【博報堂DYメディアパートナーズ の先輩社員】株式会社博報堂DYメディアパートナーズ :高田博太さん
2014年博報堂DYメディアパートナーズ入社。テレビスポット&エリアビジネス局メディアAE。
雑誌や新聞の広告やテレビCMなど、広告業務を主に手掛ける『博報堂DYグループ』は、多くの学生が憧れる人気企業の一つです。将来広告業界を目指している人の中には、就活で博報堂DYグループを受けようと思っている人もいるのでは? そこで今回は、博報堂DYメディアパートナーズで働く先輩社員である高田博太さんに、博報堂DYメディアパートナーズに入った経緯や、現在の仕事内容、また学生時代について伺いました。
今のお仕事はどんな内容?
現在は、博報堂DYグループの一つである博報堂DYメディアパートナーズで、メディアAE(アカウントエグゼクティブ)という仕事をしています。メディアAEは媒体社(テレビ局や出版社など広告を掲載する事業者)の窓口となり、スポンサーとの間に立って交渉や調整を行う仕事です。その中で私は、テレビ局とのやり取りを担当しており、テレビ局が持っている「CMの枠」にどのスポンサーのCMを入れるのか、順番はどうするのか、また尺はどのくらいにするのかなどの交渉を行っています。
具体的には、企業側からCMを出したいというオファーを受け、金額面などの希望を聞き取り、それをテレビ局に伝える。そして今度は、テレビ局側の要望をスポンサー側に伝える……というキャッチボールを行います。このキャッチボールを実際にCMが放送される数カ月前には終わらせ、放送に向けて準備を行うという流れで仕事をしています。
ほかに私が所属している部署は、テレビ局が持つコンテンツを生かした企画を考えるのも仕事です。私もアイドルが出演するテレビ局のイベントの中で、アイドルグループそれぞれにスポンサー商品の宣伝隊長になってもらい、商品をアピールしてもらうといった企画を立てました。CMの枠を埋めるだけでなく、こうした自分発信の仕事もできるのが、この仕事の面白いところです。
また、現在は5つのテレビ局とのやり取りを担当しており、各テレビ局とのやり取りは全て私が担っているため責任は重大です。私が何かのミスで情報を止めてしまうことは絶対に避けないといけませんから、そうした意味では緊張感を持って日々仕事に取り組んでいます。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
この仕事をやっている中で一番楽しい、そしてうれしい瞬間が、スポンサーやテレビ局など「顧客から感謝されること」です。難しいお願いをされることも多いのですが、それがそのまま通るというのはなかなかなく、時に難しい交渉を行うこともあります。そんな交渉を成功させることができた瞬間は、とても喜びを感じます。また、成功することで「信頼」を得ることにもなり、そこで得た信頼が次の仕事につながり、難しい仕事を成功させる鍵にもなります。自分の頑張りで「信頼のサイクル」が作れることは非常に楽しいですね。
「つらい」という意味では、スポンサーとテレビ局の調整役ですので、「板ばさみの立場」ならではの難しさが挙げられます。先ほどの「楽しいこと」でも挙げましたが、難しいお願いである場合、双方が最大限納得できる形で進めるのですが、そうした場面では、板ばさみのつらさを味わうこともありますね。もちろん、お互いが納得するポイントをしっかりと把握し、うまく交渉を行うことでその仕事を成功で終わらせることができれば、それは大きな経験になるのは言うまでもありません。
今の会社を選んだ理由は?
就活の際は、広告会社や総合商社など、「人が資産」である業界で働くことを希望していました。就活では15社ほど受けましたが、その中で博報堂DYメディアパートナーズを選んだ理由は、就活のOB訪問で社の人間に会った際に聞いた話の内容が、「自分の理想に非常にマッチしていた」からです。ありきたりな理由ですが、実際にそこで働いている人の考えや意識が、自分の考えや理想と合う・合わないは大事だと思います。
また、会った人の数は全部で40人ほどでしたが、その中で博報堂DYグループの社歴の長い人にも話が聞ける貴重な機会があり、そこでは「今までやった仕事の成功例」や、説明会で聞きにくい待遇面の話なども包み隠さず話してくれました。その印象も強かったですね。