スペインのおすすめ観光地20選! 気になる治安や訪れるべきスポットを紹介 5ページ目
スペインのおすすめ観光地16.サグラット・コール教会
カタルーニャ広場からバスで40分ほど、標高542mのティビダボ山の頂上に建っているのがサグラット・コール教会。バルセロナ中心地から見ると、その姿はまるでお城のようです。教会の最も高い場所へはエレベーターで登ることができて、バルセロナの市街地を360度見渡すことができます。山の頂上には、開園して120年のティビダボ遊園地もあります。観覧車に乗って見る街の風景は、趣きがあります。日本では消えつつある、こぢんまりとした遊園地を楽しみながら、バルセロナの風を感じてみてください。
スペインのおすすめ観光地17.ピコス・デ・エウロパ国立公園
スペイン北西の山間部、グリーン・スペインと呼ばれる地域にスペインで最初に設立された国立公園のうちのひとつ、ピコス・デ・エウロパ国立公園があります。その名前は「ヨーロッパの頂」の意味で、園内の高低差は最高で約2500m。上級者向けのハイキングコースもありますが、登山に自信がなくても頂上までケーブルカーで登ることができます。日本のガイドブックには載らない観光スポットですが、スペインの方々の間では避暑地として有名な場所で、山々に囲まれた地域は、真夏でも20度を下回る気温になります。スペインのスイスとも言われる地域で、ゆったりと過ごすのもおすすめです。
スペインのおすすめ観光地18.アルコス デ ラ フロンテーラ
スペイン南端の都市。スペインの白い街の中では、プエブロス・ブランコス(スペイン語でアンダルシアの白い街道)の入り口という位置付けです。バラエティ番組「水曜どうでしょう」でも訪れた街なので、ご存知の方も多いと思います。丘の上の街。青い空と白い壁、これが白い村・白い街と呼ばれる所以です。アンダルシアの白い村では、ミハスが観光地として有名ですが、こちらのアルコスは、ガイドブックにもあまり載らない穴場の白い村。お城や寺院を改造したパラドールという宿泊施設がスペインにはありますが、アルコスにもあって、丘の上の一番高い場所に建っています。テラスからは市街地や平原、サンタ・マリア教会やサン・ペドロ教会が一望できます。白い村の中にある2つの教会は目立ちますが、ここは内装がとても豪華で輝いています。時間がゆるすのであれば、こちらに立ち寄るのもいいでしょう。スペインのおすすめ観光地19.サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂
エルサレム、ヴァチカンと並んでキリスト教の三大巡礼地でもあり、サンティアゴ巡礼の最終地でもあるため、世界中から多くの巡礼者が訪れる場所です。11世紀には建築が始まり、増築や改修が現代になっても行われているため、ゴシック・ロマネスク・バロック様式とその歴史の積み重ねを見ることができます。建物の中にある「栄光の門」には、巡礼者が感謝の祈りを捧げる柱があり、イエス・キリストの家系が彫刻されています。回廊には聖ヤコブの像があり、抱擁して感謝を伝える習慣があります。敷地内にあるヘルミレス宮殿も多くの彫刻で装飾されており、その雰囲気に圧倒されます。スペインのおすすめ観光地20.カルモナのひまわり畑
CMの撮影場所として使われ、日本でも人気の高まったスペインのひまわり畑。アンダルシア地方は地中海性気候で、真夏には40度を超えることもあります。そのため日本よりもひまわりの咲く時期が早く、例年5月末〜6月中旬が満開の時期。その中でもカルモナのひまわり畑はツアーが組まれるほど人気です。天気がよければ、畑一面のひまわりに青い空と白い雲が一望できます。気候によって咲く時期はまちまちなので、確実に満開のひまわりを見たい場合には、ツアーに参加するのがよさそう。もし個人手配の旅行で「ちょっと行ってみたい」という場合には、レンタカーで畑を回り、咲いている場所を探すのが吉。いかがでしたか? スペインには数多くの世界遺産をはじめ、ぜひ訪れたい観光スポットがたくさん点在しています。また、美しい街並みを眺めながら散歩するだけでも、特別な時間を過ごせることでしょう。ここでご紹介した観光地を参考に、スペインのお気に入りの場所を探してみてください。
執筆者:つかさあおい(ナレッジ・リンクス)
学生の頃から趣味だった旅行は、いつしか仕事になりツアーコンダクター歴は15年。日本国内(47都道府県制覇)と海外(12カ国40都市)を旅するように。現在は旅行ライターとしてまだまだ日本人が知らない現地ネタを情報発信中。ディープでおもしろい国内旅行、その土地ならではの海外の歩き方をご紹介します。