その友だちの誘い、トラブルの種かも? 意外と身近に潜んでいる儲け話の消費者トラブルについて聞いてみた

学生の窓口編集部

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近年、若者をターゲットにした、儲け話にまつわる消費者トラブルが増えています。大学生や若手社会人の読者のみなさんのなかにも「楽に稼げるアルバイトがある」「高額な美容機器が安く手に入る」「簡単に始められるおすすめの副業がある」などと声をかけられた経験がある人もいるのではないでしょうか? 最近では、若い人を狙ったトラブルにSNSを悪用したケースも増えているようです。

そこで今回は、その内容が一体どんなものなのかを知るべく、現役大学生のみなさんと、消費者トラブルに詳しい弁護士の窪田翔太先生を交えた座談会を開催。若い世代のみなさんを取り巻く実情や、大きなトラブルに巻き込まれてしまう前に気をつけるべきポイントについて、学んでいきましょう。

参加してくれた学生のみなさん

松宮さん

産業能率大学4年

橋本さん

東京国際大学4年

根上さん

上智大学4年

教えてくれるのはこの人!

窪田翔太先生

窪田総合法律事務所の代表弁護士。詐欺被害の相談に多く対応している。
窪田先生の法律事務所は こちら

意外によく聞く? 若者に忍び寄る儲け話

---今日は宜しくお願いします! 早速ですが、みなさんは現在どんなアルバイトをしていますか?

私は現在、音声プラットフォームでニュースを読むアルバイトをしています。過去にはお寿司屋さんや、荷物の配送などを経験したことがありますね。

私はスーパーマーケットの鮮魚部門で働いています。その前は学生スタッフ、コロナ前には居酒屋でアルバイトをしていました。

私は今、4つほど掛け持ちしていて、アパレル、焼き鳥屋さん、冬限定のスイーツ販売、そして結婚式場のスタッフです。

---みなさん働き者ですね(笑)。SNSや友人との会話から「効率よくお金が稼げる」「簡単に大金が手に入る」といった儲け話を耳にしたことはありますか。

知り合いがLINEグループに勝手に招待されて、儲け話に誘われた、という話はよく聞きます。私も以前のアルバイト先の店長から「人を集めるとお金がもらえる」と持ちかけられましたが、怪しいと思って断りました。

私のところにはInstagramのDM経由でそういったメッセージが頻繁に届きます。学生スタッフとして働いていた時は、同学年のスタッフが授業時間内に下級生に儲け話にまつわる話をして問題になりました。

私は大学1年生の頃、友だちから「バイトしてる? 私は今、こういうのをやっていて……」と、LINEを通じてリンクと大量のファイルが送られてきたことがあります。

---こうして聞いただけでも、みなさんの身近にトラブルの種が潜んでいる印象を持ちました。

そうですね……。先ほどのエピソードのほかにも私はTwitterのDMで、最初は何気ない普通の話をしていたのに、いつの間にか儲け話を紹介されたという経験をしたことがあります。

私もフォロワー数とフォロー数のバランスを見て選別しているつもりですが、「この人は大丈夫かも」と思ってやりとりを始めたのに、URL付きの長文がいきなり送られてくる、みたいなことがありましたね。

私の場合は最初からダイレクトに「稼ぎませんか?」みたいな感じでInstagramにDMが送られてきます。ブロックしても、そのあと同じ会社の違う名前の人から来ることも。

---SNS以外ではいかがでしょう。

私は将来、アナウンサーのような“話す”職業を目指しており、学生のうちに経験が積めたらと、ネットで見つけたナレーターのオーディションを受けたことがあります。その時は不合格でしたが、後日、再び受けたところ合格しまして。嬉しかったのですが、その後すぐレッスン代として10万円振り込むよう言われました。

---一度喜ばせておいてお金を払わせようとするところが巧妙ですね。

そうですね。レッスンの後ナレーションを収録したCDを販売したら、おそらく20万円ほどの利益になるからレッスン代を差し引いても10万円の儲けになると言われ、とりあえずその場で3万円を支払ってしまいました。用心が足りなかったといえばそれまでですが、今思えばとても悔しいです。

高校の時に仲の良かった友だちから連絡があったので久しぶりに会ったら、全身にブランド品を身につけた別の人と一緒に現れ、ブランド品を安く買い定価で売ってその差額で儲ける、という話を聞かされたことがあります。そのためには学生ローンでまず10万円用意して……と言われたところでお断りしました。

---でも、それは人間不信になりますよね。

ただ、その友だちも悪気のある感じではなく、本当に僕のことを思って勧めてくれている様子だったので、逆に心配になりましたね。

---ここまでの話を聞いて、窪田先生はどう感じましたか?

