは違うと思いました。インドはIT大国ですし、人口も増えていますが、日本にとってあまり身近な国ではないので、好奇心もわきました。それと、会社の特性などを調べたときに自分の能力が必要とされる、ここなら活躍できる、と思って決めました。

プライベート編

プライベートでは近所のカフェ探し!

ーーオフタイムはどのように過ごしているのでしょうか?

休日はごく普通の過ごし方をしていて、家を掃除したり、近所のカフェまで散歩したり……。最近引っ越したばかりなので、 Googleマップを使って「近くに面白いお店がないかな〜」って探しながら過ごしています。

在宅勤務なので、平日は朝にラジオ体操して、お散歩して、仕事を始めて、昼はスーパーにご飯の材料を買いに行って、また仕事して、終わったら、すぐ料理して……っていう感じですね。仕事中は座りっぱなしなので、運動不足にならないよう、家事や散歩でちょいちょい身体を動かしながらリフレッシュしています。

ーー最後に、大学生に向けて一言お願いしてもよろしいでしょうか。

みなさん、今はまだ様々な可能性を考えながら情報収集したり、自己分析したりしているところだと思いますが、どうすれば正解というものはなくて、最終的に自分が納得のいく選択ができるかどうかが全てだと思います。

ここまで調べたり、ここまで動いたり、ここまで考えたりしたらもうこれ以上できることはない、と言い切れるくらいあらゆる角度から頑張ること。色々な人に会って話を聞いてみるのもいいと思います。応援しているので、頑張ってください!


取材:清水 碧
編集:学生の窓口編集部
取材協力:日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社

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活字中毒の中年編集者です。暇さえあれば本やウェブコンテンツを読み漁っています。 文章や言葉で読者を楽しませたり、悩みに寄り添い勇気づけられるよう、日々悪戦苦闘しながら言葉を紡いでいます。

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