「立教大学聖歌隊」ってどんな活動をしているの? 元・聖歌隊員に聞いた【学生記者】
(立教大学クリスマスツリー)
こんにちは、立教大学文学部4年の由希子です。
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私は以前、立教大学の聖歌隊に所属して活動していました。現在はすでに引退しているのですが、現役の頃に周囲の友人からこの「聖歌隊」という団体について、何をやっているのか質問されることが多かったです。確かに聖歌隊という存在は、日本ではあまり身近なものではないですよね。
そこで今回の記事では、立教大学の聖歌隊について紹介します。活動内容などについて知ってもらい、聖歌隊というものを少しでも身近に感じていただければ幸いです。
1.聖歌隊って何をしているの?
聖歌隊の主な活動は、大学のチャペルで行われる礼拝で歌うことです。どんな曲を歌っているのか、まず実際に聞いていただくとイメージが付きやすいと思うので、この動画をみてください。
この動画で歌っている曲のように、キリスト教に関する内容の曲を歌っています。穏やかな曲から、激しめな曲まで、レパートリーはさまざまです。礼拝に来ている人全員で、オルガンに合わせて歌ったり、聖歌隊員のみで歌ったりなど、立教で行われる礼拝では頻繁に音楽が奏でられます。その場の全員で歌う場合には、楽譜を読めない人でも歌えるように、聖歌隊がしっかり歌ってリードすることが必要です。また、聖歌隊のみで歌う場合には、礼拝に来て祈っている人の気持ちを支えられるように演奏します。季節ごとに、礼拝で演奏されるべき曲の内容も決まっていて、時期に合わせた選曲がされているのです。
2.どんな人がやっているの?
メンバーは立教大学の学生です。みんな、学部などはバラバラで、聖歌隊に入る前に何をしていたかもさまざま。音楽経験が全くない人もいますし、一方で高校までは合唱部に入っていて、大学でも歌うことを続けたいという理由で聖歌隊に入る人などもいます。私自身は、高校時代に空手をやっていたので、大学に入って随分と路線変更をしたなあ、と自分でも思います。
学生の入学・卒業に伴ってメンバーが変わっていくので、年によって少しずつ歌声が変わってくることもおもしろいです。基本的には、若くてエネルギッシュで、歌うことが大好き!という思いにあふれた歌声です。
3.その他の活動について
礼拝で歌うこと、そのための準備として練習をすること以外にも、年に2回コンサートを行ったり、チャペルでの結婚式で歌ったりすることも、聖歌隊の主な活動です。12月には、立教大学のクリスマスツリーのイルミネーション点灯式などでも歌います。
長期休みは一週間ほどの合宿に行き、それ以外の基本的な活動はお休みです。また、数年に一度、イギリスに行って現地の礼拝で歌ったり、コンサートを開催したりもします。
■まとめ
立教大学聖歌隊の活動について、簡単に説明をさせていただきました。私自身にとっても、この聖歌隊で歌っていた経験は特別なものです。指導者の先生やオルガニストの先生など、尊敬する方々の指導のもとで、信頼する仲間と歌っていた日々はとても幸せでした。立教大学のチャペルで行われている礼拝やコンサートなどは、立教大学の学生でなくとも誰でも参加できるものなので、ぜひ一度、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか?
文・由希子