俳優・牧島 輝が“学生の君に伝えたい3つのこと”「恥ずかしがらずに自分の夢を言葉にする」
人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。
ペット探偵の見習いとなり、さまざまな出会いを経て成長していく青年の姿を描いた映画『海岸通りのネコミミ探偵』が12月2日に公開。今作で映画初主演を務めた牧島 輝さんが、これまで実際に経験したことや感じてきたことからアドバイスをしてくれました。
▼高橋文哉さん、眞栄田郷敦さん、山本舞香さんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと
俳優・牧島 輝が<学生の君に伝えたい3つのこと>
1.自分の夢を言葉にする
――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?
僕はまともに学校に行かなかった時期もあったので、ちゃんと学校に行って勉強しておけばよかったなぁとは思います。あとは人の顔を見て挨拶するだけでも、いろんな人ともっとコミュニケーション取っておけばよかったなぁって。そしてやっぱり、恥ずかしがらないことですかね。自分の夢を言葉にすることって、恥ずかしいことじゃないけど恥ずかしいという、難しいところがあるじゃないですか(笑)。でもやりたいことをやりたいと言える勇気があれば、もうちょっといろいろ早くできたこともあるだろうなと思うときはありますね。
――言葉にすることで協力してもらえたり、夢に近づくための知識を得られたりすることもありますもんね。
そうなんですよね。友だちだったら絶対に応援してくれるし、逆に反対されたときはそれでもやりたいと思えるのか、やっぱり諦めちゃおうと思えるくらいの夢なのかも分かるじゃないですか。行動に移したり、口にすることで変わることがあると思うから、僕もそうしておけばよかったかなと思いますね。
2.年上の話はちゃんと聞く
――では、学生のうちに見て・聞いておいたほうがいいと思うことは?
ちゃんと年上の人の話を聞くことですね。みんながみんな自分の身になる意見ではないかもしれないけど、やっぱり何年も何十年も経験の差があるわけじゃないですか。大学生だったら僕とでも数年離れていて、その数年で見てきた経験値からアドバイスできることもあるし、それが50歳、60歳、70歳になればその分経験値も大きいわけで。僕は大学に行ってないから分かんないですけど、教授や先生の言うことってそのときは鬱陶しく感じたり、反対されると「何なの?」と思うかもしれないけど、世の中に出ると必ずしも自分を後押ししてくれる意見ばかりじゃないんですよね。だからそういう人たちの意見も聞いて「あ、こういう意見もあるんだな」と思えるように、まずは鬱陶しがらずに聞いてみる(笑)。そこから「この意見は自分の身になるな」「この人みたいになっちゃいけないな」みたいなことを判断しなきゃいけないけど、どれも知識としては必要なものだから、年上の人の話はちゃんと聞いてみたほうがいいと思います。
3.学生のうちにいろんな人に出会って
――これまで経験した中でやっておいてよかったと思うことはありますか?
僕はいろんなバイトを転々としてきた中で、いろんな人と出会って話したことは貴重な経験だったなと思いますね。もう一回バイトとかしたいですもん。俳優という仕事は他の職業よりもいろんな人に出会う機会が多いと思うんですけど、一般企業に就職したら一定の人としか会わないこともあるじゃないですか。だからもっといろんな人に出会っておけばよかったなと思わないように、学生のうちに行動してみてほしいです。
――牧島さんはどんなバイトをしていたんですか?
デリバリーだったり、大道具、屋台の金魚すくいのバイトをしていましたね。あとカフェ、うどん屋さん、バーもやりましたし。面白かったですね。
仕事をどれだけ面白くするかは自分次第
――牧島さんが主演を務めた映画『海岸通りのネコミミ探偵』についてもお話を聞かせてください。今回の脚本と、牧島さんが演じた猫塚というキャラクターへの印象を教えていただけますか?
初めて「ペット探偵」と聞いたときはピンとこなくて、この作品のために考えた職業なのかなと思ったんです(笑)。でも本当にある職業で、それがまずすごいなぁと思いました。猫塚はやりたいことが見つからなくて、お金もなくて、仕事も続かないというキャラクターですけど、どこにでもいるような青年なんじゃないかなと思うんです。僕は、夢はあったけど猫塚みたいに友だちの家を転々としたり、お金もないということがあったし、気持ちが分かる部分もありましたね。
――猫塚のバディとなる猿渡を演じた和田正人さんの印象を教えてください。
役どころとしてとってもパンチのある面白い役ではあるんですけど、和田さん自身がとても気さくで面白い方で。なので、和田さんを見ているのも楽しかったですね。
――猫塚は猿渡に反発しながらもだんだんと打ち解けていきますが、実際のおふたりはどうでしたか?
