【明治の先輩社員】コミュニケーション本部 広報部 広報グループ:池谷知世さん 2ページ目
▲競技ダンスの大会に出場した際の池谷さん(写真右)
池谷さんのガクチカ(学生時代一番力を入れていた活動)は?
学生時代に力を入れたことは、部活とパン屋でのアルバイトです。子供の頃からピアノを習ったり、吹奏楽部に入ったりと音楽に関わることが多かったのですが、大学に入った際に競技ダンス部を知り、「あ、ダンスはまだやったことないな」と思って入部しました。競技ダンスは大学から始める人がほとんどなので、練習すればするほど上手になるというのもよかったんだと思います。
いざ入ってからは尋常ではない厳しさの練習に、入部当初は何回辞めたいと思ったかわかりません(笑)。でも、必死になって練習を重ね、とにかく最後まで4年間続けることができました。
部活としての練習は基本週2回なのですが、その他にもスクールに通ったり、練習場に行ったりという自主練を行うのが当然。だから、結局ほぼ毎日のようにダンスの練習をしていましたね。放課後にゆっくりバイトをする時間もなくて、結局早朝にできるパン屋のアルバイトをしていました。
仕事で役立っている大学生時代の経験は?
やはりこれも部活で得たことが一番大きいですね。競技ダンスには、「フォーメーション」と言って、カップルが8組ぐらい出場して、いかに全員の動きが揃っているかを競う競技があるんです。ミスをするのがよくないのはもちろんですが、誰かが飛び抜けて上手に踊って、目立ってしまってもNG。この競技を通して、身をもってチームワークの大切さと難しさを学びました。
それから競技ダンス部には独特の文化があって、自分より2学年上の先輩を「親の世代」として、「親」が2学年下の「子」を育てると決まっています。子が負けたらそれは親の指導力不足のせいになりますから、責任重大です。年に2回1週間ある合宿では、親世代は後輩の指導が終わった深夜から自分たちのダンスの練習をするという厳しいスケジュール。そんな肉体的にも精神的にもハードな環境を乗り越えたことによって、根気強さやハングリー精神が養われ、今の仕事に役立っていると感じます。ダンスでは、「誰よりも上手にステップを踏めるようになりたい」とか、「試合で勝ちたい」という気持ちを持つことが大事でしたが、仕事をするようになってからは、他人に勝つというより、自分に勝つという感覚になったかもしれませんね。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
学生時代を振り返ると、「あんなに時間があったのに、なんて無駄に過ごしてしまったんだろう」と思うことがあるんです。私は部活に力を注ぎましたが、もっとやれることはいろいろあったんじゃないかなとも思います。もちろん勉強も大事ですが、いろいろなことに興味を持って知見を広げれば、必ず就活にも役立つはずです。
私の経験から言えば、先輩など社会に出て働いている人にもっと会って話を聞いておけばよかったと思います。私の学部からは食品業界に就職した人を探せなかったので、その反省も含めて、学生のみなさんにはいろいろなツテを辿って、多くの人に会うことをおすすめします。
学生時代、部活に力を入れたと言う人はめずらしくありませんが、池谷さんが所属した「競技ダンス部」の上下関係、練習や合宿の厳しさは、なかなか体験できるものではないような気がしました。当時の経験を明るく語る池谷さんからは、学生時代に困難を乗り越えたからこそ、今どんな仕事がやってきても動じないという自信が感じられるのではないでしょうか。
趣味:映画鑑賞、子どもと公園などを散策、ダンス
特技:ダンス
就活で受けた企業数: 30社程度
就活で志望していた業界:食品(健康)・ブライダルなど
現在の会社の魅力:赤ちゃんからお年寄りまであらゆる世代の方に、食と健康に関わる商品を提供できること。また、人があたたかいところ。
文・写真:イマーゴ
取材協力:株式会社 明治