社会で役に立つかも? シビアな交渉に挑む映画5選

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社会で役に立つかも? シビアな交渉に挑む映画5選

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社会人になると、ビジネス上のことでシビアな交渉を行うことがあります。ビジネスは交渉事の積み重ね。
今回は、シビアな交渉を描いた映画をピックアップしてご紹介します。映画に登場する交渉テクニックが社会人になってから役立つかもしれませんよ。

『マネーボール』(2011年)

選手獲得を電話一本で交渉

オークランド・アスレチックスはメジャーリーグの中でも貧乏球団で知られています。オーナーがケチなため、GM(ゼネラル・マネージャー)のビリー・ビーンにはチーム編成のための十分な予算が与えられません。チームを強くするためには全く新しい手法が必要でした。

ビリーは、古参のスカウトや監督の勧めを一切聞かず、独自の補強に乗り出します。それは、「セイバーメトリクス」に詳しいピーター・ブランドを参謀に据え、統計学的な考えを基にしたチーム編成を進めることでした。古株スタッフやメディアからは無謀と批判されるのですが、アスレチックスは快進撃を続け、ついに……というストーリー。

野球を統計学的に分析する「セイバーメトリクス」。その手法と効果を一躍有名にした作品です。参謀役ピーターのすすめに従って、他チームの大物に電話をかけ必要な選手を獲得するビリーの姿はかっこいいの一言に尽きます
選手にとっては非情なGMですが、「勝つためには何でもやる」というビリーの交渉術は大いに参考になります。

『リンカーン』(2012年)※日本公開は2013年

憲法修正第13条を可決させるための交渉


奴隷解放宣言を行ったアメリカ合衆国大統領、エイブラハム・リンカーンは、南北戦争が続く中で苦闘していました。奴隷解放は戦時の一時的な処置のため、南北戦争が終わると無効になってしまうのです。

南北戦争が終結するまでに、奴隷制度を永遠になくすための「憲法修正第13条」を議会で可決しなければなりません。しかし、議会には修正案への反対議員も多く、戦争を終結させるのが先だという声も上がって大統領を責め立てます。リンカーン大統領は粘り強い交渉を続けますが……というストーリーです。

リンカーンを描いた映画ですが華やかなシーンは全くありません。物語は、南北戦争の推移などを描きながら、いかに憲法修正第13条を可決させるかに収斂していきます。議会の票を読み、反対派を味方に付けるためのギリギリの交渉が行われるのです。

現実の政治には華麗な交渉などはありません。駆け引きの中でリアルな結論が出るだけ。それでも人は理想のために努力するということを教えてくれる作品です。

『交渉人』(1998年)※日本公開は1999年

交渉人 vs 交渉人 すご腕同士の決着は!?

シカゴ警察東分署のダニー・ローマン刑事は一流の交渉人として知られていました。ダニーは、同僚のネイサンから警察年金基金の横領についての情報を得ます。ところが、ネイサンは何者かに殺され、ダニーの家から横領の証拠が見つかるのです。

このままではスケープゴートにされると、ダニーは人質を取って内務調査局に籠城。その上で西分署のクリス・セイビアンを交渉人として呼ぶよう要求します。クリスもすご腕の交渉人として知られていました。ダニーとクリス、交渉術を知り尽くした者同士の舌戦が始まります。果たしてダニーは潔白を証明できるでしょうか?……というストーリーです。

ダニーを演じるサミュエル・L・ジャクソンと、クリスを演じるケヴィン・スペイシーの交渉が最高にスリリングな作品です。お互いに一級のプロ同士ですのでやり口に妥協はありません。彼らの交渉術はとても勉強になります。

『ブリッジ・オブ・スパイ』(2015年)※日本公開は2016年

●冷戦のさなか行われたスパイ奪還交渉


アメリカ合衆国とソ連の冷戦がヒートアップしていた1957年、ルドルフ・アベルというソ連のスパイがFBIに逮捕されます。弁護士のジェームズ・ドノヴァンはアベルの弁護を担当するのですが、敵国を弁護するのかと世間からは白い目で見られることに。

死刑判決を受けたアベルでしたが、ドノヴァンは「将来アメリカ人がソ連に捕まったときに、交換する手札になる」と判事を説得。なんとか死刑を回避しました。その後、合衆国の偵察機U-2が撃墜され、操縦士がソ連に捕まるという事件が起こります。CIAのダレス長官はドノヴァンにスパイ交換の交渉役になるよう依頼しますが……というストーリー。

実際にあった事件を基にした作品で、民間の一弁護士が超大国ソ連との交渉に臨む異常事態を描いています。ドノヴァンの交渉がどのように進むかについては、映画を見ていただきたいのですが、「交渉事には信頼関係が大事だ」と教えてくれる佳作です。

『13デイズ』(2000年)

世界を破滅から救うための交渉

ケネディ大統領が就任し、アメリカ合衆国は若きリーダーの誕生に沸いていました。しかし、CIAから驚くべき報告が入ります。社会主義革命を成し遂げたキューバにソ連から中距離核ミサイルが運び込まれているというのです。

偵察飛行によって得られた写真にはミサイル基地を建設している様子がはっきり写っていました。キューバは合衆国の喉元に突き付けられた剣です。ケネディ大統領は「国家安全保障会議執行委員会」のメンバーを召集し、フルシチョフ率いるソ連との交渉を始めますが……というストーリーです。

歴史上最も核戦争に近づいたといわれる「キューバ危機」を扱った作品で、合衆国とソ連がいかに息詰まる交渉を行ったのかが描かれます。今では過去のこととして見られますが、当時はまさに人類の存亡が懸かっていたのです。崖っぷちまで追い込まれた交渉の推移を楽しめる作品です。


ビジネスとは交渉事の繰り返しですから、ビジネスをテーマとする映画ならたいてい何らかの交渉・取引が描かれます。うまい交渉を行う人物がいたら、その交渉テクニックに注目し覚えておくといいでしょう。後のビジネスシーンで役立つはずです!

(高橋モータース@dcp)

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