実録! 4年間で250単位以上を取得した3人の大学生【学生記者】
こんにちは!横浜国立大学の山Dです。
▼山Dさんの書いた記事一覧
https://gakumado.mynavi.jp/student_reporters/299
前回、実録!単位不足で卒業できなかった大学生3人のリアルボイスという記事を書きました。
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/42953
大学生活を送る上で単位取得は大事ですよね。しっかりと単位を取りきって、卒業しないといけないですからね。一方で、世の中には単位を通常よりも多く取っている学生たちもいます。今回は4年間で250単位を超える単位数を取得した3人の大学生を紹介していきます。
◆3人の大学生についてそれぞれ紹介
一般的に、4年制大学では卒業には130前後の単位数が必要だといわれています。そう考えると250単位というのは、卒業に必要な単位数の倍近く単位を取っているということになりますよね。いったい彼らはどんな学生で、どんな大学生活を送っていたのでしょうか。一人ずつ紹介していきたいと思います。
---文武両道なオールラウンダーKくんの場合---
◆成績優秀なスポーツマン
まず紹介するのは私の友人、Kくんです。Kくんは4年間で256単位を取得しました。普段からまじめで勤勉なKくんは、いわゆる文武両道タイプの学生で、勉強からスポーツ、お笑いまでなんでもこなしてしまうオールマイティな人間でした。運動系サークルに所属し、1年生から大会にも出場。運動神経もよく、体育の授業でも大活躍なKくん。趣味は水泳で、授業の空きコマには近くのプールに泳ぎにいくというスポーツマンぷりも発揮していました。
一方で、成績も優秀で成績優秀者として奨学金をもらうなど勉強にも力をいれていたKくん。文武両道という言葉が彼にはぴったりでした。加えて、高校時代の友人と地元のホールを貸し切って、お笑いライブを開催するなどプライベートも充実していました。勉強にも運動にもプライベートにもしっかり取り組む、まさに模範のような学生でした。
◆在学中に資格課程で教員免許と司書資格を取得
そんなKくんは大学在学中に教員免許を取得するための教職課程と、図書館司書になるための課程を履修し、卒業までに必要な授業を全て取り切りました。教育実習にも3週間行っており、彼は教員免許も持っています。図書館司書講習も受けているので、図書館司書として図書館などで働く資格ももっています。
実は大学によっては資格課程というものが設置されていて、理工学部でも建築学部でも経済学部でも、教員免許を取得することができます。学部によっては図書館司書や学芸員(博物館で働くになる資格)も取得することができるのです。教育学部ではない学部でも教員免許を取ることができるわけですね。
ただ、その場合は所属学部以外の開講科目も履修し、単位を取る必要があります。Kくんは教育心理学や憲法、学校教育法や図書館学A、図書館経営論などのような所属学部の開講科目ではない資格課程開講科目といわれる科目も履修していたため、人よりもやや多い単位数を取得した状態で卒業することになったのです。
彼が通っていた大学の資格課程の制度は、所属学部の開講科目ではない単位に関しては、年間の取得単位数の上限に適応されないため、通常だと年間で46単位くらいが取得上限単位数なのですが、この制度を利用すれば年に何単位でも取れるのです。Kくんは1年次、2年次には年間70単位ほど履修していたそうです。Kくんが4年間で256単位もの単位数を取得することができたのはこういうカラクリがあったわけです。
---成績が優秀すぎる好青年Hくんの場合---
◆趣味は読書な勉強家。学業も就活も躍動
続いて紹介するのも私の友人、Hくんです。Hくんは4年間で取得した単位数は258単位。総取得単位数の多さもさることながら、Hくんのすごいところは異常なほどに高い成績でした。
彼はもともと、とても賢くて成績も優秀でした。Hくんのクラスメイトに話を聞いたところ、Hくんは休み時間や授業の空きコマも暇さえあれば本を読む読書家で、まさに「趣味は読書」な学生だったそうです。そんなHくんもさきほど紹介したKくんと同様に、成績優秀者として大学から奨学金をもらっていました。学年で成績上位者になると表彰されたり、奨学金をもらえるのですが、Hくんは毎年それにランクインをしていたのです。
何をやっても優秀すぎるHくんは就職活動でも躍動していました。見た目も中身も好感がもてる好青年なうえに勤勉なHくんは、複数の有名企業から早期内定をもらうなど企業からも引っ張りだこでした。何をやっても優秀すぎる彼には嫉妬すら覚えますね(笑)。
◆1学年1000人いる学部の中でTOP5の成績
なにより驚いたのが、Hくんの通っていた大学の卒業式で、1000人を超える学生を代表して花束をもらう役をHくんが担当したということです。Hくんの友人からその話を聞いたのですが、話を聞いたときは衝撃を受けました。証拠写真も見せてもらったのですが、そこに写っていたのは学生代表として記念品を授与されているHくんの姿。Hくんが通う大学で学生代表をするということはつまりは、学年トップ5の成績優秀者だということを表しているとHくんの友人からは教えてくれました。すごい、すごすぎるよHくん。
私が通う横浜国立大学のような比較的、1学年の人数が少ない国立大学で成績優秀者になることもすごいことですが、Hくんの通っていた大学は1学部1000人以上いるようなマンモス校です。成績優秀者(学年トップ5以内)になるのは並大抵のことではないはずです。まさにHくんの優秀さを物語っているエピソードでした。
そんなHくんもKくんと同様、在学中に資格課程科目を履修し、多くの単位を取得していった結果として最終的には258単位を取得して、大学を卒業しました。Kくんと同じく、教職課程と司書課程を履修していたHくん。教育実習にも行っているので教員免許も取得していますし、図書館司書講習もうけているので、図書館司書として働く資格も得た状態で、社会に飛び立って行きました。