4K動画が再生できない!? カクカクする原因や効果的な対処法を解説
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高画質な4K動画の視聴中にカクカクとした動きになったり、止まったりしてしまい上手く再生できない、といった経験をしたことはありませんか?
4Kの映像は、色の変化がなめらかで、実際の映像により近い色合いを出せるなど、画質の鮮明さは驚くべきものがあります。 YouTubeでも4K視聴ができるようになり、NetflixやAmazonプライム・ビデオでも4K作品は多数提供されています。
4Kの映像が見られることは、より鮮明で高画質な映像を楽しめるので視聴者としては良いことばかりですが、鮮明で高画質だからこその問題もあります。それは、データ容量が重いことです。
データ容量の重さに、デバイスや回線での処理が追い付かないことが原因で、カクカクした映像になってしまうことがあります。
この記事では、4K動画再生中にカクカクとなってしまう理由や、対処方法を解説します。
4K動画の再生でカクカクしてしまう原因
動画再生中に、動いてはいるけれどコマ送りのような動作になってしまうのは、「処理速度が追い付いていない」ことが原因です。
アップロードされた動画とローカルに保存してある動画では原因が異なりますので、それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。
ネット上でアップロードされた動画を再生する場合
YouTubeなどのネット上にアップロードされた動画が重たい場合、通信が不安定であることが考えられます。
基本的に4K再生に必要なインターネットのスピードは20Mbps~35Mbps程度です。
Netflixは25Mbps、YouTubeは20Mbpsを推奨しています。
再生に必要な速度が出ていない場合は、カクカクした動きになったり、途中で止まってしったり、正常な動作をしない可能性が高いです。
また、時間帯によっては通信が混雑していてインターネット回線が遅い場合もあるので、いつも同じ時間帯に遅さを感じる場合は、その時間帯を避けてみてください。
ローカルで保存した動画を再生する場合
ローカルに保存している動画の場合は、ネットワークの状態は関係なく、CPU、メモリなどのパソコンのスペックが大きく関係します。
現在使っているパソコンでローカル上の4K動画を再生した時にカクカクした動きになってしまうのは、デバイスのスペックが足りていない可能性が高いです。
また、同時に複数のソフトを起動していたり、インターネットブラウザのタブを複数開いていたりするなど、メモリの使用量が多い場合だと、メモリ容量の不足で遅くなっていることも考えられます。
4K動画の再生のカクカクを改善する方法
動画の再生を滑らかにするためには、通信の問題やパソコンのスペック、回線の選び方を見直すことで改善が見込まれます。
具体的な改善策を見ていきましょう。
ネット上の動画を再生して視聴したい方
ネット上にアップロードされている動画が上手く再生できない原因は、速度が関わっていることが多く、通信環境の見直しで改善される場合が多いです。
まずは測定ツールを利用して、実際の速度を測ってみましょう。
「スピードテスト」などのワードでインターネット検索すれば、いくつも無料ツールが出てきます。
中でもUSENが提供するツールは、4K再生に最適なスピードが出ているかどうかをジャッジしてくれるので参考にしてみるのもいいでしょう。
▶参考:https://speedtest.gate02.ne.jp/
25Mbps以下の場合は4k動画を再生する推奨速度が出ていないので、以下の方法を試し速度を上げることが必要です。
安定した回線を開通させる
通信環境の安定性は無線(Wi-Fi)よりも有線LAN接続のほうが安定していますが、パソコンの設置場所がWi-Fiルーターから離れている場合や、そもそもLANポートが無いパソコンの場合は、Wi-Fiで安定した状況を作る必要があります。
モバイルルーター、LTE回線でデータ容量の多い4K動画の再生がうまくできていないのであれば、速度が速く安定している光回線がおすすめです。
有線回線に切り替える
安定した回線であることをベースに、無線(Wi-Fi)で接続している場合は、有線LAN接続が可能であれば試してみましょう。
有線LAN接続は、障害物や電波干渉の影響を受けにくくデータの送受信を安定して行うことができるので、通信量の多い4K再生には効果を発揮します。
静止画や容量の小さい動画であればさほど変わりませんが、データ容量の大きい映像になると有線と無線で差が出やすくなります。
有線LAN接続を使う場合は、ケーブルやポートが破損していないかを確認しておきましょう。
ルーターをグレードUPする
画像がカクカクしてしまう原因は、通信の安定性だけではありません。
Wi-Fiルーターは性能によって接続可能な機器の台数が決められていて、同時につながっている数が多い、ほかの機器が容量の大きいデータ通信をしているなどの理由で速度は落ちます。
実際に繋ぐ機器よりも接続台数に余裕のあるものや、4K動画再生を優先するモードが付いているWi-Fiルーターに交換することも有効です。
また、動画視聴中は他の機器の接続を止め、ルーターの負荷を減らすことも効果的があります。