『ほっとけない学生芸人GP』運営の、ほっとかれたくない話。運営はつらいよ、でも。
こんにちは、ほっとけない学生芸人GP運営です。去年のこの時期も、こんな記事を書いたような気がしていますが、覚えていますでしょうか(参照)。
「大学芸会」が終わったみなさんはお疲れさまでした。結果はいかがでしたか? 楽しかった人も、悔しかった人も、スタッフとして裏側で頑張っていた人も、きっと心も体も少し一段落したことかと思います。そんなあなたに、ぜひ読んでほしい、あるひとりのお笑いGP運営の想いです。
【INDEX】
1.運営、つらいです。
2.投票システムと審査員、秘密の話。
3.エントリー数じゃない、きっかけになりたい。
運営、つらいです。
まずタイトルのとおりですが、
運営、正直つらいです。
何がつらいかと申しますと、もちろんエントリーが集まらないというのもそうかもしれませんが(※現在大喜利は86名、本選は22組エントリーいただいています、ありがとうございます!)、そういうことではないような気がしているのです。
※ちなみに本選エントリーはこちらからできるやつです。
https://forms.gle/u7fLsMp8G46JwDrUA
去年は「ノリ」と「勢い」と「情熱」だけで乗り切った『ほっとけない学生芸人GP』。しかし、一度やったからには、その経験を生かさなければなりませんし、その分あらゆる方面からのプレッシャーも大きくなるもの(そこには会社員としての責任もあります。収益とかも含めて。社会人って大変!)。
この大会を企画してから、学生芸人のライブや現場に足を運ぶことが多くなりました。まだまだ知らないことはたくさんありますが、企画を立ち上げた当初よりは、多くの学生芸人の名前や表情を知ることができたし、Twitterのフォロワーさんも少しずつ増えました。
一方で、現場の雰囲気や感覚を知れば知るほど、自分が立ち上げた大会は、学生芸人に対して押し付けになっていないだろうかという不安にかられるようになりました。だからこそ、エントリーしてくれるみなさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。お世辞でも社交辞令でもなく、本当に。
正直、昨年の大会から少し時間が経ったころ、もう次はやるべきではないとも思いました。またはじめたところで、最後までやりきれる自信もありませんでした。でも、はじめました。はじめざるを得ませんでした(なんかしらの圧力を感じ取って下さいw 社会人って大変!)。
うーん、去年の勢いはどこへやら。運営、つらいです(2回目)。
しかし、はじめたからにはやりきらなければ気が済まない性分のわたし。とはいえ、自分自身が企画に自信を持てないと、前に進むこともできない。そこで思い出したのは、昨年審査員として来てくださったK-PRO児島さんからいただいたこの言葉です。
「こういう大会は、続けてこそ意味がある。」
去年大会後のアンケートで、ある学生芸人さんからもらった言葉も、大切にしています。
「素晴らしい大会です!大学生が目指す日本一の大会にしましょう!」
このアンケートで学生芸人さんからもらったたくさんの言葉は、背中を押してくれるものばかりでした。自信がなくなったり、やめたくなったときには、未だに読み返しています。ありがとうございます。この大会は続けることで、伝わるメッセージもあるのだと信じてます。
大会の準備をしながら、毎日葛藤を抱えてここまで来ました。答えはまだ出ていません。そして、今年の大会終えた後にもきっと答えは出ないと思います。ずっとこの気持ちを抱えながら過ごしていくことでしょう。
つまり……運営はいま、つらいのです!!!!!(3回目)
今年の投票システムと、審査員の話。学生芸人の“ネタ”を見てほしいから
ここまでさんざんつらいつらい、と言ってきて、ただの社会人の愚痴じゃねえかと思う方もいますよね。すいません(笑)。
でも、「大会に参加してよかった」と思ってもらえることには、ちょっとだけ自信があるんです。昨年の大会を踏まえつつ、いろいろとパワーアップしています。
まず、投票システムについて。今年の本選の投票は、投票数だけではなく、「動画の再生回数」と「完全視聴率(動画を最後まで視聴した人の割合)」も加味したポイント制での判定を想定しています(弊社のお笑い好きなシステム担当者が、運営のムチャなお願いをたくさん聞いてくださっています)。
去年は「これって、ネタのおもしろさじゃなくて、WEB上の人気投票じゃん。友達多いやつが勝つじゃん」的な状態は、少しは避けられるのではと思います。もしその部分で不安に思っている方がいたら、少しだけ安心してほしいです。(現在システム担当者と開発中ですので、もろもろの都合でできなかったらごめんなさい……)
それから、今年も審査員が豪華な顔ぶれです。新たに参加いただく審査員メンバーには、アルコ&ピース平子さん、川瀬名人、スーマラ田中さん、スラッシュパイル片山さんがいらっしゃいます。
そのため、順位とは別に設定している、審査員指名の「ほっとけないシード枠」として進出できる組も、どんな雰囲気の組になるかわかりません。尖ったコントばかりかもしれないし、正統派漫才ばかりが進出するかもしれません。
一歩一歩ではありますが、去年よりも学生芸人に「参加したい」と思ってもらえるように、ブラッシュアップしているつもりです。あ! この投票システムの話は、この記事を読んでくれた人と運営だけの秘密ですからね!(誰に言わないって…? そっか。)
エントリー数じゃない、きっかけになりたい。
昨年もお伝えしましたが、『ほっとけない学生芸人GP』は、運営が担当している「学生の窓口」というサイトに原点があります。
「学生の窓口」は、大学生にきっかけを届けるというテーマで運営しているサイト。この大会はその中で、「お笑い活動に打ち込む大学生」を応援し、なにか後押しになればいいな、あわよくばなにか将来のきっかけになればいいなという、おせっかいな気持ちから生まれた大会です。
グランプリそのものはもちろん、この「学生の窓口」というサイト自体も、まだまだ知名度が低い。だから、一緒に盛り上げてくれる大学生は、いつだってウェルカムです。
この記事でも、Twitterでも、「エントリーしてくれ~」とずっと言ってるのでアレですが……わたしたちはエントリー数を集めることだけが目的ではありません。
学生芸人のみんなに、ほかの大会とはちょっと違う「きっかけ」を届けたいし、わたしたちと一緒に大会を作り上げて、一緒に成長してくれる仲間になってもらえたらな、という気持ちです(ちなみにエントリーしてくれたらもう“ファミリー”という認識です。ね? おせっかいでしょ?)。
もちろんエントリーするかはみなさん次第。でも、出ないと後悔させる自信と、出てくれたら少しでも得をしてもらえるという自信はあります(わたしの上司は、この大会になぜか社運をかけているらしいです。わたしは平社員なのでそのへんはよくわかりません)。
そんなおせっかい知らん! という人は、1年に一度のお祭りだと思って、参加してみるのもいいかもしれません。そう、これはきっとお祭りなんです。
まあ、かっこつけて書いてしまったこともありますが、運営としての一番の願いは、このイベントが盛り上がって、無事に終わることです。エントリーした学生芸人さんや関わって下さった方々に「よかった」と思ってもらえること。そして運営であるわたし自身が、自信を持って「やってよかった」と思えたら……。その想いだけです。
そのために、いまはただ、学生芸人のあなたに向けてこの記事にしたためます。
文・画像:ほっとけない学生芸人GP運営
TOPイラスト:学生の窓口編集部・いとり
編集:ほっとけない学生芸人GP運営の上司T