EXIT・兼近「日々『みんなとなるべく違うことをしよう』と思ってた」#ボクらの時代コラム

編集部:あこ

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様々なジャンルで活躍する著名人の方々によって繰り広げられるトーク番組『ボクらの時代』。あえて司会者を置かない本番組では、ここでしか聞けないトークが盛りだくさん。人生の先輩であるみなさんのお話は、きっと学生のみんなにきっかけやヒントを与えてくれるはずです。

フジテレビ提供

1月16日(日)に放送された『ボクらの時代』では、声優の花江夏樹さん、お笑い芸人のEXIT・兼近大樹さん、かが屋・加賀翔さんが登場。それぞれのフィールドで活躍する3人が、仕事について、子ども時代やプライベートについてなど、幅広いテーマで語り合いました。

『むき出し』は8年かけて書いた小説


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プライベートでも親交があるという花江さんと兼近さん。一方で、花江さんとは初対面だという加賀さんは「兼近さんだけが頼りです(笑)」と、少し緊張気味の様子。

そんな加賀さんは、兼近さんについて「チャラ男キャラ…キャラというか、漫才もチャラかったんですけど、『趣味は何なんですか?』とか、『芸人になったきっかけは何ですか?』とか聞いてみると、まぁ自分と近くて」と、本や読書が好きで、又吉(直樹)さんが好きだという共通点を知り、意気投合したことを明かします。


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昨年、小説を出版した(『むき出し』兼近大樹、『おおあんごう』加賀翔)ことも共通している2人。花江さんが「2人とも小説を書いて、すごいよ」と感心すると、兼近さんは「芸人になる前に小説を書きたかったから」と意外な告白を。『むき出し』はなんと8年もかけて書いていたそうで、「8年かけて書いてたから、書いてる間に自分が変わっちゃって(笑)」と、ひとつの作品を長く書き続けていたがゆえの苦労も明かしていました。

主人公の波乱に満ちた人生が描かれた『むき出し』を読んで、「自分もこうなってたんじゃないかって思うことも多々あった」と、兼近さんの小説を読んで共感したと話す加賀さん。一方、岡山県の田舎を舞台にした父子の物語である『おおあんごう』を読んだ花江さんが「冒頭から結構、お父さんがパンチあるじゃないですか」と言うと、「あれは完全にうちの親をモデルにしていて…。だから、子どもの頃は正直父親と2人で出かけるのが苦痛でした」と振り返ります。

「車で出かけて、『ちょっとコンビニ寄ろうか』って言われて寄るんですけど、コンビニに置き去りにされるんです。あわてている僕を見るのが好きみたいで、30分ぐらい放置されて…」という加賀さんのエピソードに、「怖っ!」と言いながらも爆笑する花江さんと兼近さん。すると兼近さんも、「オレの親父も勝手にEXITのライブ見に来て、外で『兼近大樹の父です』って言ってナンパしてた(笑)」と明かし、花江さんに「どっちもどっちだね(笑)」とツッコまれていました。

“みんなとなるべく違うことをしよう”と思いながら日々やっていた


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花江さんに「2人とも、売れるまでは苦労もあったんでしょ?」と聞かれると、「とにかくバイトをしまくってた」と話す加賀さん。一方、兼近さんは「オレはちょっと特殊かもしれない。正直、1年目で仕事が増えだして、2年目でバイトを辞めてたかな。“みんなとなるべく違うことをしよう”と思いながら日々やってて、苦しいこともあんまりなかった」と明かしていました。

現在、お笑いコンビ・EXITとしてだけではなく、アーティスト活動やアパレルブランドのプロデュースも行う兼近さん。そんな兼近さんが次にやりたいことは、これまた意外なことに「お笑い」なんだとか。「漫才をガシッと固めて、改めていちばん最初にやってきたことに戻ってやりたい。テレビとかはちょっとストレスじゃん?できないことをがんばってるから」と、パブリックイメージとは少し違った本音ものぞかせます。

さらに、見た目と違い、意外に男臭いものが好きだという兼近さんは、おもに若い女性が多い自分たちのファン層に向けたネタ作りについて「必死にTikTok漁って、女性はどんなことで喜ぶんだろうって調べたり」と苦労していることを明かします。さらに「でもよくないのが、お笑いって“女性にウケるものは面白くない”みたいな風潮がちょっとあるじゃない?(表立っては)言わないけど。たぶん、昔の芸人さんたちってそうで、だいぶフラットにはなってきてるけどまだあって、そういうのをなるべくなくしていこうっていうのは思ってる。お笑いに興味のない女性にも入ってきてもらえるようにっていうのは意識してる」と、芸人としてのお笑いに対する思いも語っていました。

結婚してなかったら仕事続いてないかもしれない


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花江さんに「何歳までに結婚したいとかある?」と聞かれ、「結婚はしたくない。背負えない。ひとりの人を幸せにできるという自信があるなんてすごい」と話す兼近さんに、既婚者である花江さんが「そんなに重く捉えてないけどね(笑)」と返すと、加賀さんも「兼近さん、ちょっとウブの疑いがある(笑)」とポツリ。

花江さんが「結婚はいいよ。僕、結婚してなかったら仕事続いてないかもしれない。それぐらい精神的に支えてもらってる」と話し、以前エゴサーチしていたところを奥さんに見られたときに、「あなたのことをよく知らない人が言ってることを気にする必要なんてない」と励まされ、それから一切やらなくなったというエピソードを披露しますが、それでも「世の中の人たちみんな、すごい。この世の中で、ひとりの人を幸せにできる自負があるなんて。みんな自信持っていい!オレ無理だもん。やな思いさせちゃうもん、絶対」とあくまで“自分は結婚できない”という姿勢を崩さない兼近さんの姿に「結婚できなそう! この人、こじらせてる(笑)」とツッコむ加賀さんでした。

お笑い芸人を目指す中で、特に苦しいことはなかったと話す兼近さん。しかし、その裏には“みんなとなるべく違うことをしよう”という思いがあったといいます。「芸人になること」と「小説を書くこと」。若くして自分のやりたいことを2つとも成し遂げた兼近さんのように、誰もが思いつくことをするのではなく、常に“人と違うこと”を探して行動することは、成功への近道と言えるのかもしれませんね。

『ボクらの時代』フジテレビ系(毎週日曜7:00~7:30)

放送日:1月16日(日)
EXIT 兼近大樹×花江夏樹×かが屋 加賀翔
『ボクらの時代』公式ホームページ

<次回の放送>
1月23日(日)7:00~7:30
森田剛×若葉竜也×岸善幸


文:落合由希
編集:学生の窓口編集部

編集部:あこ

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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