僕は反発しませんから(笑)、普通にシーンのことやプライベートのことを喋って、自然と打ち解けていきましたね。
――猫塚と猿渡の関係は、牧島さんにどう映りましたか?
猿渡みたいな自由に生きているように見える人でも、どんな過去があるかは聞かないと分からないし、それぞれ抱えているものがある中で生きていかなきゃいけなくて。そういう暗い部分を抱えている2人が明るくペットを探して駆け回っている姿は、僕には素敵に見えましたね。
――猫耳を着けて猫を探したり、地面を這いつくばったりとユニークな場面がたくさんありますが、印象的なシーンはありますか?
プロのペット探偵さんは猫耳を着けないみたいですけど(笑)、仕事をどれだけ面白くするかは自分次第みたいなところがあるじゃないですか。どの仕事でもしんどいと思えばしんどいし、楽しい瞬間があったとしても仕事に行きたくないなと思うことってたくさんあるけど、その中で楽しさとかやり甲斐みたいなものを見つけていくのは自分だと思うんです。自分で自分を楽しませるためにエンターテイメントを用意する、そういう猿渡の仕事に対しての姿勢はちょっと勉強になりました。猫耳は着けたくないですけど(笑)。
逃げるよりは向き合って楽しむ方法を探したほうがいい
――今作が牧島さんにとって映画初主演ですが、これまでの現場との違いを感じた部分はありますか?
作品を面白くしたいという意味ではどの現場も一緒なのかもしれないんですけど、初主演映画というプレッシャーはありましたね。でもいらない緊張はしないほうがいいですし、現場では楽しく演じられました。
――プレッシャーを跳ね除けたり、緊張をほぐす方法はあるのでしょうか?
いやぁ、もう最後は気合いですね(笑)。緊張しいなので受け入れるしかないですし、結局はやるしかないですから。僕はこの仕事が好きだから割と何でもポジティブに感じられるし、逃げるよりは向き合って楽しむ方法を探したほうがいいのかなと思っています。
――猫塚はペット探偵見習いになったことや、さまざまな出会いをきっかけに成長していきますが、牧島さんにとって自分の変化や成長のきっかけになった出来事はありますか?
今思えば、小学生や中学生の頃からお芝居に興味があったんですけど、ちょっと恥ずかしくてなかなか自分の夢を言えなかったんです。17歳くらいのときに養成所に入ったんですけど、オーディションというものを初めて受けてセリフを人前で読んだときに、もう恥ずかしすぎて何もできなかったんですよね。ドラマや映画を観ていると、「もうちょっとできないの?」と文句をつけちゃったり、「水を飲むだけじゃん」とやれちゃいそうな気がするじゃないですか(笑)。僕もそう思っていたんですけど、難しかったんですよ。そのオーディションで「あ、これじゃダメだ」と思えたので、僕にとってはすごく大きなターニングポイントになったような気がしています。
――演技やお芝居に興味を持ったきっかけはなんだったのでしょうか。
テレビを見ていて作品に触れる機会は日常の中でありますし、生きている中でもみんな少なからず演技しているんですよね。家族と人前に立つときの自分は大きく違うし、「なんで今、嘘ついちゃったんだろう?」みたいなこともあるじゃないですか(笑)。演劇というとちょっと遠いもののような気がしちゃいますけど、誰でも少なからず芝居をしていて、僕はそれが面白いなと思ったんです。
――今作は探偵ものでありバディものでしたが、今後挑戦してみたいジャンルや演じてみたい役柄はありますか?
これまで凛としている男らしい役が多かったから、もうちょっと女性らしい役をやってみたいですね。自分がどう見えているのかは分からないですけど、パンチのある感じやおふざけ系の役が多くて。でも僕、そんな感じでもないんですけどね(笑)。これまでとは対極にあるようなキャラクターを演じて、演技の幅を広げていきたいとは思っています。
牧島 輝さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!
