自分自身を認められる人になる。これが私の目標だ。幼い頃から、他の人よりコツを掴むのが早かった私は......|エッセイ企画「#Z世代の目線から」キーワード:目標

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エッセイキーワード:目標
エッセイタイトル:『自分の気持ちは自分しかわからない』/著者:ayaha さん

1108文字/3分くらいで読み終わります。

自分自身を認められる人になる。これが私の目標だ。

 幼い頃から、他の人よりコツを掴むのが早かった私は、基本的になんでもよくできた。そして、そんな自分が好きだったし、自信を持っていた。しかし、いつからだろうか。物事の結果ばかりを重視して、結果を出して他人に認められなきゃ自分の価値がなくなる。こんなふうに思っている自分がいた。人から褒められたい、すごいと思われたい、という思いから、私はこれまで行動をしてきた。そして、それによって自分を見失っていた。自分が本当に好きなことややりたいことが全くわからなかった。人に認められたいと思うことは悪いことではない。私以外にも多くの人がそのような気持ちを持っているだろう。しかし、私の場合は、その気持ちが大きすぎたのだ。自分がやりたくないことでも、人にすごいと思われることであればやる。小さい頃から続けていたバレエやピアノ、中高での部活や今の高校を選んだ理由、文理選択で理系に進んだことなど、あげればキリがない。自分の気持ちを無視してきた結果、自分の欲望に気づけなくなってしまった。
 このことに気づいたのは、ある人との対話だった。高三の夏、一人の大学生と自己分析をしていた。私の核となっている考え方や価値観はどのようなものなのかを、私のこれまでの人生を振り返って探っていった。まだ出会って三日だったが、その人には自分を曝け出すことができた。これまで頑張ってきたこと、印象的だった経験や言葉を正直に伝えた。すると、涙が出てきた。自分でも驚いた。嫌なことを思い出したわけではない。ただ、他人からの評価を得るために、自分を犠牲にしていたことに気づいて、自然と涙が溢れ出た。そして、これからは自分をもっと大切にしたいと感じた。自分の気持ちに耳を傾けよう。それがどんなに小さくても、誰にもわからなくても、自分だけは拾ってあげよう。そう思うようになった。
 しかし、これはそんなに簡単なことではない。なぜなら、私はこれまでの18年間他人の評価ばかりを気にして生きてきたから。今まで一番重きを置いていたことを、すぐに手放すなんてことはできない。でも、少しずつなら変えていけるかもしれない。変えていけると信じている。だから、焦らずゆっくり、自分自身ともっと向き合い価値観を変えていきたい。私以外のすべての人が、私を批判しようと、否定しようと、自分だけは自分の味方になっていたい。自分の人生なのだから、自分が良いと思ったこと、ワクワクしたことに挑戦しよう。そして、自分がそのような人になれた時には、今度は私が昔の私のように悩んでいる人の背中を押してあげたい。高三の夏に出会ったあの人のように。


著者:ayaha さん
学校・学年:茨城県立竹園高等学校 3年
Twitter:@XmIx80
著者コメント:ここ2ヶ月間、このエッセイで書いたことばかり考えています。たくさんたくさん悩んで考えて、たどり着いた自分なりの結論。どなたかの心に残れば嬉しいです。

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