【NHKの先輩社員】報道局取材センター 国際部 記者:古山彰子さん

編集部:はまみ
2017/10/19
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NHKの古山さん

プロフィール:古山 彰子(こやま しょうこ)
文学部卒。2011年に入局し、広島放送局を経て、2016年から報道局取材センター国際部に所属。現在は渋谷・放送センターで世界の動きを常時確認し、NHKニュースとして発信する国際ニュースの取材・原稿の執筆を行っている。担当エリアはヨーロッパと中東地域。

日本で唯一の公共放送として、ニュースや気象情報をはじめ、朝ドラや大河ドラマ、教育など、幅広い分野の情報を視聴者に届けているNHK。誰もが視聴したことがあるのではないでしょうか。今回取材に応じてくださったのは、学生時代の豊富な海外経験を生かし、国際部で記者として世界各地のニュースを届けている記者の古山彰子さん。現在の仕事内容ややりがい、学生時代に打ち込んだことなどについてお話を聞きました。

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社会人編日本にいるからこそ、記者だからこそ、伝えられるニュースがある

今のお仕事はどんな内容?

NHKには世界30か所に海外総支局があり、およそ80人の特派員が駐在しています。私たち国際部の記者は渋谷の放送センターで、各国の特派員が書く原稿や海外のメディアを3交代・24時間体制でフォローし、大きな災害や事件、事故などがあれば東京から直接電話して現地の状況を取材します。それらの内容を読み解き、重要度や緊急性から、NHKのニュースとして報道すべきかどうかを判断します。海外の通信社が配信する記事や映像を情報源とするだけでなく、国連や大学などの研究機関からリリースされている報告書を読み、大きな事件や事故などに関する現地の情報があがっていないかSNSなどをチェックするのも大切な仕事です。対象は日本以外のすべての国と地域で、横断的な視点を持ってウォッチします。

ニュース性のある話を見つけ、意義づけを考えたあとは、デスクに相談して原稿を書きます。できあがった原稿は、NHKを代表するニュース番組「おはよう日本」や「ニュース7」、それにNHKの特派員が中心となってつくる国際ニュース専門の番組BS「国際報道2017」などで放送されることもあれば、ウェブ上で記事として掲載されることもあります。

日々の仕事の中では、担当しているヨーロッパや中東地域の関係者を訪ねる、現地のメディアを見る、書籍を熟読するなどして、地域への理解を深めています。このようなリサーチを日々積み重ねていく中で、深く掘り下げて取材するべきだと思ったテーマについてはデスクに相談して提案し、採用されれば現地に出張して取材することも。例えば去年は、内戦が続くシリアからドイツなどを目指す途中、ヨーロッパの各国が国境を封鎖したことで、ギリシャで足止めになっている難民の子どもたちの教育問題について伝えるため、ギリシャに出張し、リポートを作って放送しました。

一番楽しかった&つらかった仕事は?

新人時代から5年間勤務した広島放送局では、警察や司法、行政、原爆などの分野のニュースを担当しました。事件、事故、災害、裁判、県知事や市長の記者会見など日々取材に追われていましたが、記者である以上、発表ものではない独自の取材も常に求められます。私が広島で勤務していた期間にも、担当する組織内で見過ごすことのできない不祥事が多々ありました。たとえ発表事項でなくても、自分の持ち場の取材先をしっかりと回っていれば、こうした内部の情報も耳に入ってきます。取材先と信頼関係を築き情報をもらえたこと、独自ニュースを通じて不正な行為に真正面から切り込めたことは記者としてとてもうれしかったです。

一方で、ニュースの仕事をしている以上、時には睡眠時間が短くなってしまったり、長時間人を待ったりしなければいけないこともあります。そのぶん仕事が終わったらたくさん寝るなどして体調を調整するようにしています。

今の会社を選んだ理由は?

もともと記者になるなんて考えてもみませんでしたが、転機となったのは大学4年生のときにフランスに1年間、交換留学した際の出来事です。帰国直前、スイスの難民施設でボランティアをする中で、イラクやチベット、パキスタンから逃れてきた難民の方たちと触れ合う機会がありました。そのときに彼らから直接、現地で起きていることを教えてもらったことがきっかけで、「直接の当事国でない日本人だからこそ伝えられることがあるんじゃないか」という気持ちが強くなったんです。そんな思いから、弱い立場の人に寄り添い、社会問題を掘り起こして伝えることができる記者という仕事を目指すようになりました。

就職活動を始めたばかりのときには新聞記者を目指していたのですが、NHKに応募して3度面接を重ねる中で、一人ひとりと時間をかけて向き合い、話をしてくれる面接官の姿勢に好印象を抱きました。また、記者経験のある人事の方と話す機会があり、その方の人柄にふれ「こういう人たちと一緒に働きたい」という思いが募りました。実は私は春の採用試験の最終面接で一度不合格になっています。ほかに受けていた新聞社や一般企業からも内定をいただきましたが、どうしてもあきらめきれず、秋採用に再び応募し、2回目の挑戦で採用されました。

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