※ログイン、もしくは会員登録完了後ご覧いただけます。
PROFILE
牧島 輝
1995年8月3日生まれ、埼玉県出身。舞台を中心に活動しており、主な出演作にミュージカル『テニスの王子様』3rd .シーズン、ミュージカル『刀剣乱舞』鶴丸国永 大倶利伽羅双騎出陣 ~春風桃李巵~などがある。今後は舞台「キングダム」が2023年2月に上演予定。
映画『海岸通りのネコミミ探偵』12月2日(金)よりシネマート新宿、ムービル、シネマート心斎橋ほか全国順次公開。
湘南の浜辺でいなくなったペット猫・ミミちゃんを探している猫塚照(牧島 輝)。湘南を拠点にペット探偵を営む・猿渡浩介(和田正人)。
ある日、猫塚はミミちゃん探しを依頼するために猿渡の事務所を訪れ、ひょんなことから一緒にミミちゃんを探すことに。ミミちゃんは猿渡が探し当て、鈴俣夫婦(伊藤浩志・澁澤真美)を幸せにしている。優しい気持ちで鈴俣夫婦とミミちゃんをそっと見守る猫塚。「ミミちゃんはいろんな人を救う猫なんだ」と。
ところが、猫塚は無一文でペット捜査の報酬が払えず、労働で返すことに。そんな時、三浦裕太(菊池 爽)という少年が「ペット探偵猿渡」にやってくる。子供だからと追い返す猿渡。それに反発する猫塚。実は、裕太は両親(尾関伸次・星野真里)が離婚調停中。猫塚も両親が離婚していて他人のように思えなかった。裕太に協力して、新米ペット探偵・猫塚が裕太の猫・ゴン太探しに。その姿を陰ながら暖かく見守っている猿渡。
そして、ゴン太が見つかったとき、三浦夫婦と猫塚・猿渡に奇跡が起こる…
牧島 輝さんのサイン入りチェキを抽選で2名様にプレゼント!
このインタビュー記事をチェックしてくれた読者のみなさんにサイン入りチェキをプレゼント! 抽選で2名様に当たります。
▼応募方法はコチラ
ーーーーーーーーーーーー
1.「マイナビ学生の窓口」公式Twitter(@m_gakumado)をフォローする
【Twitter】https://twitter.com/m_gakumado
*すでにフォローしている場合も対象になります。
2.下記の投稿をリツイート(RT)
3.下記の応募ボタンから応募する!
学生の窓口会員の方▼
下の応募ボタンをクリックして、学生の窓口アカウントでログインしてください。希望のプレゼントを選択いただき、応募フォームに必要事項をご入力ください!
学生の窓口非会員の方▼
下の応募ボタンをクリックして、まずは「新規会員登録をする」から学生の窓口アカウントを作成してください。
※ブラウザの別タブでフォームが開きます。
登録完了後、もう一度下記応募ボタンをクリックして、学生の窓口IDでログインしてください。希望のプレゼントを選択いただき、応募フォームに必要事項を入力すれば応募完了です!
※会員登録は無料です。応募には学生の窓口会員登録が必須となります。
注意事項
■応募期間
2022年12月1日(木)~2022年12月31日(土)23:59まで
■抽選方法
・当選者は、ご応募いただいた方の中から抽選で決定させて頂きます。審査経過および結果に関するお問い合わせや苦情については応じかねます。
■当選連絡
・当選者の方には公正な抽選後、個別にご連絡を差し上げます。未当選となった方への連絡はいたしませんので、ご理解いただけますと幸いです。
■その他注意事項
・ご応募いただいた方の個人情報が本キャンペーン以外で使用されることはありません。
・ご提供いただいた個人情報は、当選者へのご連絡のために使用させていただき、ご本人の同意なしに第三者に開示、提供することは一切ありません。
取材・文/東海林その子
撮影/米玉利朋子
ヘア&メイク/五十嵐千聖
スタイリング/奥村渉
【お仕事図鑑】お仕事や商品の開発秘話など、直接社員の方とお話できる貴重な激レア取材!
【アンケート】一回答で最大20円相当のTポイントがもらえるアンケート実施中!
【プレミアプレゼント】人気俳優のサイン入りチェキや作品の非売品グッズが当たる!
【読者プレゼント】ワイヤレスイヤホンやステンレスボトルなど学生生活で役立つアイテムをプレゼント!