安藤サクラ「この人なら離婚してもいいやと思って結婚した」#ボクらの時代コラム

編集部:あこ

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様々なジャンルで活躍する著名人の方々によって繰り広げられるトーク番組『ボクらの時代』。あえて司会者を置かない本番組では、ここでしか聞けないトークが盛りだくさん。人生の先輩であるみなさんのお話は、きっと学生のみんなにきっかけやヒントを与えてくれるはずです。

フジテレビ提供

12月12日(日)に放送された『ボクらの時代』では、映画監督の安藤桃子さん、エッセイストでコメンテーターの安藤和津さん、女優の安藤サクラさんが登場。母と娘2人が、母として、娘として今思うことや、世代を超えて家族が受け継いでいくものについてなど、家族をテーマに語り合いました。

この人に毎日ご飯をおなかいっぱい食べさせてあげなきゃと思った


フジテレビ提供

自身の夫で俳優・映画監督でもある奥田瑛二さんのことを「あのままだったら天国へのドアが開かないんじゃないかと思ってた」と明かす和津さん。でも、「孫が2人できたら、天国へのゲートの大きな切符をもらったくらい変わって、素直になった」と、孫が誕生してからの変貌ぶりを語ります。

そんな奥田さんと「どうして結婚したの?」と桃子さんに聞かれ、「お父さんて、“なんとかしてあげなきゃいけない”っていう感じしない?」と娘たちに問いかける和津さん。するとサクラさんが「ない。いちばんしないかも」と即答し、和津さんは「しない? ホント(笑)!?」と苦笑します。

最初は好きとか、そういう気持ちは全然なかった」と話す和津さん。出会った当時は「(その場に)入って来た瞬間、みんなが見るくらい人目を引くような青年だった」と言い、「それまで私の周りには『あなたのためならなんでもします』っていうタイプのお金持ちのおぼっちゃんしかいなかったの。そんな中、ひとりだけTシャツにスニーカーで、顔が発光してるような男の子が入って来て。そうしたら実はその男の子は間借りしていた家を追い出され、ボストンバッグひとつで公園で寝泊まりしていて、3日間ご飯も食べてないような人だった。それで、初めて一緒にお好み焼き屋さんに行ったとき、口を開けたとたんヨダレが垂れたのを見た瞬間『あぁ、この人に毎日ご飯をおなかいっぱい食べさせてあげなきゃ』って本当に思ったの」と、スピード婚をした奥田さんとの馴れ初めを明かしていました。

バトンタッチがいろんな形でできていて嬉しい


フジテレビ提供

先日、初のエッセー集となる『ぜんぶ 愛。』を上梓した桃子さんと、絵本『ライオンのこころ』で初の翻訳に挑戦したばかりのサクラさん。サクラさんは「絵本の翻訳をやってるときに、お母さんの影響をめっちゃ感じてた」といいます。

一方、サクラさんに「監督するときはお父さんの影響をめっちゃ感じるでしょ?」と聞かれた桃子さんは、「“影響”とかじゃない。外じゃなくて、中から出てくる感じ、お父さん、お母さんが」と話します。

そんな娘たちの会話を笑顔で聞いていた和津さんでしたが、サクラさんから「(娘たちのエッセーや絵本を読んで)感覚が似てるわって思うことある?」と聞かれると「すごくある」と答えたあと「泣きそう。ヤバい(笑)!」「今、すごく感動していて…」と、その理由を話し出します。

「孫を見てると、『あ、こんなこと見たことある』っていう既視感があるんだけど、それはあなたたちなのよね。で、そっくりそのまま、今(母親となった)2人がそれをやってるわけじゃない。だから、『こんなふうになっていくんだなぁ』っていうのが…、「ああ、人生っていいな」って思って。なおかつ、お父さんの監督の職業を(桃子が)継いで、俳優の職業を(サクラが)継いで。お姉ちゃんは小説書いたりしてたけど、サクラはそっち(文章)の世界には来ないかなと思ってたから、もう私、本当に…」と感無量の様子で話し、「バトンタッチがある意味いろんな形でできてきていて、それがすごくうれしいなって思う。それが今、ヤバいくらいフツフツと涙になって湧き出そう」と、笑顔で明かしていました。

『この人なら離婚してもいいや』と思って結婚した


フジテレビ提供

そんな和津さんは、自身が思う「子育てでいちばん大事なこと」について、「毎日朝を迎えたときに、『今日1日何があるかな』『楽しいことがありそうだな』ってドキドキワクワクできる1日を積み重ねていけること」だといい、「そうすることで、大人になってから何かイヤなことがあっても、『明日になればなんとかなるさ』『楽しいことがまたあるさ』って思える、すごくいい人生になるんじゃないかなと思うんだよね」と話します。

すると桃子さんも、それまで子どもに対して「一緒にいられない」「ちゃんとできてない」などという気持ちでいっぱいいっぱいになっていたとき、和津さんから「大事なのは時間(の長さ)じゃない。10分でもいいからこの子に集中する時間、凝縮した愛の時間を持つことが大事だよ」と言われたことですごく気持ちが救われたと振り返っていました。

妹・サクラさんが生まれたとき、「もしかしたら自分の娘だと思ってたかもしれない(笑)」というくらい、妹を大切に思ってきたという桃子さんは、サクラさんが俳優の柄本佑さんと結婚したときのことを「ちょっとおこがましいんだけど…、『やっとこのバトンを渡せる人が出てきて、そしてその人がなんて“この人しかいない!”って思える人だったんだろう!』って思った」と、少し涙ぐみながら明かします。


フジテレビ提供

その思いを柄本さんに伝えたという桃子さんのエピソードを聞いて、和津さんも「佑は確かに私にとってもそういう人だった」と心境を明かした上で、「なんか今日、嫁に送り出しているような気持ちになっちゃった(笑)」と涙をぬぐっていました。

一方、そんな2人の話を聞いたサクラさんは、自身が結婚したときのことを「『この人なら離婚してもいいや』と思って結婚した」といいます。その理由を「どんなことが起こっても、この人と出会って一緒に過ごした時間は、自分にとって絶対にそれ以上のものになると思ったから」というサクラさん。

大学生のみなさんの中には、失敗を恐れ、やりたいことに挑戦するかどうか迷っている人もいると思いますが、大事なのは「失敗するかどうか」ではなく、「やりたいことに挑戦すること」そのもの。たとえ失敗しても、やりたいことに挑戦した時間を“ムダじゃなかった”と思えるようなら、それは“有意義な時間の使い方をした”ということになるのではないでしょうか。

『ボクらの時代』フジテレビ系(毎週日曜7:00~7:30)

放送日:12月12日(日)
安藤桃子×安藤和津×安藤サクラ
『ボクらの時代』公式ホームページ

<次回の放送>
12月19日(日)7:00~7:30
北村匠海×黒島結菜×マカロニえんぴつ・はっとり


文:落合由希
編集:学生の窓口編集部

編集部:あこ

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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