【ホロライブ5期生単独ライブレポート(写真あり)】ホロライブ5期生初の単独ライブ「hololive 5th Generation Live “Twinkle 4 You”」のオフィシャルレポート公開! #Z世代Pick 3ページ目
ここで新衣装である浴衣に着替え、七夕にちなんだセットを背後に、4人全員でラミィのオリジナル曲「明日への境界線」をパフォーマンス。メンバーカラーを基調としつつ、それぞれに花柄の生地と髪飾りをあしらった浴衣姿はとても華やかだ。
M18:百花繚乱花吹雪
MCを挟んだ後は、浴衣衣装にぴったりな「百花繚乱花吹雪」を披露。間奏では突然、サイン入りTシャツが当たる抽選がスタート。バチを持ったメンバーが順番に太鼓を叩いて当選座席番号を発表、思わぬ企画と斬新な仕掛けは夏祭り感満載で、メンバーにあおられた歓声も今日一番大きいものに。最後はパワフルなユニゾンでラスサビを響かせた。
そのまま休むことなく「至上主義アドトラック」で、盛り上がりに拍車をかけていく。ぼたんが「みんな、ペンライト掲げて!」と煽り、DJのプレイも相まってさらに没入感が高まる。終盤にも関わらず疲れ知らずの4人は浴衣姿で跳ね、間奏中も「はい!はい!」と盛り上げ続けた。
M20:Twinkle 4 You
本編最後は、公演タイトルを冠した「Twinkle 4 You」。事前に動画でレクチャーされた振付を観客は完璧にこなし、メンバーと会場はひとつになっていく。そしてきっと、配信で見ている画面の向こうの視聴者も。アウトロではシンガロングが響き、ライブロゴがきらめく中、4人はステージを後にした。
アンコール
M21:あすいろClearSky
会場を揺らしそうなほどのアンコールに応え、ほどなくして4人はライブTシャツ姿で再登場。アンコール一曲目に歌われた「あすいろClearSky」の<駆け抜けていく僕たちの青春の光は誰にも止められないよ!>というフレーズはねぽらぼらしくもあり、楽しいのに泣いてしまいそうな感情を覚える。銀テープが打ちあがる中、口々に「ありがとう」を伝える4人。公演の終わりが近づく寂しさに気付かない振りをして、観客は熱狂に酔いしれる。
そして最後のMCでは、順番に今日の感謝とこれからの決意を言葉にした。このステージでライブができた嬉しさを噛み締めたポルカ、すでに次のライブを見据える未来志向なぼたん、身振り手振りやキュートなポーズをまじえながら全身で感謝を示したねね、会場だけでなく配信の視聴者にも呼びかけ、寄せられる応援に感謝を伝えたラミィ。とはいえしんみりしすぎることはなく、「最後の曲だぞー!」と盛り上げ直して、クライマックスへ。
M22:Sparklers
最後は、エンディングらしい一曲「Sparklers」。祭りの終わりを思わせる歌詞、それに対してまぶしすぎるくらいに咲く4人の笑顔に涙腺が限界になるが、それでも観客はステージに立つ彼女らを目に焼き付けながらペンライトをゆっくりと振り続ける。それに応えるように、4人はステージを上手から下手まで歩いて、感謝を伝えながら手を振った。
アウトロが続く中、また会えるように願いをこめて、メンバーはカメラにサインを残していく。わちゃわちゃした空気の中、ぽつりと聞こえた「終わっちゃうの嫌だね」という言葉。離れがたいのは、メンバーも同じなのだろう。それでも4人の織姫はすぐにとびきりの笑顔に切り替えて、堂々と本公演の幕を閉じた。
取材・文/ヒガキユウカ https://twitter.com/hi_ko1208
写真/MASANORI FUJIKAWA