想像以上の楽しさにハマる!「キャップ野球サークル」設立を目指す1年生の挑戦【あなたの #春から宣言 全力応援企画】
マイナビ学生の窓口で2021年3~5月に実施した新入生応援特別企画「春からFES2021」。その一環として “#春から宣言” をしてくれた方の宣言(=夢)を応援するキャンペーンを実施。
今回は「大学公認のキャップ野球サークルをつくって活動していきたい」と宣言してくれた立命館大学1年生の熊谷静太郎さんの夢をマイナビ学生の窓口がサポートします!
キャップ野球とは、ペットボトルのキャップとプラスチックのバットで楽しむ野球のこと。テレビやYouTubeで紹介されたことでジワジワと人気が広まっていますが、それでもまだまだメジャースポーツとは言い難いのが実際のところ。
それでもなぜ、熊谷さんはサークルの設立を目指すのか、キャップ野球にかける思いをご本人に聞きました。
夢を叶えたい人
熊谷静太郎さん
立命館大学産業社会学部1年生/福岡県出身
ペットボトルのキャップでプレーする「キャップ野球」を全国に広めるべく、立命館大学入学前から活動中。京都衣笠キャンパスを拠点に2021年度よりサークル設立に向けて奮闘中。他キャンパスや他大学からも大歓迎!だそう。見学やご質問は熊谷さんのTwitter DMからどうぞ!
Twitter:@Ritsumeikan_CTC
キャップ野球の沼にハマったキッカケとは?
ーーキャップ野球を始めたキッカケは何だったのでしょう?
以前、テレビやYouTubeでキャップ野球が取り上げられていたのを観て、「なんか楽しそうだな」って思ったんです。初心者でも取っつきやすそうだったし、高校で何か新しいことをしたいと思っていたので、始めてみました。
ーーいつ頃からキャップ野球を始めたのですか?
高校2年生くらいからです。インターネットで有志を募って、地元の近くの公園や体育館で活動していました。多いときで30〜40人くらいは集まったと思います。参加者は高校生や大学生が多かったので、土日をメインに活動をしていました。
ーー熊谷さんはもともと野球経験者なのですか?
野球経験は一切ないのです。野球を見るのは好きだったのですが、自分でやるには道具も必要ですし、高校から始めるのも遅いのかな、と思いました。でも、キャップ野球ならプラスチックのバットとペットボトルのキャップさえあればできるので始めやすいし、デッドボールも痛くないから安全かと思ってやってみることにしたのです。野球経験者との差もあまり感じることなく誰でもプレーできることも魅力のひとつですね。
ーー確かに、どんな人でも楽しみやすそうですね。
そうですね。年齢も問わず、誰でもできるスポーツです。僕は剣道をやっていたのですが、同じ道場に通っていた幼稚園児や小学生たちと一緒にやっても盛り上がったので、老若男女が手軽に楽しめるスポーツなんだと思います。
普通の野球とは何が違うの? ルールを簡単におさらい
ーー野球とはルールが違うんですか?
投げる・打つ、ストライク・ボールなどは野球と一緒です。ただ、規模は野球より小さくて、例えば普通の野球はホームベースからマウンドまで18.44mですが、キャップ野球はその半分の9.22m。デッドボールは痛くないので存在せず、ボール扱いになります。
ーー人数は何人で行うんですか?
最低でもピッチャー、バッター、そしてキャッチャー兼審判の3人がいればゲームは成立します。そして、一塁打から三塁打までの線を引き、ホームランの目印となる柵などを設け、どこまでキャップを飛ばせるかを競います。ですから、守備は人数によって配置したりしなかったりで大丈夫です。
ーーそれは手軽でいいですね。アウトの目安は?
三振とフライ、そして一塁打の線にも達しない場合はアウトと判定されます。
キャップ野球の練習方法や変化球を投げるコツ
ーー普段はどんな練習をしているんですか?
ピッチング練習がほとんどです。やっぱり「キャップを使ってプロ野球選手のような投球をしてみたい」と思ってこのスポーツをやっている人が多いので。キャッチボールの要領で、ふたりで交互にピッチャーとキャッチャーをしたり、ちゃんとゲームの距離で投球練習をしたりしています。
ーー変化球を投げるのは難しいんですか?
変化球は、握り方やキャップの裏表の向きなどを調整することで投げられます。カーブやスライダー、シンカーやフォークもできますが、投げ方や握り方でバレてしまうこともあります。ただ、変化の幅がすごいので、バレても簡単には打てないんですけどね。上手いピッチャーなら、同じ握り方でもいろんな球種を投げられます。ストレートと見せかけてカーブだったり、カーブと見せかけてチェンジアップだったり。結構奥が深いんですよ。
ーーそれは面白そうですね!
実は、キャップの硬さや柔らかさも変化球にかなり影響します。ウィルキンソンの炭酸水のキャップは硬いから球速が出ますし、お茶の綾鷹のキャップは柔らかいから変化球の曲がり方が鋭くなります。キャップは、色が白ければ何を使ってもOKですし、投げている途中でキャップを交換することもできます。
体験すればきっとハマるキャップ野球、ぜひチャレンジを!
ーー実際にハマる人も多いんですか?
ハマる人はとことんハマりますね。一度体感してもらうと、見方が変わると思いますよ。僕も最初は「意外と難しいな」と思いましたが、少しずつ真っ直ぐに飛ばせるようになりました。30分〜1時間くらい練習すれば、誰でもある程度真っ直ぐ投げられるようになっていると思います。
ーー熊谷さんも、すぐにハマったんですか?
はい。実際にやってみると、思った以上に楽しかったです。やればやるほど上手くなりますし、ピッチングや変化球もちゃんと投げ方が確立されているわけではないので、それぞれがオリジナルの変化球を編み出したり、同じ持ち方でもキャップの曲がり方がすごい人もいます。予想しないことがどんどん起きるので、それもキャップ野球の面白いところです。
ーーキャップ野球のサークルを作るために、現在取り組んでいることは?
まずはTwitterで「キャップ野球とは何か」を宣伝したり、自分個人でキャップ野球の動画をアップしたりしています。あとは友人の中からキャップ野球に興味を持っている人を募って、大学内で軽く試合みたいなこともしてみました。
ーーキャップ野球を体験した参加者たちは、どんなリアクションでした?
「思ったより楽しい」「キャップがこんなに曲がった」「俺も変化球が投げられた」と、それぞれ楽しんでいました。バッティングでは「よし、打てた」「今の変化球、絶対打てないんだけど」なんて盛り上がりましたね。各々、体感して初めてわかる驚きや楽しみを見つけていたようです。
ーーみんな夢中になっていくんですね。今後の活動予定は?
コロナ禍次第ですが、もしサークル活動が解禁されたら、いろんな学年、いろんな学部の人たちを誘って練習会をしたいと思っています。それで興味を持ってもらえたら、正式に公式サークルとして活動したいですね。あまりガチガチに試合に勝とうとするのではなく、初心者でもみんなが楽しめるようなサークルにしていきたいと考えています。
ーーそれでは最後に、締めの一言をよろしくお願いします!
百聞は一見にしかずなので、ぜひ一度、キャップ野球を体験してみてください! そして、うちのサークルは初心者でも楽しめるように努力したいと思っていますので、もしよければ活動に参加したり、見学しに来てください! Twitter DMで連絡をいただければ大丈夫です。よろしくお願いします!
取材・文:猿川佑
編集:マイナビ学生の窓口編集部 ろみ