おすすめの恋愛小説20選! 幸せについて考えさせられる……大学生のうちに読んでおきたいラブストーリーは?
人の数だけ恋の数があるように、本の数だけ、恋愛模様が描かれます。ここでは「学生にこそ読んでほしいおすすめの恋愛小説20冊」を用意しました。「恋愛気分にひたれる恋愛小説」を6作品、「学生が主人公の恋愛小説」を7作品、「『結婚』の悲喜をとりあげた小説」を7作品、計3つのカテゴリに分けています。
心惹かれた本があればぜひ手に取ってみてください。

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恋愛気分に浸れる、おすすめ恋愛小説
1.『白夜』ドストエフスキー ~オタクの青年が美少女に恋をした~
『白夜』を大胆に現代風に解釈すると、友達もろくにいないオタクの青年が、美しい女性に一目ぼれしてしまったお話です。相談相手もおらず、不器用ながらに奮闘します。ついに女性は主人公に傾きますが、悲しい結末が彼を待っているのでした……。
滑稽に見えなくもないですが、舞台はサンクトペテルブルクの白夜。おとぎ話のようにロマンチックな物語です。
2.『高慢と偏見』J.オースティン ~素直になれば、すべてうまくいく~
19世紀初頭のイギリスを舞台に、数人の男女の恋模様を描いたこのお話は、男女のすれ違いを巧みに表現しています。惹かれあっているはずなのに、男は余計なプライドで女を傷つけ、女は思い込みで男を見て冷静な判断ができません。つい「あるある」と頷きたくなる、男女ともに共感してしまうお話です。
3.『若きウェルテルの悩み』ゲーテ ~ひとり悶々と悩む男の物語~
若きウェルテルは婚約者のいるシャルロッテに恋をします。結ばれない恋とわかりながら悶々と悩み、追いつめられるウェルテル。若さゆえに思いつめてしまいますが、ここまでの激しい恋にはなかなか出会えません。だからこそ小説でどっぷりと片思いの世界にひたってみてはいかがでしょうか。
4.『ロミオとジュリエット』シェイクスピア ~争いは、恋人たちの未来も奪う~
悲恋の話として有名な『ロミオとジュリエット』は、恋に狂った男女の悲恋を描いたのではありません。内戦により敵対関係にある2人が恋をし、親族を殺めてしまったがゆえに結ばれない運命をたどってしまいます。戦争は命だけでなく自由な恋愛も奪ってしまうということを伝える一方、軽快なやりとりも多く、悲恋のなかでも読みやすい小説です。
5.『植物図鑑』有川浩 ~ある日突然、イケメンと同居することになりました~
女性向けマンガによくある「イケメンを拾ってしまった」というストーリーからこの物語ははじまります。イケメンなうえに、料理も得意な彼に好意を持ちつつも、どんな人生を歩んできたのかわからない、名前も本名じゃないかもしれない、でも、一緒にいたいから聞き出せない主人公。甘く切ない、女の子の妄想がふんだんに描かれたロマンチックな恋愛小説です。
6.『言い寄る』田辺聖子 ~本気で好きな人にはうまく気持ちを伝えられない~
好意を抱いてくれる男性にまんざらでもない対応を返す主人公の乃里子には、ただ一人、どうしても自分から言い寄れない男性がいました。告白されることは慣れているけれど、告白することはできない……そんな女性の心理を描いた小説です。心当たりのある女性にぜひ手に取ってほしいおすすめの一冊です。