千原せいじ「ジュニアが『お笑いをやる』って決めたとき、オカンからむちゃくちゃ罵られた」#ボクらの時代
様々なジャンルで活躍する著名人の方々によって繰り広げられるトーク番組『ボクらの時代』。あえて司会者を置かない本番組では、ここでしか聞けないトークが盛りだくさん。人生の先輩であるみなさんのお話は、きっと学生のみんなにきっかけやヒントを与えてくれるはずです。
7月11日(日)に放送された『ボクらの時代』では、先週の弟チームに引き続き、お笑い芸人の千原兄弟・千原せいじさん、中川家・剛さん、ミキ・昴生さんという兄チームの3人が登場。ともに人気兄弟コンビの“兄”として活躍中の彼らが集い、それぞれの兄弟関係や相方でもある弟に対する思い、さらには芸人の生き方と時代の違いなどについて語り合いました。
“お笑い芸人”という選択に両親は大反対
兄弟でお笑い芸人としてやっていくことについて、両親が大反対だったというところは一致していた3組。
実はお笑いを「ずっと亜生とやりたかった」という昴生さん。「どんな友だちより一緒にいて楽しかったし、いちばん気が合うのは亜生だったから」と言う昴生さんですが、「でも2人兄弟やし、2人ともお笑いやるとなったら親が悲しむ」と思い、自分からは亜生さんを誘わなかったことを明かします。
それを聞いて「え、まだそんな時代なん!?」と驚きを隠せないせいじさんですが、「オレも、ジュニアを誘ってジュニアが『お笑いをやる』って決めたとき、オカンからむちゃくちゃ罵られた」と、苦々しい表情で当時を振り返ります。
すると剛さんが「オレは『剛はアカンと思うで? 礼二はええと思うけど』って言われた」と、芸人になることに反対というよりは「剛は芸人に向いてない」とダメ出しされたことを明かし、2人を爆笑させていました。
兄弟歴とコンビ歴を比べると「コンビ歴の方が断然長い」というせいじさんと剛さん。2人にとってジュニアさんと礼二さんは、すでに“弟”というより“相方”という関係の方がしっくりくるんだとか。対して昴生さんは、コンビ結成から9年が経った今でも「亜生のことは弟としてしか見れない」と明かします。
「どうしても気にかけちゃうんです、心配で。まだ独り立ちしてない感覚というか。気持ち悪いと思われるかもしれませんけど、亜生が家に帰っていったあと、家に着いたら『着いた』って連絡ほしいくらいですもん、僕」と、超過保護(?)な心境を明かし、せいじさんと剛さんから「絶対おかしい! もうそれ、兄というより親やん!」とツッコまれていました。
三者三様、それぞれ弟との関係性や相方としてのスタンスなどは違っても、弟(相方)の才能や個性を尊重し、ともにお笑いの世界で成功している3組。コンビとしてのスタンスについて、ジュニアさんから「オレがハンドル握ってて、せいじは後部座席で寝てるタイプ(笑)」と例えられていたせいじさんですが、そんなせいじさんが「(千原兄弟の)主導権は完全にジュニアにある。千原兄弟はジュニアのもんやから」と言い切る潔さには思わず「カッコいい!」と言いたくなりました。
兄弟だからこそのやりやすさもあれば難しさもあると思いますが、いつまでも私たちに笑いを届けてくれる、魅力的な3組でいてくれることを願っています。
『ボクらの時代』フジテレビ系(毎週日曜7:00~7:30)
放送日:7月11日(日)
千原せいじ×昴生×剛
『ボクらの時代』公式ホームページ
<次回の放送>
7月18日(日)7:00~7:30
岩合光昭×立川志の輔×さかなクン
文:落合由希
編集:学生の窓口編集部