就活はまだ先だけどもう焦りが! 就活への不安を解消するには?【あたその大学生お悩み相談室】 2ページ目
早く内定をもらって安心したいがために「どこでもいいから入社したい!」と思う気持ちもわかります。でも、就職って内定をもらうのがゴールじゃなくて、その後に働かなければならないんですよね。最長で40年くらい。人生の半分くらいを仕事に費やさなければならないわけで。「どこでもいいから!」という気持ちで入社してしまうと、働き始めてから上手くいかなくなると思います。もちろん、会社の細かい部分までは働かなきゃわからないけど、でもせめて見える部分だけは納得してから働きたいじゃないですか。
それに、面接官って、年間何十人・何百人と大学生を見ているんですよね。わかってしまうみたいですよ。「こいつ、うちの会社に来る気がないな」ってことが。一回の面接で「この人はうちの社風に合っているか」「長く働いてくれそうか」「役に立ちそうか」とか、いろいろな観点から一人一人を審査しなければならないわけで。志望度が高い人と比べると「なんでもいい」って思っている人ってどうしても熱意に欠けてしまうんですよね。採用する側も、どうせ雇うならやる気のある人がいいのは当然ですし。
あなた自身も、今は「どんな会社でもいい」と思っているかもしれませんが、実際に求人情報を見たり、説明会に出席してみたりすると、「この会社に行きたい!」とか「ここの会社はイマイチだったな」とか、自分の中でも判別するための物差しみたいなものができあがってくると思います。だんだん欲が出てきて。
会社なんて無限にあるから、「どこでもいいや」って思ってしまうかもしれないけど、よく考えてみると、自分のやりたいこと・理想の働き方・希望する福利厚生……なにかしらのこだわりがあるはずです。会社的にも選考で「〇〇だから入りたい!」という欲を見せてほしいだろうし。
全部を叶えてくれる職場を見つけるのは困難だろうけど、「どういう仕事をしたいのか、どんな働き方をしたいのか」を、就職活動が本格化する前に考えてみてもいいかも? 行く道が定まっていたほうが、進むだけでいいから不安もなくなるだろうし。
■まとめ
大丈夫! 就職活動はなんとかなる!
就職活動の準備は、いくらでもフライングスタートができるので、不安が大きいようなら今から始めちゃってもいいかもしれません。今は、「どこでもいい」「なんでもいい」と思っているかもしれないけど、いろいろな会社を比較していると、だんだんと欲が出てくるものです。自分の今の好きなこと、大学で勉強していることを基にして、どんな仕事がいいのかを漠然と考えてみてもいいかも。
でもまぁ、大丈夫……本当になんとかなるから……!
文・あたそ
神奈川県横浜市出身。約9カ月かけて世界を放浪した後、現在ぼちぼちの社畜ブス。安月給。Twitterでの非モテ・容姿に対する自虐、音楽ネタのツイートが人気を博し、現在フォロワー数は70,000人を突破。そのほか恋愛コラム、音楽ライター、バンドのニュースリリース、イベントへのコメント寄稿などでも活躍中。2014年から開催されているトークイベントも3年連続で大盛況のうちに終了。またの名をTwitter界のニュー卑下アイドル。