直接LINEグループなどに誘導し、そこからターゲットを見つけていくという手口は確かにありますが、今は「暗号資産」や「美容機器」など、関心を持ちやすい特定のジャンルに特化し、集まってきた人たちを対象にするケースの方がより一般的です。その際、窓口にはYouTubeやInstagram、LINEのタイムラインなどがよく使われています。加えて最近、増えているのがマッチングアプリを悪用した手法です。「出会い」を入り口にして儲け話を持ちかけてきます。

また、勧誘する側が学生である場合、本人はその行為が悪いことや違法だと知らず、本気で相手のためを思って紹介していることもあります。
若者をターゲットにした消費者トラブルは、高齢者を狙うオレオレ詐欺のように集団で巧妙に相手を騙していくというよりも、個人単位で行なっているケースが意外と多く、相手の興味・関心に合わせて柔軟に対応し、手を替え品を替え、何度も繰り返し持ちかけてくるのが特徴です。

消費者トラブルの事例はこちら

実際に甘い話につられてしまったらどうする?

---とはいっても、「手軽にお金が手に入る」と聞くと正直なところ気になりますよね。

私は今、学生ということで大金が手元にありませんが、まとまったお金が手に入って儲け話に興味を持ったら、少し考えてしまうかもしれません。

楽にお金が稼げたらいいな、という気持ちはちょっとあります……。

心の中では「こんなに簡単にお金は稼げない」と思いつつも、「もしかしたら……」となるタイミングは確かにありますね。

今若い人たちの被害で多いのは、クレジットカードで高額の美容機器を購入させられたり、消費者金融でキャッシングの契約を結ばせられたりするケースです。毎月の支払いは運用利益で返済できるからプラスαでお金が継続的に入ってくる、などと言われ、騙されて契約してしまう若者が増えています。

私も美容には興味があるので、もし身近な友だちから話を持ちかけられたら、よっぽど怪しい話でない限り、ちょっと話を聞いてしまうかもしれません。

契約書って一度サインしてしまうと、あとから気づいても「自分もよく確かめなかった」という罪悪感があって、なかなか覆すことが難しいですよね。でも、学生の方が社会人よりお金を持ってないはずなのに、どうしてターゲットにするのでしょうか?

「相手を信じる」という部分においては、どうしても社会経験が少ない分、大人より若者の方が信じやすいのは仕方ないことなので、そこを狙われるのだと思います。

---もし実際に被害に遭ってしまった場合、どうすれば良いでしょうか?

まず大事なのは「第三者に話すこと」です。冷静な視点で自分の状況を見てもらうことで、さらなる被害の拡大を防ぐことが出来るかもしれません。友人、先輩、親、近しい人に話すことが難しければ、消費者センターや弁護士事務所の無料相談などを利用するのもいいと思います。とくに学生のみなさんに言いたいのは、騙されることは決して恥ずかしいことではない、ということです。大人でも本当にたくさんの方が騙されていますので。

なぜなら、一度被害に遭ってしまうと「おかわり」といって、何度もターゲットにされてしまう恐れがあるからです。「あとちょっと払えば、今まで払ったお金を取り返せる」などといって少しずつお金をむしり取っていく、という手口がありますので注意して欲しいですね。

---では、その前段階において、こうした消費者トラブルを未然に防ぐためには?

私がいうのもなんですが、そんなに美味しい儲け話など、世の中にはそうそうありません(笑)。もし本当に楽にお金を稼げる方法があるのなら、わざわざ人に持ちかけたりせず、自分で実践すればいいだけですから。そして、現代はSNSなどで人とつながりやすい分、トラブルともつながりやすいという意識を常に持ち、若いうちから正しい情報と正しくない情報を見極める力を養うことが必要だと思います。

---今日のお話を聞いていかがでしたか?

自分が思っていたよりも消費者トラブルって色々あるんだと思いました。今後社会人になったら自分で使えるお金も増えると思うので、正しい情報か判断しつつ、行動していきたいなと思います。

私も自分の周りにある事例ってほんの一部なんだなと思いました。コミュニティが広くなればなるほど今回のような話を聞く機会が増えると思うので、人との関係を生かしながら情報収集していきたいですね。

窪田先生がおっしゃっていた“騙されることは決して恥ずかしいことではない”という言葉がすごく印象的でした。実際に消費者トラブルにあった際にもすごく自分のことを攻めてしまったので……。今後そういうことがあれば、家族や信頼できる友だちに相談するようにしようと思いました。

---ありがとうございました!

まとめ

このように、意外と私たちの身近に潜んでいるお金にまつわる消費者トラブル。今回、座談会で学生のみなさんが話していたようなトラブルに巻き込まれないためにも、正しい知識と対策を身につけ、「もしかして騙されているかも?」と思ったら一人で抱え込まず、消費生活センターなどに相談しましょう。

消費者トラブルの詳細についてはこちら

提供:消費者庁

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