【資生堂ジャパンの先輩社員】コスメティクスブランド事業本部:水戸部志歩さん 2ページ目

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学生時代編留学で「違いを認めること」を学ぶ

水戸部さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?


                     ▲学生時代の水戸部さん

大学時代に一番力を入れていたことは「留学」です。大学選びの際も、留学目的で関西外国語大学に入学しました。通常は3年生の夏から4年生の夏までの1年間の留学なのですが、頑張っていい成績を残せば、2年生から1年間の留学に行くことができる、というプログラムがありました。その場合は3年生の就活に間に合わせることができるので、「何とかして2年生のときに行きたい!」と大学入学直後から英語と、選抜試験の勉強を必死に頑張りましたね。その結果、2年生のときに留学することができました。

留学はイギリスに1年間でしたが、相当勉強をしたつもりだったものの、いきなり入国審査で言葉が聞き取れず、かなり落ち込みましたね。マイナスからのスタートで、トラブルも多く、最初の3カ月はずっと沈んだままでした。ただ、イギリスはいろんな人種の人がいて、文化も多様です。その中で「違いを認めること」を学び、それによって自分の中の世界が広がったと思います。

仕事で役立っている大学時代の経験は?


仕事をする上では、いろんな役職や立場の人がいて、それぞれ物の見方や考え方が違います。例えば本部で方向性を決める私と、現場で販売を担当する人では考え方が違うのが当然です。ただし、そこで自分の考えを押し付けてしまうと、相手の理解を得られません。ですので、相手の立場になって、いろんな考えた方をすることを意識しています。そうした「相手のことを考える力」は、留学を含め、大学時代に学んだことです。

あとは、アルバイトですね。大学時代は家電量販店の店頭でティッシュ配りをしたり、マイクアナウンスをしていましたが、そこで得た「度胸」は社会人になって役立っています。また、店頭での仕事を経験したことで、「店頭でどんなことをするとお客さまに興味を持っていただけるか」を考える際にも役立っていますね。

就活前にやっておいたほうがいいことは?


私自身後悔しているのは、「大学時に資格を取得しておけばよかった」ということです。外国語大学だったので、英語系の資格は取得しましたが、他に社会人生活を送る上で有利に働くような資格を取らなかったことを後悔しています。将来の仕事の幅や可能性を広げるという意味でも、時間のある大学生のうちに、いろんな資格取得にチャレンジしてほしいですね。


店を個別に担当するのではなく、店舗すべての方向性を考える本部窓口の仕事を担当する水戸部さんですが、自分の考えや提案が全国に広がるというやりがいがある反面、大きな責任感も伴います。そのために、自分の考えを理解してもらえるよう、いかにうまく伝えられるかを意識して取り組まれているとのこと。そこには、イギリス留学などで身に付けた「考える力」が生きているのでしょう。

DATA

趣味:旅行
特技:英会話
就活で受けた企業数:8社
志望していた業界:広告、PR、メーカー
今の会社の魅力:化粧の力を通して人々の生活を彩り豊かにできること

文:中田ボンベ@dcp
写真:佐藤登志雄
取材協力:株式会社資生堂

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