【JTBグループの先輩社員】株式会社JTBグローバルマーケティング&トラベル:根岸貴紀さん 2ページ目
根岸さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?
▲学生時代の根岸さん
「修士論文」ですね。1年半くらいずっと取り組んでいました。先生に研究の進捗を見てもらえるのが3カ月に1度くらいのペースでしたので、3カ月の間に必死になって研究し、その成果をまとめてようやく見てもらえるのですが、それでも何度もダメと言われ……。「この3カ月なんだったんだろう」とかなり落ち込みました。それを3カ月ごとに繰り返し、最終的には認めてもらえました。朝から晩まで答えのないものをずっとやっているような感覚で、本当に大変でした。今でも夢に見るくらいです。ゼロから成果物を生み出す経験は、苦しかったですけど、得るものも多かったですね。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
修士論文の経験から得た「最後までやりぬく」という強い気持ちが今も活きています。今の仕事でも、提案したものが採用されないことも多いですが、それでも諦めずお客様目線でよりいいものを考えて粘っこく提案する姿勢がとれるのは、そのときの経験が活かされていると思いますね。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
就職を先に考えてしまって、「就職するためにいろんな経験をしよう」という考えの人が多いのですが、そうではなく「自分が楽しいこと」をやるべきだと思います。就活のための経験より、楽しいからやった経験のほうが説得力がありますし、社会人になって人と話すときも、「自分はこういうことやってきました」と、胸を張って話せます。もっと楽しまないと、疲れちゃうと思いますから、もっと自由に、自分の好きなことに精一杯取り組むのがいいですね。
インバウンド事業の中でも、重要度の高い国際会議や学会の業務を担当している根岸さんですが、それだけに難しいオーダーも多く、中には何度提案しても断られることも。それでも心が折れずに提案し続け、最後には成功を勝ち取ることができるのは、学生時代の修士論文執筆で磨いた強いメンタルがあるからこそでしょう。
趣味:おいしい食事とお酒を探すこと。
特技:早寝
就活で受けた企業数:6社
志望していた業界:旅行業界、総合商社、自動車業界
今の会社の魅力:お客様と喜びをわかち合えること。
文:中田ボンベ@dcp
写真:佐藤登志雄
取材協力:JTBグループ