社会人になると学生時代の考え方や行動が通用しないこともあります。しかし、すべて無駄だということではなく、積み重ねてきた経験が活かされることもあるはずですよね。実際に大学時代の経験が仕事につながったという経験がある人も多いことでしょう。どんな学生時代の経験が社会人の今の仕事につながるのでしょうか？ 実際に働く社会人のみなさんに聞いてみました。

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■仕事につながると思う、大学生のときの経験で大事なモノ・コトを教えてください。
●バイト

・アルバイトで仕事の重要さと責任感を学べた。大学時代のアルバイトがとてもいい経験になったから（男性／34歳／商社・卸）
・バイト先でのいろいろな経験。バイトをすることで、人間関係や効率のよい仕事の仕方などを学べると思うから（女性／46歳／その他）
・アルバイトをする。社会に出てアルバイトすることで、社会を知ることができるし、お金の大切さもわかるから（女性／31歳／その他）
・いろいろなバイトを通してさまざまな社会人と接すること。いろいろな考え方が身につくし、将来の選択肢になるから（男性／39歳／金属・鉄鋼・化学）

●資格取得など勉強すること

・資格をたくさん取得すること。資格を活かして仕事することができている（男性／39歳／学校・教育関連）
・自分のやりたい仕事に関する資格を取る。資格を取れば自信につながるし実際の仕事に役立てばいうことないと思う（男性／50歳以上／食品・飲料）
・資格の勉強。持っていると一定の信頼が置かれると思うから（男性／34歳／商社・卸）
・英語を勉強すること。英語はできて当然の世の中になっている（男性／50歳以上／運輸・倉庫）

●人間関係や人とのコミュニケーション

・人のつながりを大切にすること。社会人はつながりで人脈を広げていけるから（男性／33歳／運輸・倉庫）
・人間関係コミュニケーション力。いろんな年齢層と付き合える（女性／49歳／小売店）
・人間関係。人間関係を大切にすれば輪が広がり、仕事の役に立つから（女性／24歳／金属・鉄鋼・化学）
・アルバイトでいろいろな人と出会うこと。対人スキルやコミュニケーション力が身に付くから（男性／39歳／金融・証券）

●興味があることや専門外のことでもやってみる

・好きなものを見つけておくこと。仕事でもプライベートでも役に立つから（女性／28歳／その他）
・興味があることに積極的に取り組む。いろいろとできる時期だから（男性／41歳／情報・IT）
・学生のうちにしかできないことがあるので積極的にやってみたいことはチャレンジしたほうがいいと思う。社会人になると時間がすくなくなるから（女性／33歳／人材派遣・人材紹介）
・専門外のことも含めて勉強すること。勉強はデスクだけではなく、実地・実践を通じても深めること。実地・実践すれば仲間とのつながりは後から付いてくるから（男性／50歳以上／学校・教育関連）

●その他

・病院実習。技術系なので、現場での体験が一番の刺激（男性／49歳／医療・福祉）
・社会人としてのマナー。報連相など。仕事を進めるうえで報連相は役に立った（男性／47歳／金融・証券）
・旅行をして自分の知識を増やす。知識が増えることでアイデアも増えるので（女性／36歳／その他）
・主体性を持つこと。自ら動かなくてはいけないから（女性／50歳以上／情報・IT）

バイトでの経験が仕事につながったという意見が多くあがっています。多少なりとも働く経験を持つことで、責任感や仕事の仕方など学んだのでしょう。バイト経験を持つ人は、ある程度仕事に向かう心構えができている様子がうかがえました。

いかがでしたか？ 専門分野の資格はあれば役に立つはずですし、頑張った努力も自信につながるでしょう。専門外のことでもいつどこで役に立つかはわかりませんから、自由がきく学生時代にさまざまな経験をしておいて損はないのかもしれません。また、人と良好な人間関係を築けていることやコミュニケーション力があることも、違った面で社会人としての将来につながりそうですね。後悔がないように今のうちから興味があることに挑戦してみてはいかがですか？

文・学生の窓口編集部

マイナビ学生の窓口調べ
調査期間：2017年8月
調査人数：社会人男女298人