宇宙業界で働きたくなる! 宇宙就活実行委員会が選ぶおすすめ映画&書籍3選【学生記事】
こんにちは、宇宙就活実行委員会・広報の村上です。宇宙就活とは、「働く場として宇宙を考える」をコンセプトに「宇宙就活」という宇宙業界に特化した就活イベントを開催している団体です。文理問わず全国各地の大学生、大学院生によって構成されています。
突然ですが、みなさんは宇宙業界に対して、どんなイメージを持っていますか? もしかしたら漠然としたイメージはあるけれど、具体的にどんな仕事があるのか想像がつかないという人も多いかもしれませんね。今回はそんな方々に向けて、「宇宙就活実行委員厳選の映画・書籍」をご紹介します。宇宙業界の魅力を深く理解する上で役に立つこと間違いなしです!
◆HAYABUSA BACK TO THE EARTH – 帰還バージョン (映画)
http://www.live-net.co.jp/hayabusa-movie/
小惑星探査機「はやぶさ」の7年間に渡る軌跡を描いた映画はいくつか公開されています。
はやぶさは宇宙系のニュースでも大きく話題になったのでご存知の方も多いかもしれませんが、今回はその中でも全編CG映画であるHAYABUSA BACK TO THE EARTHをご紹介します。
●あらすじ
2003年、日本は小惑星探査機「はやぶさ」を打ち上げました。はやぶさの目的は小惑星「イトカワ」に着陸し石を採取して地球に持ち帰ることです。20億kmの旅の末、2005年にいよいよイトカワへ着陸を試みますが、未知への着地は思い通りにはいきません。はやぶさは無事に地球への帰還を果たせるのか。数々の困難に立ち向かい、太陽系誕生の謎を探るはやぶさの旅が臨場感あふれるCGで描かれます。
●おすすめポイント
この作品は、探査機はやぶさが擬人化されて描かれており、はやぶさの孤独感などをより身近に感じることができます。また、はやぶさのミッションの意義や科学的成果などが紹介されており、イオンエンジンやスイングバイなどの重要な用語などもわかりやすく解説されています。僕も日本の宇宙探査について具体的なイメージを持つことができ、日本人としての誇りさえ覚えました。今後の日本の宇宙開発に大きな希望を与えたはやぶさを見事に描き切った作品です。
◆HAKUTO、月面を走れ――日本人宇宙企業家の挑戦 / 袴田武史 (書籍)
https://team-hakuto.jp/
上に掲載した、『僕らはみんな宇宙兄弟だ。』というセリフが印象的なauのテレビCMでも話題になっているHAKUTO・袴田氏の月面プロジェクトに関する書籍です。
●内容
世界初の民間による月探査レースに日本から唯一参加するチームである「HAKUTO」。著者はHAKUTOのリーダーとしてだけでなく、若い企業家として宇宙をビジネスの場と捉えています。世界のチームに勝つためには何が必要か。宇宙を舞台にした企業展開はどのように実現できるのか。その奮闘の記録です。国のプロジェクトとして宇宙を捉えると、予算や結果の面で腰が重くなりがちになってしまいます。そこでフットワークの軽い民間企業が今後宇宙ビジネスを引っ張っていくことが今後予想されます。
●おすすめポイント
今後の宇宙開発をビジネスの場として具体的に捉えていて、いままで夢のようだった宇宙をより身近にイメージすることができます。大胆な行動力と斬新な発想を持った著者の姿勢に見習うことも多いので、宇宙業界に関係のない人にもおすすめ一冊です。