「人に必要としてもらえるような人間であること。」 これは、私が幼い頃から今まで、無意識にも…|エッセイ企画「#Z世代の目線から」キーワード:目標

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エッセイキーワード:目標
エッセイタイトル:『私の大事な「当たり前」』/著者:はのん さん


「人に必要としてもらえるような人間であること。」
これは、私が幼い頃から今まで、無意識にも、意識的にも持っている目標である。

小中学生の頃の私は、人に嫌われることが怖かった。悪口を言われるのが怖い、仲間外れにされるのが怖い。みんなに好かれていたかったから、みんなにいい顔をした。いわゆる八方美人。みんなに気に入られたくて、頼られたらなんでも引き受けたし、自分から救いの手を差し伸べようとしてみたりもした。この頃の私は、人に必要とされる=嫌われていない、と認識し、意識的に必要とされようとしていた。

高校生になって、人の目を気にすることがほとんどなくなった。自分が仲良くしていたい人がそばに居ればいい、狭く深くでも充分幸せだということに気づいた。
そして、嫌われないために、ではなく純粋に、誰かに必要としてもらえて、誰かの役に立つことができることが、自分にとってどれほどの幸せになるかということに気づいた。というのも、誰かのために動くことが好きな私は、運動部のマネージャーになった。マネージャーの仕事内容は、水汲みや怪我の手当、時間の管理など、言ってしまえば誰にでもできる。一時、私は本当にこの部に必要なのかと自分の存在意義を疑ってしまったが、その悩みを乗り越えられたのは、部活の仲間が私を必要としてくれたから。たくさんの感謝と尊敬の言葉をくれた部活の仲間のおかげで、部員のためにひたすら身を捧げた部活動生活を走り抜けることが出来た時、振り返ってみて、自分のためではなく他人のために2年以上時間を捧げてきたのに、すごくすごく満足感と幸福感があった。
自分が誰かに少しでもプラスの影響を与えることが出来たなら、巡り巡って私まで幸せになる。そう感じられるようになってからは、気づいたら、無意識に誰かのために動くようになっていった。

そして大学生になった今。
バイトにサークルに学校に。多くのことに取り組んで、多くの人と関わるようになった今ももちろん、他人への配慮は絶対に欠かさない。もちろん自分のことも大切にするけれど、周りの人のこともとても大事。一瞬しか会話をしないお店の店員さんでも、大学の友達でも、家族でも、どんな人であっても私は丁寧な関係を目標にしている。今はもう、意識的に誰かに必要とされようとは思っていない。むしろ無意識に、他人のためになることを考えて行動している。誰かの役に立つことを日常的に心がけていたら、必ず周りはそれに気づいてくれるし、そこから信頼関係がうまれる。実際にありがたいことに、多くの友達に慕ってもらえている。

たくさんの人が暮らしているこの世界。1人では生きていけない、というよりかは1人で生きていくのはもったいない。だからこそ、自分のことだけではなく人のこともきちんと考えられる人間であること。今後これは私にとっての当たり前で、変わらない目標だ。


著者:はのん さん
学校・学年:早稲田大学 2年
著者コメント:私が日頃から大切にしていることを書き記しました!私にとっての当たり前を、誰かに共感して貰えたらとっても嬉しいなと思います!

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