【めざせ読解力UP】文章を客観的に読むとは? 大人の学び直しにも最適『ゼロから覚醒 はじめよう現代文』 #Z世代Pick

こんにちは。Z世代ブックピッカー・まえれなです。
みなさんはこちらの現代文の問題の正解はなんだと思いますか?

正解は1.の「日本の大統領は柳生好之である。」です。
現代文が得意だった人は簡単に答えられたかもしれませんが、現代文が苦手だった人は、間違えた人もいるかもしれません。
私は昔から現代文が大の苦手です。私と同じように現代文に苦手意識を持っている人は、「筆者の考えを説明しなさい」という問題が出てくるたびに、「筆者の考えなど、私たちがわかるはずがない」と、毎回頭を抱えていたのではないでしょうか。
現代文が苦手でも特に問題はないだろう....そんな風に考えている人もいるかもしれません。ですが、スタディサプリの現代文講師 柳生氏は現代文を学ぶことで読解力が磨かれ、見え方や考え方が変わると述べています。
言葉はものの見方や考え方そのものです。現代文の勉強をとおして、みなさんのものの見方や考え方は大きく変わっていくことでしょう。つまり、「言語は世界を変える」のです。
では、現代文とはそもそもどのように学べばいいのでしょうか。そこで今回は、柳生氏の著書『ゼロから覚醒 はじめよう現代文』より一部抜粋してご紹介します。本書は大学入試向けに書かれていますが、大学生や社会人の学び直しにも活用できるはずです。
※本記事は柳生好之著『ゼロから覚醒 はじめよう現代文』(かんき出版)より一部抜粋し、再編集したものです。
文章を客観的に読む
現代文の問題を解くときには、文章を客観的に読む必要があります。これも重要な現代文の「ルール」です。そうは言っても「客観的に読む」って何のことかわかりませんよね。僕も最初にこの言葉を聞いたときは、「客観的に読む」ということの意味がわかりませんでした。このことをわかってもらうために、次の例文を用意しました。
ウサギが走ってカメを追いかけた。
この文を読んだとき、みなさんの頭の中はどうなっているでしょうか?

上の絵のようなイメージを持った人が多いのではないかと思います。
小学生のころ、「文章を読んで想像しましょう」と習いましたよね。ですから、みなさんはイメージをするのです。しかし、みなさんのイメージはすべて同じでしょうか?もっと写真のようなウサギとカメを思いうかべた人もいるはずですし、楽しそうに追いかけっこをしている様子をイメージした人もいるでしょう。
このように、各自がイメージを作りながら読むことを、「主観的に読む」と言います。主観は人それぞれ違います。そのため、文を読んでみなさんが持つイメージも同じにはならないのです。
しかし、大学入試現代文では「人それぞれ違うよね」ではいけません。なぜなら、大学入試では点数をつけなければいけないからです。採点官は、「A君のイメージよりもB君のイメージのほうがいいね」などという個人的な感想によって採点をすることはありません。ですから、大学入試現代文では、イメージを膨ふくらませる「読書」とはまったく違う読み方をする必要があるのです。
では、先ほどの文を読んで、次のような「説明」をしたならばどうでしょう。
この文の主語は「ウサギ」であり、走っているのも追いかけているのも「ウサギ」だ。
文の主語は誰が読んでも「ウサギ」です。「いや、私には主語が『カメ』だと思えます」とは、絶対になりません。
このように、誰がどう見ても同じようにとらえられるカタチに注目することが、点数をつけなければいけない大学入試で求められる読み方です。そして、これこそが 「客観的に読む」 ということなのです。
■実際に読んでみた感想
高校卒業まで結局正しい読解方法がわからないまま大学生になってしまっていたので、現代文の成長を期待してこの本を手に取りました。この本では、現代文を解く上での大事なポイントを理解した上で、具体的な問題で演習できるようになっています。
「現代文は筆者の考えを理解するしないではなく、本文で述べられている事実をしっかり読み解けているかを判断するための科目」と理解できたことで、私が今まで諦めていた現代文の読解も、この本を読み終える頃には苦手意識が少なくなっていました。(まえれな)
『ゼロから覚醒 はじめよう現代文』
定価 : 1,100円(税込)
頁数 : 176頁
ISBN : 978-4-7612-7486-3
発行日 : 2020年4月3日
■著者情報
柳生 好之(やぎゅう よしゆき)
リクルート「スタディサプリ」現代文講師。難関大受験専門塾「現論会」代表。
東進ハイスクールなど大手予備校勤務やZ会東大京大コース問題制作を経て、リクルート「スタディサプリ」に参加。「文法」「論理」という客観的ルールに従った読解法を提唱し、誰でも最短で現代文・小論文ができるようになる授業を行う。その極めて再現性の高い読解法により、東大など最難関大学を志望する受験生から現代文が苦手な受験生まで、幅広く支持されている。






















