IMAXや4DXが最も楽しめる席はどこ? 映画館の人に聞いてみた
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劇場で映画を見る際、みなさんはどの座席が好きでしょうか? 好みにもよりますが、スクリーンがよく見られるよう、中ほどの列の真ん中に近い席を選ぶ人が多いのではないでしょうか。では、映像や音を「より楽しめる」のはどの席なのでしょうか?
今回は『ユナイテッド・シネマ』や『シネプレックス』などのシネコンを全国に展開しているユナイテッド・シネマ株式会社さんに、一般的な2D上映、IMAX、体感型の4DX、最新の上映方式である『ScreenX』の4つについて、映画がより楽しめる座席やおすすめの座席を教えてもらいました!
2DやIMAXはどの席がいい?
――通常スクリーン(2D)の場合は、どの席がおすすめでしょうか?
一般的に、スクリーンがよく見渡せるよう、中段よりやや後ろ側の中央座席付近を好む人が多いですね。ただ、「映像に圧倒されたい」という人には前方列もおすすめです。前方列を選択肢に入れている人はあまり多くないので、周りを気にせず飲食もでき、大迫力映像にも集中できます。
――なるほど。迫力ある映像を楽しみたいのなら、やはり前寄りがいいのですね。IMAX上映の場合はどうですか?
IMAXの象徴である「床から天井、左右の壁から壁まで広がる大スクリーン」は、視野全面に映画の世界を展開させます。さらに高性能デジタルプロジェクターを2台使用することで、通常スクリーンと比べ鮮明な映像表現が可能になり、どの座席でもしっかりと臨場感を体験できるのです。
――どの座席でも十分に楽しめるのですね。
音響については、「おなかに響く大音響」から「肩越しに聞こえるささやき」までの音量・音域を、どの座席でも理想的なリスニング環境になるよう設計されていますよ。
4DXで臨場感を楽しむにはユニットの端席がいい!
――体感型の4DX上映をより楽しむ方法はありますか?
4DX上映で用いられる座席は「4席で1ユニット」となっており、ユニットの両端の座席を選べば、大きく揺れてより臨場感が増しますよ。
――4DXはさまざまな特殊効果が楽しめますが、より特殊効果が楽しめる座席はどこですか?
空気を吹き付ける「フェイスエアー」や水が噴き出す「ウオーター」など、座席ごとに設置されている効果はどの座席でも変わりません。
ただ、泡が吹き出す「バブルス」や雪が舞い散る「スノー」、嵐の中にいるような演出の「レインストーム」といった、スクリーン前方や左右の壁面に設置された効果は座席によって若干体感が異なります。特殊効果も体感しつつ、スクリーン全体を見渡すのであれば中段よりやや後ろ、ユニットの端の座席でご鑑賞いただくのがいいですね。